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「健康な人を増やしたい」|”楽しそう”に惹かれ飛び込んだ福祉の世界で、”楽しもう”を広める女性OT社員【社員インタビュー】

こんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です。

当社ではTwitterのスペース上にて定期的に「公開社員インタビュー」を開催しております。今回もその様子を記事にしました!

今回のゲストは、前回の三前さんからバトンを受けた、リハスワークふじみ野で支援員として働く新井さんです。

▼前回の三前さんの記事

ーまずは自己紹介と現在の所属を教えてください。

新井)新井千紗です。もともと急性期病院の方で作業療法士として働いていおり、2022年3月に金沢QOL支援センター株式会社に転職しました。

現在は埼玉県にある就労継続支援B型事業所「リハスワークふじみ野」にて支援員として働いています。本日はよろしくお願いします。

「楽しそう」の一点で就労支援の世界へ

ーもともと作業療法士を目指したきっかけは何だったんですか?

新井)高校3年生の進路を決める時、特にやりたいことがなかったんです。「ずっとスポーツしてきたし、スポーツトレーナーかな、、」くらいの感覚でした。ただオープンキャンパスに行った先の教授に「スポーツトレーナーはあまり就職先がないよ」と言われたんです。

その時、両親から教えてもらったのが作業療法士でした。私もともと工作系が好きで、作業療法士はそれが治療になるんですよね。それを知って目指すようになりました。

ーそこから福祉の世界に興味を持ったきっかけは?

新井)「みんなで作業をやりたい」というざっくりした思いが学生の頃からあったんです。ただ疾患の勉強などはちゃんしないとなということで急性期病院に進んだんですね。充実していたのですが、

「やっぱりどこか違うな」

という思いもあったんです。

それを職場の先輩に相談したときに「金沢QOL支援センターという会社があるよ」と言われて人事の方とお話しました。そこで障害福祉、就労支援という世界を知って純粋に「楽しそう」って思ったんです

そこからQOLで実際に働かれている同じ作業療法士の社員の方につないでいただいて、昨年の3月に転職へ、という流れになります。

ー会社HP見たときどうでした?

新井)就労支援の事業所が行っている取り組みとして、”ものを作って納品”という部分に「これだ!」となりましたし、会社のHPを見たときに「障がいがあっても活躍できる」というところに惹かれて転職を決めました。

入社初期に感じた「大変さ」、それが今は「楽しさ」に

ーちなみに現在はどういった仕事をしているんですか?

新井)仕事内容としては、ご利用者様支援だったりモニタリングという面談の場で一緒に目標設定をしたりといった「直接的な支援」がメインです。
実際にやっている作業としては木の商品の製作やチラシの封入、新幹線模型の組み立てだったりを行っています。

ー入社して1年経過したということですが、入社当初と今で気持ちの変化ってありましたか?

新井)入ったばかりのときは、ずっと急性期病院で働いていたということもあって、結構違いに直面しました。「大変だなぁ」と思いましたけど、一緒に目標を立てて頑張るということが楽しいですし、それが実現したときは「嬉しいな」となります。だから最近はすごく楽しいです。

ー大変さはどんなところにありましたか?

新井)一番の違いは「その人の社会生活に対しての責任」ですね。急性期病院でも似たようなことが言えるのですが、その人を”社会に出していく”と考えると就労支援の方がそれをより強く感じます。

実際、急性期の患者様は重度の方も多く、コミュニケーションはあまりとっていなかったなという印象があるんです。

一方で就労支援の方はむしろコミュニケーションが肝心になってきます。最初は話せる楽しさがあったんですけど、だんだん「その人が何を求めているのか」「どう言えば伝わるのか」など意思疎通の点でのコミュニケーションの難しさを感じるようになりました。今でも試行錯誤していますね。

ー今の一番楽しい瞬間って何かありますか?

新井)リハスでの楽しい瞬間はいっぱいありますね。
例えばフルーツ大福の製造で難しい工程があって、そこを自分から「やりたいです」と言ってきてくれた方がいたんです。最初は上手くいかないことも多いんですけど、それでも最後まで諦めずやってくれていて。最終的に綺麗に仕上げてくれたんです。そこの意欲のところがいいな、と思いましたね。

それに先ほども言った「新幹線の模型の下の部分の組み立て」という作業があるのですが、これはプラモデルみたいな感じで私よりも男性のご利用者様の方が得意で。最初の工程的な部分は私から伝えるんですけど、今となっては私がご利用者様から教わってます(笑)

リハスワークふじみ野の内装

「楽しい」ことにどんどん巻き込んでいきたい

ー新井さんが今力を入れていることと今後やっていきたいことがあれば教えてください!

新井)仕事の面で言うと、障がいのある方の社会復帰というところがまだまだ少ないなというところがあるのでそこを広げたいというところと、作業療法士はまだ「え、理学療法士さん?」と間違えられることがあるので「あ、作業療法士さんね!」という声が増えたらいいなと思います。

あと会社内に「筋トレ部」をつくりたいな、ってひそかに思っています(笑)

ー筋トレ部ですか?

新井)仕事をするにもそうですし、プライベートで遊ぶにもそう。何をやるにせよ健康でいないとな、と思ったんです。もともと私ずっと健康体で小中高と皆勤賞だったんです。ただ1回風邪を引いたことがありまして。そのときに「風邪を引くとこんなに辛いんだ」ということに気づいたんです。そこで健康って大事だなというところにたどり着きました。健康のために筋トレってうってつけだとおもうんです。

ー最後に壮大なテーマになるんですが、今後の人生の目標は何かありますか?

新井)「健康な人を増やしたい」というのがあります。それは身体的にもそうですし、精神的にもそうです。精神的に落ちている人に対しても「楽しいことっていっぱいあるんだよ」と伝えていきたいです。その人の生活が充実することを一緒に探していきたいです。私自身、楽しんでいきたいですしね!私が楽しんでいる姿を見せて、その人の生活まで巻き込んでいきたいと思っています!

いかがでしたでしょうか。

新井さんは本当に「楽しい」に対してまっすぐで純粋で、そのエネルギーが周囲にも伝わっているんだろうなぁ、と感じるインタビューでした!
「自分が楽しいと思うものに巻き込んでいきたい」というのも新井さんらしいですよね!

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