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気持ちばかり焦るときに思い出す20年前にタスマニアで教えてもらったこと

こんにちは!
英語コーチ ながきれいか です。


ここ数日noteで色々な記事を
読んでいると

「2024年すでに1ヶ月が終わりました」

という文言に触れることが多い。
たぶん心のどこかで私自身が
「1ヶ月たった。早いな」と感じているから
アンテナに引っかかる言葉。

誰にも急かされてないのに
あれやこれや色々やる事がある状態に
心が翻弄されてしまいます。

どちらかというと
どんどん先々やりたくなる
せっかちな性分ですが、それが頭の中で
勝手に加速して大して忙しくないのに
気持ちがどんどん焦ってしまうことが
しばしばあります。

PCの前に座っていても
なんか胸がドキドキする感じです。


そんなときによく思い出すのは、
オーストラリアに留学した当初のこと。
20年以上前になりますが
タスマニア大学の大学入学準備コースに
入ったばかりのころ。

分かっていたつもりでしたが
「大学入学準備」コースなので
英語うんぬんはクリアした状態で
授業も進むし、宿題もでるし。
頭の中は毎日てんやわんや

家に帰ってもベッドに横になっても
胸がドキドキしていました。

「全然分からないの〜」と
周りの人を巻き込んで助けてもらう術もなく
1人、図書館で勉強はしてるんだけど
気持ちがソワソワしていました。

「大学留学した」というと
さぞ外交的で社交的な若者だったと
思われますが、そんなことは決してありません。

私の場合はむしろ日本で
「心穏やかに、うまくやっていくのは難しい」
と感じたから海外留学をしたタイプです。


話を戻して、、、
サイエンス系の学部に進学予定だったので
生物、化学、数学、アカデミック英語などの
授業を受けていました。

どの教科書も内容を学ぶ以前に
ひたすら知らない単語ばかりを
目の当たりにする日々。

染色体 = chromosomes
分子 = molecules
触媒 = catalysts

もちろん今まで聞いたことがある単語や
高校で習った内容もあるけど
とにかく多くて覚えられない。
でも単語の意味が分かれば
教科書が読めるようになるはず。

「とにかく単語力だ」

そう思い、まず思いついたのが
単語帳が必要だ!

でも残念ながら
タスマニアには日本の単語帳なんて売ってない。

「どうしよう…」

と思っている間にも
6ヶ月のコースは先に進んでいきます。


そんなとき生物の授業で
動物の分類について学びました。

脊椎動物、節足動物、
哺乳類、爬虫類
など。

流暢な英語を話していた他の留学生たちにとっても
さすがに新しい知識だったようで
みんな覚えることに苦戦していました。

すると先生が

「専門用語を覚えるのに1番良い方法はなんだと思う?」

とクラスに問いました。

この後の記憶が曖昧なのですが
確か、みんなキョトンとしていたと思います。

先生が教えてくれたのが

オリジナルの単語ノートを作ること

自分が知らない専門用語を書き出して、
教科書からの情報を読み取ったり、
辞書で調べたりして
「自分なりの定義」を作る。

1つずつ調べて考えて、時間はかかるけど
「自分なりの理解」をして
それを貯めていく。


動物の分類から作り始め、
他の科目で出会った単語も
どんどん書き足して
オリジナルの単語ノートを作りました。


ただ毎日、淡々と

「この単語はノートに入れる価値がある」と判断したら
調べた意味を自分なりに理解して
ノートに書き込んでいく。

前に書き込んだ単語も
振り返った時に「自分なりの定義」が
変化することもある。


1つずつ丁寧に。

このオリジナル単語ノートのおかげで
焦りとか胸のドキドキとかが
少しずつ減っていったと
今でも、あの生物の先生に
感謝しています。


気持ちが焦るときほど、
1つ1つ、必要なことを見極めて
自分にとって大事なことを
自分の頭を使って理解して、重ねていく。

私の語彙学習の原点は、ここ。

「単語帳をやっても覚えられない」
「記憶力がないから無理」

そんな人にこそオリジナル単語ノート。

焦らず自分だけの英語の単語を
貯めていきたい。

作り方は簡単、
必要なものはノートとペン


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