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『飲み会で隣に座ってくる俺のことが好きな大学の後輩(CV.芽唯)』台本【シチュエーションボイス】

こんにちは、レファルです。

この度、私が企画・脚本・編集を担当したシチュエーションボイス動画
『飲み会で隣に座ってくる俺のことが好きな大学の後輩』
公開されました!!


クレジット(敬称略)

声 : 芽唯 (Twitter(声優))(Twitter(VTuber))
イラスト : 勇魚 (Twitter)
脚本 : レファル

素敵なイラストを描いてくださった勇魚様による制作記事はこちら!

https://osakanaland.fanbox.cc/posts/3728440



本記事はこの動画で用いられた台本を公開するものです。

ぜひ併せてお楽しみください!!


台本


以下、台詞部分と他一部を抜粋。

(※コンセプト:シチュエーションボイス。聞き手を登場人物に見立て、それに対しヒロインが話しかける構成)
(※(聞き手「(セリフ)」)は筆者が想定する聞き手からの返答例であり、音源化される際は無音となる部分です)

(※(本編 ―転―)部分の台詞のみ少しだけシラフに近い感じ、それ以外のパートは酔い強めのニュアンスでお願いします)
(酔っ払いレベル 転<起<承<結)




(本編 ―起―)


ヒロイン 「お隣失礼しま~す」

ヒロイン 「はい、かんぱ~い♪」

ヒロイン 「先輩、飲んでますか~?」


聞き手 「あ、ああ。飲んでるよ。お前は……もう結構飲んでるみたいだな」


ヒロイン 「私? 私はまだ全然ですよ~ これもまだ2杯目ですし」


聞き手 「はいはい」


ヒロイン 「あ、信用してないな~? じゃあ……ほらっ。私のほっぺた、触っていいですよ。熱くなってるか、ご自分で確かめてみてください」


聞き手 (デコピン)


ヒロイン 「──いてっ! なにするんですかも~!」

ヒロイン 「今ので酔い、ちょっと醒めちゃいましたよ」

ヒロイン 「……先輩は? それ何杯目なんですか? 全然酔ってなさそうですけど」


聞き手 「ん、4杯目くらいかな?」


ヒロイン 「え、もうそんなに? 先輩って、お酒強いですよね。いいな~」

ヒロイン 「ちなみに今は何飲んでるんですか?」


聞き手 「何って、コークハイだけど」


ヒロイン 「こーくはい。へぇ~」

ヒロイン 「一口もらってもいいですか?」


聞き手 「え、何で?」


ヒロイン 「何でって、飲みたいからに決まってるじゃないですか~」


聞き手 「でもお前、普段ハイボールとか飲まないじゃん」


ヒロイン 「そうですけど、先輩が飲んでるお酒は飲んでみたいんですぅ」

ヒロイン 「ねえいいでしょ? ほら、私のファジーネーブルも一口飲んでいいですから!」


聞き手 「いや、別にお前のはいらないけど……はい」


ヒロイン 「やった~!」

ヒロイン 「んっんっ……」

ヒロイン 「にへへ、おいし」


(本編 ―承―)


ヒロイン 「ん、先輩? どこ行くんですか?」

ヒロイン 「ねえ~どこ行くんですか~? ね~え~」


聞き手 「どこってトイレだよトイレ」


ヒロイン 「え~トイレ~?」

ヒロイン 「……ついていっていいですか?」


聞き手 「えっ」


ヒロイン 「な~んて、嘘ですよ~」

ヒロイン 「ちゃんと戻ってきてくださいね? こっそりほかのテーブル行くとか、ダメですからね?」


聞き手 「はいはい」


(沈黙)


ヒロイン 「…………」(実際にはハミングのような感じで鼻に抜かすように発声)

ヒロイン 「……はあ」(退屈そうにため息)

ヒロイン 「……あっ! お~い、こっちですよ~!」


聞き手 「分かってるから大声出すなって恥ずかしい」


ヒロイン 「ちゃんと戻ってこれてえらいですね~よしよし~」


聞き手 「なっ、おい! やめろって」


ヒロイン 「ほらほら、乾杯しましょ。かんぱ~い!」

ヒロイン 「んっんっんっ……ぷはっ。先輩と飲むお酒はおいしいなあ」

ヒロイン 「えへへ、次なに飲もっかな~」


聞き手 「飲んでばっかだけどいいのかよ。これって一応新歓だろ? これから顔合わす先輩なんだから、行ってきた方がいいんじゃねえの?」


ヒロイン 「え、新入生? ……むぅ、そんなの二年生たちに任せておけばいいんですよ。それとも先輩は、私にいられたら邪魔ですか?」


聞き手 「別に邪魔ってわけじゃねえけど」


ヒロイン 「だったらほら、先輩も早く次に飲むもの選んで! かわいい後輩の面倒を見るのは、先輩の務めですよ?」


聞き手 「どの口が言うか」


(本編 ―転―)


