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「ピアサポートの活かし方」について【セミナー開催レポ】

先日6月21日(水)、
金沢QOL支援センター株式会社のグループである「日本障害者就労促進機構」主催のオンラインセミナーを開催しました!

毎月恒例となっているこのセミナー。
今回のテーマは「ピアサポートの活かし方について」

【開催内容】

就労移行支援卒業後、就労移行支援のピアサポーター兼サービス管理責任者として現在活躍中の松尾さんを講師にお招きしました。

平日、週の真ん中の遅い時間にも関わらず、40名を超える方にご参加いただきました。

◇◇◇

セミナーの内容としては、

・松尾さんが自身の半生の紹介
・ピアサポートのメリット、デメリット
・ピアサポートの注意点の共有

等をしていただきました。

その後は少人数のグループに分かれ、いくつかのテーマについて意見交換をしました。

テーマ① ピアスタッフにどのような事を期待しますか?

〈全体発表で出た意見(一部)〉

・支援者には言えないことを話せる
・利用者さん同士をつなげる役割になるのでは
・本音を引き出す支援、働けるんだよというのをアピールすることができる大事な存在になる

などの意見が聞かれました。

テーマ② 現在の事業所でピアスタッフを配置すると、事業所にとってどのような良い効果が考えられそうですか?

〈全体発表で出た意見(一部)〉

・支援側の気持ちを利用者さんに通すこともできるのでは。双方向の架け橋になればいい。
・利用者さんにとってのロールモデルになってくれるのでは。近しい存在として信頼し、安心感が得られ、先の見通しを立てられる存在。

などの意見が聞かれました。


また、グループワーク以外にあがった興味深い内容として、

ピアスタッフの悩みや葛藤を支えるピアの存在が必要なのではないか。ただそこには障害があることの悩みではない、仕事をするうえでの人間関係の悩みもたくさんあるのではないかと推測されるので、ピアスタッフに対するピアは対等な関係性を築くことができている人であれば、障害の有無は関係なくなるのではないか??

などという意見もあがりました。

◇◇◇

セミナー後、参加者の方からの感想では、

「他事業所がどんなスタンスで支援をされているのか、取り組みなどを聞く機会になった」
「とても勉強になり、当事者家族でもある自分の強みにも気づきました。ありがとうございました」

などという声をいただきました。

ピアサポートについて学ぶ機会としてだけでなく、普段なかなか関わることの少ない他の事業所の方とコミュニケーションをとる機会としても、多くの方にとって貴重な時間となったようです。



セミナーは毎月テーマを設けて開催予定。

7月のテーマは「精神障害者各論」

すでに50名を超える方にお申込みをいただいております。

場合によっては定員を超えた場合、受付ができない可能性もあります。ご希望の方はお早めにお申し込みください!


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