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【読書感想文】若きウェルテルの悩み

挨拶

 読者諸君、ご機嫌よう。今日はひたすらに渋谷から中目黒の間を練り歩いていた。疲れている。疲労困憊、かつ気息奄々でパソコンの画面に向かっている。足を乳酸に支配され、眠すぎて瞼が完全に閉じそうだ。
 しかし、2日間も記事を出さないのは、さすがに不甲斐ない。私にもプライドがある。簡易的だが、今日は昔に書いた感想文を出す回としよう。明日こそ、自己紹介エッセイの続きを投稿したい。note史上ナンバー1の堕落人間たる私だ。
 さぁ、読書感想文に入ろう。

内容

 ウェルテルは、ロッテというすでに許嫁のいる美しい女性を好きになるのだ。どうにも叶わない恋を前に、悩み苦しむロッテ。彼の心情は荒れ狂い、それに付随する行動を繰り返し、自暴自棄の沼に嵌まっていく。

 ウェルテルが、友であるウィルヘルムに送った手紙を読み進めて、物語を追う形式の書簡体小説である。

感想

 道徳や理性では解決できないことがある。惑わされ、乱され、苦しみ続ける心にどうやっても折り合いのつかないことが。これは迷惑だ。人として間違っている。というのが分かっているのに、行動の制御が利かない。

 恋なんかは、殊更これに当てはまる。実らないならば、より深く。

 当事者以外に心の痛みは量れない。落ち着け。諦めろ。他に出会いは沢山ある。そんな簡単な攻略法も、病の渦中で迷妄している本人には理解できない。

 好きな人に触れたい。その姿を見ていたい。一緒になれなくても、自分の影を残したい。素直な欲と愚直な苦悩は、時代を超えた普遍性をもつ。

終わりに

 明日は本気のエッセイで諸君らの心を雷の如く痺れさせて見せよう。それではまた。


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