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前勤務校は不当解雇を撤回し、あちゃちゃを復職させよ。②

前の勤務校で不当解雇されたあちゃちゃです。

4月の忙しさにかまけて毎週金曜日配信と言ったのにとっても投稿が遅れてしまいました。ごめんなさい!!

学校名を公表するかを巡ってかなり悩みましたが、学校側から反訴されて裁判が不利になるのも癪なので、しばらくはこの感じで投稿を続けていきます。


今回は、①に引き続き、専任の約束を受けて仕事に精を出していた私が、不当解雇され、管理職によってでっちあげの理由を強弁されて苦しんだ際の相手側の違法な対応について取り上げます。


突然の不当解雇~でっちあげの理由づけ~

10月28日

入試作問の完成を1週間後に控えた10月28日(土)17:40ごろ、
校長会議室に呼び出されました。

中に入ると、副校長、中高両教頭の3名がいて、着席するよう促されました。

副校長「来年度の人事のことについて申し上げます。突然のことで申し訳ありませんが、あちゃちゃさんは今年度をもって契約終了。次年度の専任教諭への登用はしません。」

副校長「採用しない理由について説明します。あちゃちゃさんは3年間任期制教諭として勤務してきましたが、A生徒指導・B進路の分掌について、仕事への意欲に欠けています。

また、進路の仕事については、高3の所属でありながら、今年、仕事でミスをしましたね。生徒の重要な進路に関わる仕事であるのに、ミスをするような仕事に精彩さのない人間には、専任の仕事は任せられないと判断しました。」
「教科指導は問題ないと聞いているので、非常勤講師でなら雇わなくもないのですが、希望する場合は申し出てください。」

崖から突き落とされるような気持ちでした。
人生詰んだ。それしか思わず、目の前が真っ暗になりました。

面談終了後に、中学の教頭から呼び出され、
「突然のことで驚いているよね。それも無理はない。うちも非常勤講師でならさっき副校長が言ったようにコマを割り当てられるから考えて欲しい。」と言われた。

あちゃちゃ「ちょっとさっぱり言っている意味が分かりません。」
そう言って退室した。

解雇事由に関する情報収集

進路のミスは存在するか

まず、進路指導部長に相談した。
そもそも、もし大きなミスをして迷惑をかけていたら申し訳ないという贖罪の気持ちがあったためである。

あちゃ「私はそんな大きなミスをしましたでしょうか。」
進路部長「何のこと?私は先生の仕事のミスを報告していないのでちょっと分からない。
あちゃ「進路のミスって聞いたんですけど、責任者の先生が報告されたのではないのですか?」
進路部長「いや、全くしていない。むしろいてくれて助かるし、今後に期待できる人物だと報告した。

何かがおかしい。他の先生方にも聞いてみることにした。

社会科主任との話


次に、社会科主任に解雇されることになった旨と解雇理由がおかしな件について報告した。

主任「俺だってあちゃちゃ君が専任になると思っていた。専任にするような話は私にもされていたから。だから入試の作問でも必死で教えたのに。こんな裏切りはない。」
と激怒していた。

そして、私への通告前に、主任に対して解雇する旨を伝えた際に管理職が、
管理職「検討していたが辞めさせることになった。」
主任「そんなことしたらあちゃちゃ先生の生活はどうなるんだ。
こんなの認められるわけ無いだろうが。」


管理職「なんとか理由つけて辞めさせるから!


主任「おかしいだろ!」
管理職「学校判断なので変えません。」
主任「だったら理由を説明してください。」
管理職「進路部長が採用に強く反対したからだ。」

というやり取りがあったと聞かされた。

教科としても納得できないので、次回の教科会議でこの問題について取り上げて、管理職へ抗議すると説明を受けた。

ひとまず再度私は進路部長に真意を確認することにした。

進路部長とのやり取り②


進路部長「本当に私は先日先生に伝えたように報告した。確かに、自信が無さ気なのが気になるとは報告したが、それはあちゃちゃ先生が専任になると聞いていたから、

専任になるなら、仕事ぶりは問題ないので自信持ってやっていって欲しいという意味での期待から出た発言で、おそらく管理職にクビにする理由として使いやすかったから
利用されてしまったんだと思う。

と発言された。

さらに疑惑は深まるばかりである。

生徒指導の意欲の低さは存在するか

次に、生徒指導についてこれまで2年間の学年主任に相談した。

というのも、教頭が生徒指導の課題を私に伝える際には、
「昨年度(2022年度)の学年主任からあちゃちゃ先生の生徒指導が下手だと報告があった。
との話を受けていたからである。

