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母にかわいいと言われずに育った子の心の癒し方


こんにちは、れいこです。横浜に引っ越してきて1年、夫とは結婚当初よりなんとなく仲良くなった気がしながら息子とたくさん笑い合って、自分の交友関係もできて穏やかな日々です。


さて、そんな私は先日31歳を迎えました。高校生のときにイメージしてたような大人にはなれていないし失敗ばかりでめそめそな過去もあります。



その中で一つ、とても強いコンプレックスがありました。それは容姿についてです。


幼少期の親子関係に原因があるのではと感じており、特に母から容姿について認められなかった子どもは傷を抱えたままなのかなと。そして今日は自分の体験を基にそこの癒し方を考えていきます。



世の中は美しい人ばかりだ

女性でも男性でも容姿のことって気になりますよね。輝きのある芸能人たちが毎日テレビで当たり前に笑っています。今の時代ならYOUTUBEにもそんな人はたくさんいるし、気になる部分があれば加工して少し良く見せればいい。そんな価値観が当たり前になってきたように思います。


私が若い頃は加工なんてものはなくコンプレックスはメイクやファッションでどうにか誤魔化すしかできませんでした。友達を見ては可愛くて羨ましいなと落ち込み、鏡を眺めては面長で顎が大きくて頬が高くて、体に対して頭が大きい顔も手足が短い体も全てバランスの悪い自分が本当に嫌いでした。


もっと可愛く産まれてたら。
きっと人生違っただろうに。


整形したい、可愛くなりたい。なんで自分は可愛く生まれなかったんだろう、と製造元である親を心の中でたまに責めて、でもそれよりも自分のことをもっと責めていました。


しかし、そもそもなぜそんな悩みを抱えてしまったのでしょうか?



あ、私かわいくないんだ

私には耳にタコができるくらい聞いた言葉があります。それは、こんな母のぼやき。


「お母さんに似れば可愛かったのにねぇ。」


お父さん似だね、とよく言われて生きてきました。父はどんな雰囲気かというと眉毛がごんぶとでしていつも同じような服、友達もいないし決してイケてる感じではありません。私もしっかり遺伝子を受け継ぎ眉毛はごんぶとでした。


一方でお母さんは丸顔で優しい雰囲気を持っていました。元からおめめぱちくり。明るく元気。祖母からはかわいい、かわいいね、と育てられてるので自分がかわいいと信じて疑いません。でも一般的にもそうだったと思います。


そんな母から産まれてきた男男女の3兄弟。待望の女の子の私、眉毛がごんぶと男顔。何度も言います。ごんぶとで友達がいない父に似てる私はどうやっても褒めることが難しかったのでしょう。


愛情はかけてくれていましたが容姿への自信は全くないので誰かに笑いかけることなんて恐れ多くて無理すぎる、と無表情で過ごすことも多い女の子でした。どうせ自分なんて・・と自分に期待することを諦めてハードルを下げ、腐る以外に自分の心をまもる方法がわかりませんでした。



変わりたい、可愛くなりたい、モテたい、人気者になりたい

素直に羅列するには躊躇うくらいの下世話な欲をたくさん持っていました。明るくて、元気な子になれないのは分かっていたけど少しはコンプレックスを解消したい、生きづらさをなくしたい。


そうしてアパレルの仕事をして毎日たくさんの商品を試着して、女っぽいとかモテる人ってどんな人だ?と研究に研究を重ねる日々。それでも自分の根本は変わらない。小手先のテクニックでしかないのかも…?


自分で自分をブスだなとわざと崩した表情で声をかけ、イヤになって鏡を見るのを辞めた日もたくさんあります。


モテるってなんだ?愛されるってなんだ…?


