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瀬戸川猛資はどこにいる

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80年代から90年代にかけて活躍した文芸評論家瀬戸川猛資が書いた、膨大な量の単行本未収録評論について解説していきます。週一回更新予定。
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記事一覧

第17回「映画評論家瀬戸川猛資・前」

「瀬戸川猛資」というと(ミステリ者としては)どうしてもミステリ/文芸評論家として見てしま…

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第16回「ブックマン瀬戸川猛資⑩」

 今回は「ブックマン瀬戸川猛資」編の最終回ということで、瀬戸川猛資に縁の深い人物について…

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第15回「ブックマン瀬戸川猛資⑨」

 そろそろ瀬戸川の書評連載についてもネタが尽きてきた感があるが、さて、今回取り上げるのは…

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第14回「ブックマン瀬戸川猛資⑧」

 前回に引き続き、〈毎日新聞〉「今週の本棚」における瀬戸川の書評を見ていく。前回もご紹介…

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第13回「ブックマン瀬戸川猛資⑦」

 前回に続いて瀬戸川猛資の新聞書評についてご紹介しよう。今回は、前回も触れた〈毎日新聞〉…

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第12回「ブックマン瀬戸川猛資⑥」

 今回から、瀬戸川猛資の新聞での書評活動についてご紹介していく。  新聞書評は、当然なが…

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第11回「ブックマン瀬戸川猛資⑤」

 さてここまで、〈BOOKMAN〉を皮切りに〈バラエティ〉〈週刊宝石〉、といわば「コミュニティの内側」における瀬戸川猛資の活動を見てきた。既に述べたように、70年代末から80年代前半の瀬戸川は、ワセダミステリクラブの後輩で、当時既に強力な編集者となっていた秋山協一郎による引き合いも含めて、学生時代に書いた〈ミステリマガジン〉以外の様々な媒体/ミステリ書評以外の様々なジャンルに進出し、最終的には自分自身の書評誌を作り上げるに至った。ここからは、それ以外の誌面で瀬戸川がどのような

第10回「ブックマン瀬戸川猛資④」

 前回ご紹介した〈バラエティ〉に続いて瀬戸川猛資が寄稿を始めたのが光文社の雑誌〈週刊宝石…

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第9回「ブックマン瀬戸川猛資③」

 前回までで雑誌〈BOOKMAN〉についてごく大まかにまとめたので、今回は少し時を遡って1977年…

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第8回「ブックマン瀬戸川猛資②」

 さて〈BOOKMAN〉をご紹介とはいったものの、全号の特集の全内容を紹介することなどもちろん…

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第7回「ブックマン瀬戸川猛資①」

 前回までの連載で、デビュー以降80年代までに見られた瀬戸川の「ミステリ評論家」としての側…

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第1回「忘れられた瀬戸川猛資」

君は瀬戸川猛資の何を覚えているか? 瀬戸川猛資が戦後(1948年生まれの彼が成人後、各媒体へ…

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第2回「ミステリ評論家・瀬戸川猛資①」

 前回の総論に引き続き、今回からは各論ということで、瀬戸川猛資が手掛けた様々な評論を見て…

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第3回「ミステリ評論家・瀬戸川猛資②」

 前回取り上げた〈ミステリマガジン〉と〈ダカーポ〉の個人的な印象は、前者は「ミステリ、殊に翻訳ミステリの専門誌」、後者は「文学、サブカルチャーなどを積極的に取り入れた総合誌」といった感じである。では瀬戸川のミステリ評論家の仕事がこういったカルチャー誌に限られていたかというとさにあらず。もっと堅い雑誌の書評・時評欄にも登場している。そこで今回は、産業経済新聞社の二誌における瀬戸川の仕事について解説する。 週刊サンケイの新刊書評について 前回、〈ミステリマガジン〉誌上において「