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【観光業】田舎だから??求人を出しても応募がこない!

こんにちは、ReeeeL.です。

もう1ヶ月したら夏休みが始まりますね。
観光業界の多くは1年で一番忙しくなる1ヶ月半になるところが多いかと思います。
今年は新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行して初めての夏休みということもあり
観光需要もすでに大きな期待を見せています。
ここ3年間では出来なかったイベントや新しい取り組みを予定している企業様や組合様も多いのではないでしょうか?

そんな中、やはり深刻なのが人手不足…
やりたいことがあっても、ご予約を頂いていても、おもてなしを届けるスタッフがいなければ始まりません。
この時期、観光業界の人事担当者は、どう労働力を充足させて夏休みを迎えるかが腕の見せどころですね。

今回はその中でも、都市部以外に事業所を置く企業様の求人についてお話していこうと思います。

田舎の求人は応募が少ない?




私の肌感覚でのお話になってしまいますが、、
都市部と比較し田舎の方が求人に対する難しさは上がるかと思います。

特に正社員に限らず、アルバイト等の求人で応募率が左右されるのは
人口・アクセス・賃金と言われており、この点は都市部が優位であると言わざるを得ません。

4大都市圏を始めとした、各県の主要都市は求人数も多いですが
そもそもの人口が多かったり、アクセスに恵まれているところが多いです。
それ故に、長期アルバイトで無かったとしても
昨今タイミーさんやバイトルさんなどであるようなスポットバイトで募集をしても
応募を得ることが出来ています。

それに対し、田舎は求人数は少ないものの、人口の少なさやアクセスに制限があることが多いです。
人口の少なさから近隣の住民で応募率を上げるのは限界があり、
また、先に述べたスポットバイトは効果を発揮しづらい傾向があります。

実際に、スポットバイトの求人一覧を見ていても都市部に近い求人が埋まっている傾向が強いと感じています。
このような新しい求人サービスの利用のしづらさも難しさを感じる1つです。

さらに、ネットワークの発達に伴いお金の稼ぎ方も多様化してきているため、
人口の減少だけが理由ではなく、働き手が少なくなっています。

✓仕事と生活


もちろん都市部にも観光地は多くありますが、都市部や郊外以外にも多くの観光地があります。
日常の喧騒から離れ、非日常を求めてそんな田舎にある観光地に足を運びたくなります。

では、お客様ではなく、その現地で働くスタッフはどのような方でしょうか?
先程書いたように、もともとその観光地の近辺に住んでいる方だけでスタッフが充足することは多くなく、
エリアの外から働きに来る方がいて運営ができているケースが多いような気がしています。

エリアの外ということはアクセスがよほど良くない限り、生活拠点をその観光地へ移す必要があります。
観光業は勤務時間も固定でないことが多いため尚更です。

私も実際に都市部から離れた観光地で働いていましたが
入社時は当たり前に勤務地の近くに引っ越しをし、新しい土地でのスタートを迎えました。
在籍期間中、多くの後輩を迎えましたが引っ越しを伴わなかったスタッフは恐らく5%未満です。
ほとんどの方が仕事をするために生活拠点が新しくなりました。
これは都市部にある会社ではあまりないことなのではないでしょうか?

✓エリア外の求職者へのアピール


このように少々ハードルが高くなりますがそれでもお客様をお迎えするためにスタッフの応募をします。
その際、会社のアピールはもちろんですが、このハードルを思いっきり利用してみてはいかがでしょうか?
・ここで働くとこんな暮らし方ができます!
・自然が大好きな方にはたまらない環境です!
など、仕事に関わらず生活のアピールをすることも大切な点です。

1つ、例としてスキー場のアルバイトを見てみます。
冬季限定のアルバイトにも関わらず、非常に埋まりやすいアルバイトの1つです。
その謳い文句のほとんどに”滑り放題”の言葉が入っています。

働きながら、スキー・スノーボードを堪能できます、
というアピールで住み込みであってもアルバイトとして高い人気を誇っています。

生活しているエリアの利点をまとめ、それを求職者に届けることで応募率の向上が期待できます。


✓ワークライフインテグレーション


よく耳にするのはワークライフバランスかと思います。
ただ、多くの方が新生活を迎えるとお話した通り、ほとんどの方が知り合いが近くにいない状態からスタートします。
そんなときの考え方の1つに「ワークライフインテグレーション」というものがあります。

プライベートと仕事の両立という考え方は変わりませんが
ワークライフバランスのように仕事とプライベートを完全に切り離すのではなく
ワークライフバランスは仕事とプライベートを統合して考えます。

もともとの概念とは多少ずれることもあるかもしれませんが
仕事とプライベートに明確な線を引くことなく、
仕事の環境があるからこそ、プライベートも充実できること、
また、そのような取り組みを会社で行っており、スタッフ間でもコミュニティがあれば
応募に繋がる1つのきっかけになりえます。

さいごに


観光業界で働く魅力の1つにその土地での文化や環境を楽しむことがあげられます。
田舎になると利便性は下がるかもしれませんが観光地特有の魅力は溢れているはずです。
自社だけではなくエリアとして力を合わせ、魅力を高めアピールできるとより良いですね。

【本件に関するお問合せ先】
ReeeeL.
電話 :070-9154-2371

電子メール:contact@reeeel.jp

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