次第にメイクやファッションは確実に私に自信をくれました。似合うものがわかるようになってくれば鏡の前でちょっと良くなった自分を嬉しく思えたし、いつも見ていた画面の向こうの子みたいなメイクができたら「もしかして私って・・?!」とほんの少しだけ幸せな勘違いができるようになりました。


でも別にモテませんでした。周りの男の子たちがこぞって私に愛の告白をして花束を持って迫ってくるだなんて現実は起きず、前の自分よりちょっと良くなったわねくらいの自分が鏡の前にいます。


モテないかぁ、違うなぁ、違うなぁ。この自分じゃなかったらいい人生だったのかなぁ。31歳になってまだまだ人生半ばの私ですが20代の頃よりは大人です。もがき悩んだ20代の自分が目の前にいるなら私はこう伝えるでしょう。



笑顔で自分に「かわいい」と言ってみる

ああ、笑顔…よくあるやつね…。なんてブラウザバックしないで欲しいんです。私が腐れれいこだったら興醒めするようなありがた迷惑な言葉なのですが、もうこれが根本で最強なんですね。


ハッピーオーラ!みたいなのは出さなくて大丈夫です。そもそもうまく出ません。笑うだけで急にめっちゃ明るくなるなんてことはなく、鏡に映るのは不器用に笑った自分しかいません。口角が上がるかも怪しい自分。


けど容姿について悩んでる時ってその悩んでる表情の顔を鏡で見てるんですよ。そしてなりたい顔ばかりを追いかけて自分との違いに落ち込みさらに不安な気落ちを強くさせます。そして結論、かわいくないからダメだと堂々巡りをします。


モテて人気者な子が本当に顔の造形が美しいのでしょうか?美しくとも表情が暗ければちょっと変わってくるのではないでしょうか。


容姿を武器にした仕事をしてるタレントさんや夜のお仕事のお姉さんたちには全てに高いレベルが求められますが、私たち一般人はそうじゃない。



自分の傷ついた心が少しでも健やかになれば実は勝ちなのではないでしょうか。そのために笑顔のエネルギーを自分のために使ってあげてほしい。


そしてそれは本当に見た目を変えることではなく、自分のことを受け入れることなんじゃないかと。親に受け入れてもらえなかった小さくて丸い背中をした伏目がちな過去の自分を、大人の自分でそっと抱きしめてあげるようなイメージで。


伝わりにくいかもしれません。でも、容姿を気にしてるときは造形ばかり気にしてしまいます。その部分よりその人がどんな表情をしているか、を他人はみているんですね。そして明るいエネルギーを持つ人に吸い寄せられるように、人は寄っていきます。


つまりモテる人って笑顔のエネルギーを持ってる人だと言えません?



笑顔のエネルギーの使い方

まずは自分を受け入れるための笑顔。鏡の前で笑顔になったそのときにネガティブな言葉をついかけてしまいそうになりますが、必ずかわいい、と言ってあげてください。


今のあなたのためではなく、母に認められなかった過去の自分のためです。傷だらけの心の傷がそのまま治っていないはずなのでかわいい、の言葉で絆創膏を貼ってください。


そして1日一回、絆創膏を貼り替えるように鏡の中の笑顔の自分をかわいいと言ってあげてください。


私ももちろん声をかけることがあります。自信を無くした時ほど鏡の前で笑ってかわいい、と言うようにしています。誰にも見つからないように。心の中までは他人に見えないなら、せめて見た目だけでも明るい雰囲気でいたいじゃない?


1日30秒。鏡を見て笑ってみてください。かわいいと言ってあげてください。自分を洗脳できるのは自分だけです。ネガティブな言葉をかける回数を減らしてたまにはそういう言葉を使ってあげてもいいのでは、と思うんです。


笑顔のエネルギーは確実にあるしそこに気づければ腐るほど悲しみに浸ってた自分が少し小さくなるはず。もしお母さんも自分もかわいいと認めてあげられないなら、私があなたを認めるからもし苦しかったら連絡してみてね。


大丈夫、あなたはかわいいよ。
信じる勇気を持つきっかけになるといいな。

ありがとうございます。味の素の冷凍餃子をきゃぴるんるん食べます。