2022年度の学年主任によれば、
私はあちゃちゃ君の生徒指導が下手だなんて報告していない。これからも成長していくし期待していると伝えたんだ。
管理職には私の発言を悪用しないで欲しい。
」と怒っていた。

2023年度の学年主任によれば、
「今年は先生なしでは学年が回らないくらい尽力してもらった。難しい生徒数人についても先生との関係があったから今は上手く
いっている。生徒指導ができないなんておかしい。
 また、今年私に管理職から先生の仕事ぶりについて相談はなかった
人事・雇用の評価の際に、直属の上司に相談もなく決めるなんてありえない。」

本当に何かがおかしい。
これは
でっちあげの理由による解雇ではないか。
今までの情報収集の結果を書面にまとめて、教科会議で審議していただくことにした。

11月6日 教科会議での審議

教科会議では、主任より今回の不当な人事決定は教科としても許せないことである旨報告があった。
私からも、ここまでの経緯(前記事を含む)を書面にして共有し、私はこれからもこの学校で働きたいとの想いを伝えた。

教科会の先生方の総意で、以下の内容が議決された。

①あちゃちゃの解雇撤回と専任採用を求めること。
②でっち上げられた理由について、真偽を明確にするために私が関わった仕事の全分掌長の先生方を集めて、管理職に私の解雇事由について説明させること。
③翌週に教科の教員で管理職に議決を伝えに行くこと。

教科会議決事項

しかし、研究日を挟んだ翌日。事態はとんでもないことになっていた。

逆ギレする管理職


私が作成した書面が管理職の手に渡り、管理職が激怒していると労働者代表の先生からお話があった。

聞いた話では、
副校長「1月に来年度はないと伝えるような学校もある。うちは10月末に早くも伝えてやったというのに、なんという言いようだ。その上、こんな文書なんか作りやがって不愉快だ。」
と言ったそうだ。

約束破って不当解雇してきたくせに、
なんでこんなに上から目線で言っているのか。今回の件では
あなた以上に私が不愉快であると私は心から立腹した

不当解雇への強い抗議(管理職との面談)

11月8日(管理職と教科主任の面談)


私が体調不良で欠勤した日に、1人自席にいた社会科主任を管理職が呼び出した。
社会科主任1名に対して、最初は高校教頭が1人で話があると会議室に呼んだそうだが、後から内線で電話し、中学教頭と副校長が入室し、さしづめ3:1の多勢に無勢のような形で長時間にわたって聞き取りが行われたそうだ。

なぜあちゃちゃの件で教科会議を持ったのか説明しろと言われたそうで、主任は教科会でも議決された以下の2点を管理職へ要求した。
①1度約束した専任登用をこの時期に反故にするのは問題だ。
②理由もおかしな理由付けばかりででっちあげだ。全分掌長を集めて解雇理由について話し合いを持つように

ところが、管理職は
①専任採用はできない。これは学校決定だ。変更はしない。
②理由の説明はしない。そんなこと今までもしたこともない。

そして、主任からの要求への回答に加えて、

③副校長「そもそも、人事や採用に教科の意見を尊重するなど、私が管理職になった15年前からそんなこと一度だってしたことはない。
 それなのに、今回教科に関すること以外で教科会議を開いたなんていうのは許されない。今後二度とこの件について会議を持たないように。」
 との複数人による恫喝をした後、幾度となく抗議した主任の訴えには耳も貸さなかったそうである。

 主任「(全くこちらの話を聞く姿勢もなく、複数人で一方的に発言するだけであったので、)なんの実りもない議論でしたね。」
 と一言いって退室したそうだ。

11月9日(管理職とあちゃちゃの面談)

翌日17:30ごろ、病み上がりの私に高校教頭が話があると呼び出した。

教頭「昨日、主任から3:1で話を一方的にしてくるような姿勢は問題だと言われたので確認ですが、先生は副校長・教頭2人と3:1で面談ですが良いですか?」
と質問してきた。

前日から何も学習しない人なのだなと強く感じた。
前日の主任とのやり取りは電話で報告を受けていたので、
「そのような形での面談は嫌です。」
とはっきり告げた。
教頭「では、副校長には席を外してもらって、教頭の私たち2人ならいいですか?管理職も1人では話がこじれるから、複数人で聞くようにと言われているので。」

それは仕方のないことだと思ったので、
仕方なく1:2での面談を認めた。

この面談の中で、これまでの経緯を説明し、このような契約を反故にする形での不当解雇は許されない旨を強く抗議した。

管理職は議論の中で、
中学教頭の6月4日の発言はすべて事実である。あちゃちゃに本当に専任教諭になって欲しいと思って伝えた
 先生が専任教諭になれると思うのは当然のことである。
②しかし、6月の発言は契約ではない。約束でもない。
③人事評価に先生方からの仕事ぶりについてのヒアリングは参考にしない。
 あくまで最終決定は先生方の仕事ぶりを見ない管理職である。」

