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「知らぬ間に薬に依存」朝日新聞/患者を生きる(5回シリーズ)を読んで(後編)

 11月24日から「『知らぬ間に薬に依存』朝日新聞/患者を生きる」という連載が始まりました。5回シリーズ。今日は5回目について書きます。(「患者を生きる」かぁ…私たちは患者を生きてるのかなぁ)
 最初にですが、新聞にこういう記事が載っても私は自己判断で薬の増減はしていません。容体は個々に違うからです。ノーチラス会も薬の問い合わせに答えてくれます。
 精神科の薬を服用しているものとして、心が揺れる記事だったので、書いてみたいと思います。

5回目「使い始めで『出口』考える」(要約)

 ベンゾジアゼピン系薬は長く使っているとやめづらくなる危険もある。身体依存といって服用する前より強い不安、不眠、けいれん、発汗、吐き気があらわれたりする。
 女性を診た医師の誰もが身体依存のリスクを説明してくれなかった。
 ベンゾジアゼピン系薬の適用使用に詳しい高江洲義和・琉球大准教授(睡眠医学)は「問題があるとわかっている薬を医療者が使いこなせていないところに問題がある」大切なのは「使い始めの段階で医療者と患者がやめる『出口』を話し合っておけば、後になってやめられないと慌てることは少ない」

・具合の悪い時と薬の使い始めは、知識がないことが多いし、弱っているから判断力も落ちている、身の回りに相談する人がいないケースも多いと考えられる
・最初に話し合うのは理想だけど、患者にドクターと同じような知識があるとも思えないし、短い診察時間の間で了解を求めるのも難しいのでは
・双極症のように、うつ病だと思われてSSRIや抗うつ剤を出され、躁転してひどい目に合う患者さんもいるわけで、それは個人病院でも大学病院でも起こっている、薬に関するドクターの見識違いはやっぱりある


◎通して読んで思ったこと
・私、ベンゾ系の薬を8年以上飲んでるんだけど…と言いそうになった。
・文中の50代の女性…更年期のことには触れていないけど、そちらからのアプローチもあるかも。
・「お薬手帳」をよく読むのもいいと思う。
・私は「ピルブック」というお薬の辞典を持っているので、それも役に立っている。現在では検索でサイトを見るのもいいかも。
・年齢を重ねていくと、薬の効き方は変わってくる。よく働くのか、悪く働くのか、考え方を柔軟にして「薬を変える」チャレンジはいつでもしていきたい。
・私の薬は、双極用と眠剤の2種類。眠剤がベンゾ系。それを長期少しずつ減らす心労で双極の方が悪くなる可能性があると思い、note当初から「眠剤を減らすことはあきらめています」と書いていた。なのでロゼレムを試したりしていたのだが、そちらの方が体に合わない。一応ベンゾ系の話はドクターにしようと思うけど、あまり「あ、じゃぁ変えますか?」というような言葉が返ってくるとも思えないし、眠剤はかなり試してみて、いまのが一番合ってるので悩ましい。

とても分かりやすい記事があったので、お借りしています。


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