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現代短歌《一括りにできない想い》

曖昧なあなたのこころどこにある置いてきたのね遥か遠くへ

あまりにも日常として染み付いたあなたへの想いこすっても消えず

洗剤で幾度も洗えど落ちぬシミ堕ちた証拠として残り続け

本気なの本気じゃないのそんなこと言い争える程若くもなく

何度でも書いては出せず引き出しに入れては溜まってゆく紙切れたち

本当はアナログじゃないデジタルの恋文と呼べる重さも無いメモ

透き通る飴色に魅せられるたび思い出す瞳淡い髪の毛

「愛」という名が付くものの物差しで測られ押し付けられる価値観

分別ができれば楽で当たり前やりたきゃやれよゴミ出しの如く

人間の気持ちは揺らぎいつだって色とりどりに変わり移りゆく

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