強く抗議をしたが、全く取り合おうともせず、しまいには、来るはずのない事務長が現れ、結果的に3:1の面談にさせられた。

また、「社会科主任も先生の解雇を納得しました。」と教頭から言われたが、「なんの実りもない議論でしたね。」と怒りを伝えた主任の発言を曲解して伝えたものであり、全くもって納得のいかないものである。

複数人による圧迫面談に、でっち上げた発言。
これはおかしいと思うのだが…前日にも主任から言われたはずだが、、、。

自分たちの過ちを認めようともせず、とんちんかんな返答ではぐらかしてきたという印象であった。
ちなみに、職員室に戻ったのは20:30であった。
3時間も3:1で密室で拘束されていたわけである。

労働組合・労働者代表の先生方へ相談

管理職との面談以降、全く話を取り合おうともせず頑なな姿勢を貫く管理職の態度に、
普通に交渉するのは困難であるという感触を得た。

そんな中、学校内労働組合の先生方が、(私は非加入であったが)これは学校内で起きている問題だから、学園の総務部との団体交渉の際に議題として取り上げてくださる事になった。

先生方には加入者でもないのにお骨折り頂いて感謝しかない

事前に総務部長へ組合の先生がコンタクトをとったところ、
総務部長「この話が事実だとするなら相当問題だと思う。管理職にもことの経緯を聞いて対応したい。」と語っていたそうだ。

団体交渉での議論

団体交渉では、ここまでの経緯と要求をまとめた上申書を作成し、組合の先生を通じて学園側へと提出した。
そのうえでこの解雇は不当なもので、問題であると組合の先生方は厳しく追及してくださった。

しかし、学園の返答は驚くものであった。

6月の中学教頭の発言はあちゃちゃ先生を心配する中学教頭が優しさでかけた言葉であり、約束でもなんでもない
②(違法行為ですよ。との組合側の指摘に対して) 「それ(法律違反)が何だというのですか?(怒)」と総務部長が発言したそうである。

ここまでくると作り話のようにも思えてくるだろうが、これは事実である。

社会科主任や、組合の先生とも相談したが、
学校側は労働組合や労働者をバカにしているし、相手の立場が弱いから違法行為しても何の問題もないと考えているようだった。

普通の学校ならばコンプライアンスを重視するので、組合から違法性を指摘されれば改善される可能性があるが、本校は違法性を自覚したうえで、分かって行っている確信犯なので、議論にならない

ここまで違法性の認識がないのでは、全く議論にならないので、法律の専門家から交渉してもらわないといけないだろうとのアドバイスを受けた。

紛糾した職員会議

11月の職員会議の場で、校長から近隣校の教頭をヘッドハンティングで専任採用することが決定した。喜んで欲しいと報告があった。

社会科の先輩の先生が
「近隣校の定年まであと10年もない教頭を一発専任教諭として採用しておきながら、この学校のために3年間力を尽くした若手の先生は『専任にするから』と嘘をついて約束を反故にしてクビですか。
 こうして大切な先生を追い出すなんてあんまりだ。」
と意見した。

校長「私は今まで先生方を追い出したことなど1度もない。大変失礼な発言だ。撤回するように。」と怒った。
先輩「事実であるから撤回はしません。それより解雇を撤回したほうがいいのではないですか。」と反論した。
校長「一体あなたは誰のことを言っているんだ。(怒)」
先輩「私はこれからもあちゃちゃ先生と一緒に働きたいんだ!
 ~会議室で拍手が起きる~

このとき、私は本当に素敵な先生たちに囲まれて仕事をできていたのだと実感し、さらにこの学校で解雇を撤回させ、勤めたいとの想いを強くした。
会議中ではあるが、涙が止まらなかった。

そして「追い出してきた」管理職の物言いに不愉快な気持ちになった。

次回は、
弁護士さんに委任しての交渉~訴訟を提起するまでを取り上げます。
(また投稿が遅れないように頑張ります!)

最後に
おかしなことにはおかしいと声を上げることは大切です。
自分一人で悩まないで、私のように周りの方たちに相談しよう。

前勤務校は違法な解雇を撤回し、あちゃちゃを復職させよ。


INDEX
前勤務校は、違法な不当解雇を撤回し、あちゃちゃを復職させよシリーズ

①採用の約束
https://note.com/regal_duck4682/n/n1bdd0e7bc389
②解雇通告~学内交渉(本稿)


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