【不定期連載.Vol,5 紅麗】コロナ時代のフェティシストたち
Vol.1〜4までのアーカイヴはこちらから読むことができます。
是非読んでくださいね。
第5回は札幌を拠点に全国的な活躍をしているフリーランスドミナの紅麗さん。
悶々とする日々、やり場のない衝動。彼女たちは何を思い、何を考えたのか。
①コロナの時代、貴女のSM観、フェティシズム観にどんな変化がありましたか?
紅麗:
今あることが、当たり前だと思うな。
という気持ちが自他共に対して沸いた感情でした。
確かに見えないウィルスへの恐怖から行動を制限(最初の緊急事態宣言の時は本当にそれが強かったのでは)することになったわけで、真っ先に性癖を充たす行為(SMやフェチを充たす行為)を削った人達もいたけれど、私も含めこの世界じゃ無ければ生きて行けない、この世界があるから生きていけるといった自分の存在意義にかかっている人もいる。
そんな事も考えたりせずに行動することに対して否定的な人もいて、悲しく感じたし、生きていく術が他にある人からすると仕方がない事なのだとも感じた。
ただひとつ。
私達SMを生業としている限りは、必要とされてる事が大前提で。
貴方の女王様が永遠の存在であると思っていてはダメよと囁きたくなったわ。
自分の変化で言うと、会いたい人には会っておかなければ!だったし、学びたいなら今学ぶべき、行動しなければ後悔する!と以前にも増して強く感じ、他人からどう思われようと強い信念を持って行動してきたコロナ禍だった。
そしてそうしてきて良かったと、今本当にそう思う。
②コロナ禍だからこそやりたいと思うプレイを教えて下さい。
紅麗:
今こそ大好きなトータルエンクロージャーでのサイレントプレイを!!
後はガスマスクを使ったブレスコントロールをもっと皆さんと共有したい。
③なにか一言あればお願いします。
ハジメマシテ紅麗です。
なかなか先の見えてこない状況の中生活する私達。
悪いことや嫌な事も沢山あるでしょう、そしてあったでしょう、悲しいことも。
そんな中、自分の中に確固たる譲れないもの、本当に必要としているものもハッキリと認識する事にもなったのでは?
もしあなたの中にハッキリとこちらの世界の必要性や興味があることがわかったのなら、一歩踏み出しましょう、私はいつでも受け止めるわ。
日常があるからこその背徳感の心地よさを貴方にも。
++++++
今回のフェティシストさん
●紅麗(くれい)
SM歴15年以上。
長くM性感店やSM店に在籍後、2020年4月よりコロナ禍でフリーランスミストレスとして独立、現在は札幌を拠点に全国でセッションを行う。
対象は18歳以上のセクシャルフリーで国籍もフリー。
厳格な調教から甘美で淫美なプレイまで幅広く行う一方、様々なフェチプレイも行う。
特に好きな行為は五感のどれかを奪った状態でのセッションやBCP、緊縛、ラバーセッション、人間便器調教、疑似メディカルセッション。
blog ハナハノニアルヨウニ
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ご予約、お問い合わせは紅麗オフィシャルサイトへ。
紅麗オフィシャルサイト
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『始まるのを待ってはいけない。
自分で何かやるからこそ何かが起こるのだ。
ーー谷崎潤一郎』
次回は、フェティシストの蟹まぐろさんです。
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