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新しい「桃太郎」をつくりませんか?

ちなみに、今よく知られている『桃太郎』は、明治時代に政府が作らせた物語とほぼ一緒です。近代国家形成を目指していた当時の日本に必要な物語ではありますが、100年以上経った今、同じ物語が必要とされていると思いますか?


【#144】20211121


人生は物語。
どうも横山黎です。


作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。


今回は、「新しい『桃太郎』をつくりませんか?」というテーマで話していこうと思います。


昨日の記事をご覧になっていない方は、是非そちらから↓↓




☆『桃太郎』を共同制作する。



昨日、共有した通り、これからnoteを舞台に共同制作を行おうと思っています。僕の身内を集めたチームではとりあえず成功を収めることができたので、今度はオンライン上でつながったnoterさんたちと共同制作をしてみたいと思い、挑戦してみることにしました。


しかし、小説の共同制作など、誰もやったことない試みで、かくいう僕も身内では一応なんとかできたくらいの結果しか残せていません。この状況で、僕が、独りよがりな作品を共同制作しましょう!といっても参加者を多く見込めないと思ったので、誰もが心当たりのある物語を共同制作しようと考えました。



そこで、思い至ったのが、『桃太郎』でした。



日本人なら誰もが知っている童話です。知らない人はいないんじゃないでしょうか?日本で一番有名な物語といっても過言ではありません。



あらすじをざっと確認しておくと、桃から生まれた桃太郎が、サルとイヌとキジを連れて、鬼ヶ島へ鬼を退治しにいくという話です。


この物語を絵本で読むことによって、多くの子どもたちが『桃太郎』に触れるわけですが、今後の子どもたちに、これまでと同じ『桃太郎』を読ませてもいいのだろうか、そんな疑問がふっと浮かびました。



桃太郎は悪さをする鬼を退治し、金銀財宝を持ち帰るという「勧善懲悪」の物語です。しかし、今の時代に求められるのは、「共生」の物語だと思います。悪者を完膚なきまでに叩きのめすよりも、許しあう心を持ち、共に生きることを選ぶ方が今という時代に似つかわしいのではないでしょうか。


ちなみに、今よく知られている『桃太郎』は、明治時代に政府が作らせた物語とほぼ一緒です。近代国家形成を目指していた当時の日本に必要な物語ではありますが、100年以上経った今、同じ物語が必要とされていると思いますか?



そういったことをふまえると、違和感やら疑問やらが湧いてくるのではないでしょうか?



まず、「鬼」は悪者だったのでしょうか。確かに、村に下りてきて、畑を荒らしたり、金銭を奪ったりするなど、悪さをしました。しかし、鬼にも生活があり、文化があったとしたら……。生活に困窮し、やむを得ずに罪を犯してしまったとしたら……。


『桃太郎』の物語では、鬼についての描写が限りなく少ないんですよね。英雄譚として語るためだと思われますが、本当に桃太郎は「正義のヒーロー」なのでしょうか。



そもそも「正義」と「悪」は表裏一体
異なる価値観の者同士、自分は「正義」だと思い、相手を「悪」だと思い込みます。相手からしたら、自分が「悪」なのです。


この世に、絶対的な「正義」はないし、同じように絶対的な「悪」もない。だったら、たとえ価値観が違えど、生き方が違えど、共に生きる道を見つける物語の方が美しいのではないか、そんなことを考えました。



ということで、桃太郎の物語を再構築しようではないか!という企画でございます。



今の時代にふさわしい『桃太郎』を一緒に作りませんか?


「共生」をテーマに、『桃太郎』を作り直してみませんか?




☆とりあえず、やること。


今後の予定ですが、とりあえず『桃太郎』に関する記事を投稿していきます。これまでにどんな『桃太郎』が綴られてきたのか、歴史や研究、二次創作について紹介していこうと思います。


僕はこれまでさらっと目を通してきたものは興味深いものばかりですので、みなさんも是非読んでみてください。どんな『桃太郎』が求められているか、考えてみてください。そして、それをコメント欄に残していってください。まとまり切らなくても構いません。感想でも構いません。気負わずにコメントしていっていただけると嬉しいです。


ざっくり目標を立てておくと、今年中に構想を完成させたいですね。



ちなみにプロジェクト期間は、2月6日までです。この日付でピンと来る方もいらっしゃると思いますが、共同制作した『桃太郎』を、note創作大賞2022に提出しようかと考えています。

詳しくは明日の記事で語りますね。



とりあえず、新しい『桃太郎』を一緒につくりませんか?というお誘いでした。

興味を持たれた方は、是非、下のマガジンをフォローしてください!さっそくみなさんに訊きたいこと、意見を集めたい投稿をしましたので、覗いてみてください。


これからよろしくお願いします!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
横山黎でした。




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