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北鎌倉で見つけた小さな路地裏カフェにて。

ドイツの風景本を片手に
玄米とひよこ豆のカレー。

先月末にあったハロウィン。

8月から街を埋め尽くしていたかぼちゃのイラストやグッズ。そんな“かぼちゃてんてこまい祭り”が終わりを告げた翌日。世の中はもうクリスマスに向けて動き出していて。

あまりの切り替えスピードに驚いたれいちゃん。世のコンビニはこぞってクリスマスケーキ予約商戦に突入しておりますね。

最近はイースターも入ってきて
もうよく分からん

クリスマスの翌日にはもうお年賀ムード。三が日が過ぎれば”恵方巻”という方角指定飲食物文化。シーズンイベント合戦到来のあまりのスピードの速さに…

おいおい
もう少し目の前の季節を楽しもうぜ

と言いたくなってしまいまったれいちゃん。そんな中で、こんなコンビニあったらいいな、なんて思ってしまったのがこちら。

作るか。コンビニ。
おことわり
我がコンビニではずっと、他者との競争のため奔走して参りました。
そして世はクリスマスケーキ商戦突入。ですが目の前の季節を堪能することそれこそが大切だと考えました。
そのため今しばらく秋の味覚を味わい尽くす商品を置いて参ります。
敬具

そうですよね!?
世の中の紅葉って結構11月中旬が見頃でまだもう少し秋を満喫したかったりしますよね!!?

そんな季節を愛し。
野菜を愛する八百屋の看板娘れいちゃん。

先日、秋真っ盛り(になる直前)の北鎌倉を訪れたれいちゃん。ですが、なんという矛盾。訪れた古民家カフェでれいちゃんが頂いたのはオールシーズン頂ける”カレー”です。

しかし、路地裏の片隅で見つけた小さなカフェでいただいた玄米とひよこ豆のカレーがもうびっくりするくらい絶品でして。

本日はそんな小さな路地裏カフェ”喫茶ミンカ”さんといただいた玄米とひよこ豆のカレー。それから過ごした時間について描いていきたいなと思います。

目次』
〇北鎌倉の小さな路地裏カフェ”喫茶ミンカ”さん
〇店内に流れるゆるやかな時間と静かな空間。
〇ドイツの風景本を片手に玄米とひよこ豆のカレー。
本屋で一目惚れしたんです
ドイツの本に(ちょっと大袈裟)

〇北鎌倉の小さな路地裏カフェ”喫茶ミンカ”さん

昔ながらの雰囲気と今どきの流行がハイブリッドする鎌倉とは正反対。

どこか古くて懐かしい”という言葉がぴったりな北鎌倉。東慶寺や円覚寺をはじめとする寺社、それから自然に溢れた景観が印象的な街並みです。

そんな北鎌倉駅の改札を出て鎌倉街道をしばらく進みます。住宅街と飲食店が立ち並ぶ通り沿いを間借り、少し進むと…。

よーく目を凝らしてみて
”喫茶ミンカ”の文字が。

今回れいちゃんがほっと一息つける時間を過ごした”喫茶ミンカ”さんの看板が。看板自体も草木に紛れているので、なかなかお目当ての場所で。でないと発見するのは難しいかもしれません。

実際に、れいちゃんも【北鎌倉・カフェ】で検索した際。検索ワードの中に””閉店”という文字も見受けられたため(実際には閉店していません)、そもそもカフェ自体が存在しているのか半信半疑で向かいました。

見つけた看板を少し進むと”OPEN"と書かれた立て看板。

coffee 
tea
food

お、ここだ。お店やってると一安心。
なんだか秘密の森に迷い込んだ気分でした。

〇店内に流れるゆるやかな時間と静かな空間。

店内には入ると、店主の女性の方が壁際の席まで案内してくれました。

ここでは食事を頂こうと考えていたので、他の客席からは少し離れた人目を気にせず過ごせそうな席にほっと一安心。他にはテーブル3席とカウンター席がおそらく2席くらいだったかと思います。

席について、早速メニューを拝見します。なんだかメニューも古めかしい茶色に味わいある質感。

おいしいコーヒーのゼリー
なんかいい。

小さくて濃厚なチーズケーキ。
おいしいコーヒーのゼリー。
なんだかメニューの書き方までとっても可愛らしい。

スイーツの他にも、カレーやナポリタンなどの喫茶メニュー。そしてお酒も飲むことが出来ます。そして、メニューの横には

”写真撮影をする際は一声お声がけください”

という注意書きがぽつんと。

手元の写真撮影のおことわりを入れて、メニューと注文したカレーの撮影のみ行いました。店内の雰囲気は是非、お店で体感してみてくださいね。

1人で静かに過ごしたい時、周りの方の写真撮影の音や様子を気にせず過ごせる空間って本当に有難いです。

周りにいた方も、コーヒーやスイーツをお供に声のボリュームを抑えつつ、親しい方と静かに談笑する。そんなひと時を過ごしている方が多かったです。

〇ドイツの風景本を片手に玄米とひよこ豆のカレー。

ナポリタンにフレンチトーストも。
THE・喫茶感
カレー好きの恵温和尚さんから教わった秘伝のカレー。野菜の旨みがたっぷりのカレーです。
受けて立つ。

いやいやいや、恵温和尚さんて誰やねん。

となぜか思わなかった店内の落ち着いた雰囲気、恐るべし。こうして執筆にあたりお名前を検索すると…なんと浄智寺のお坊さんとのこと。

お坊さんが食べるから、お肉やお魚を使わない精進料理ぽさのあるひよこ豆だけのシンプルな具材だけなのかな?と今更納得しております。

おまめさんパラダイス

とっても落ち着いた空間に特に緊張することもなく少し待つこと10分。
炊かれた玄米の香りがふわっと漂うカレーを運んできてくれました。

いくら落ち着いた空間とはいえ、外食はまだまだ緊張するれいちゃん。

一口目は恐る恐るでしたが…。

ひよこ豆の食感とお野菜の旨みがたっぷり感じられるカレー。優しいお味がして思わず一人で嬉しくなります。壁に向かってなかなかいい笑顔。

少しずつ少しずつ味わっていただきます。

優しいカレーと、木のぬくもりを感じる店内の雰囲気に知らず知らずに強張っていた肩の力が抜けたれいちゃん。持っていたドイツの風景本を読んでみます。

ドイツの青空市場でお野菜を買う人々の様子。そしてページの下にはメルケル前首相が残した言葉が。

”グローバル化やIT化が進んでも、芋料理や鍋物を作るような日々のこまやかなことをおろそかにしないでください”

なんだか素敵な言葉だなあ。

目の前の時間や経験、季節を楽しむってすごく大事だな。玄米とカレーの交わる国境部分が美味しいな。そうそう、そういえば北鎌倉の山。夏の色と黄色っぽさと赤みがかった色がおしくらまんじゅうしていたなあ。

少しずつ冬の足音が大きくなってきています。

また、行こう。
その時の気分のままで。

路地裏の小さなカフェ。
その街で見つけた大切なこと。
目の前を楽しむこと。

鎌倉とはまた違った良さ。
好きだな

〇れいちゃんのInstagram

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