ヒロイン 「……ねえ先輩?」

ヒロイン 「このまま二人で抜けちゃいませんか?」


聞き手 「何でだよ」


ヒロイン 「だって、大人数の飲み会ってなんだか窮屈なんですもん」

ヒロイン 「それに先輩、今年就活ですよね?」

ヒロイン 「こうして一緒に飲む機会がなくなっちゃうの、寂しいですよ……」


聞き手 「それは……」


ヒロイン 「いいんです。それが仕方ないことくらい、分かってますから。今のは忘れてください」(寂しげに)

ヒロイン 「……1個、相談してもいいですか?」(そのまま真面目なノリで)

ヒロイン 「私、サークル辞めようと思ってて」

ヒロイン 「先輩がいなくなっちゃうなら、もういいかな~って」


聞き手 「……また嘘か?」


ヒロイン 「え? ……これは嘘じゃないです。本気でそう思ってるんですよ?」

ヒロイン 「もちろん活動は楽しいですし、友達もたくさんいますけど……でも、やっぱり先輩がいないサークルは、面白くないです」

ヒロイン 「だから、辞めてほしくないっていうなら……これからも顔、見せてくださいね」

ヒロイン 「約束ですよ?」


(本編 ―結―)


ヒロイン 「…………」
(実際にはハミングのような感じで鼻に抜かすように発声)
(酔いが回ってぼーっとしているようなニュアンスで)


聞き手 「眠いなら寝てていいぞ。起こしてやるから」


ヒロイン 「ん、別に眠くなんてなってないです。ただ、先輩の手おっきいな~って」

ヒロイン 「……触ってもいいですか?」


聞き手 「別にいいけど」


ヒロイン 「やった~」

ヒロイン 「えへへ~ 先輩の手、あったかいなあ」

ヒロイン 「実はもう結構酔ってたりして~」


聞き手 「…………」


ヒロイン 「……じぃ~ えへっ」(ここからずっと上機嫌で)

ヒロイン 「じぃ~~」


聞き手 「な、なんだよ」


ヒロイン 「え~? 何でもないですよ~ ただ見てるだけ~」

ヒロイン 「じぃ~~~~」

ヒロイン 「先輩、かっこいいな~」


聞き手 「……だいぶ酔ってんな」


ヒロイン 「えへ、確かに今は酔ってるかも」

ヒロイン 「だから、何か変なこと言ってても聞き流してくださいね?」


聞き手 「変なことって何だよ」


ヒロイン 「変なこと? ……そうだなあ」

ヒロイン 「……ふへへ、照れちゃうからまだ言いません」

ヒロイン 「んくんく……えへへ、せんぱ~い」


聞き手 「おい、そろそろ……」


ヒロイン 「……え? もうそんな時間?」

ヒロイン 「……ほんとだ。楽しい時間はあっという間ですね~」

ヒロイン 「じゃあ帰りましょうか~ 今日も送ってくれるんですよね?」


聞き手 「当然だろ。こんな状態のお前を一人にさせられるか」


ヒロイン 「そういう優しいところ……私好きです」

ヒロイン 「……えへへ、言っちゃった」

ヒロイン 「もちろん本気ですよ? だから……」

ヒロイン 「ちゃんと聞き流してくれなきゃ、ダメですからね?」

PDFより引用



感想もお待ちしています。



台本の二次利用について

非商用利用に限り可とします。
商用利用に関しては応相談。

一部アレンジ等の改変も歓迎です。

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  • クレジット表記無し
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  • 無断転載、改変による転載、自作発言

上記の禁止行為、
二次利用に関する規約は予告なく変更する場合がございます。

当台本を利用したことで生じた、
いかなるトラブルに関する責任は一切負いません。


よろしくお願いいたします。



おまけ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

おまけとして、メモ書きに残っていた
ヒロインの小悪魔ムーブ候補一覧を公開します。

勘違いしてはいけない。


では。


レファル


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