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ムーミンの登場人物①(スニフ)

スニフはムーミン小説の登場人物の中でも古参メンバーです。
私が小さい頃はムーミン小説は全8巻でしたが、1991年に長らく絶版になっていた「小さなトロールと大きな洪水」が発行されました。(日本でも2011年に講談社から初版が発行されました。)
その中では、スニフはまだ名前はなく、小さな生き物とされていました。
スニフはひとりぼっちでいたところをムーミンとムーミンママに声をかけてもらいます。

スニフは宝石やお金に目がなく、物を集めることも大好きです。
臆病な性格で、アニメに出て来るムーミンの友達の中では、悪いやつではないけどちょっとダメなやつ、と言う感じに見えると思います。
でも原作を読むと、幼い頃に孤独を味わっていて、自分を守るために必死だったのかなという気がします。ちょっとトラウマになっている感じも受けます。
小さくてひとりぼっちのスニフは知恵を絞って、お金があればなんとかるに違いないと考えたのかもしれません。

そんなスニフですが、自分より小さくて身勝手な子猫をとても可愛がったり、宝石が剥がれて価値がなくなってしまったぬいぐるみを大切にしたり、優しいところもあるのです。
幼少期につらく悲しい思いをしたので、自分より弱い立場のものを思いやる気持ちが育ったのかもしれません。

意外といいやつなので、ちょっと注意してスニフを見てあげてくださいね。

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