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折々のチェスのレシピ

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「チェスのレシピ」と「新・チェスのレシピ」でご紹介したレベルの知識がある人向けになりますが、必ずしも飛び抜けて高度な内容ではなく、日々のチェスライフにおいて役立つ手筋や知識を折に… もっと読む
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2023年11月の記事一覧

折々のチェスのレシピ(224)

白は気持ちよくサクリファイスしたい局面です。 もちろん、 Nxe6です。黒はこのナイトを取る…

折々のチェスのレシピ(223)

今回は、どちらを選んでもほぼ勝ちは確定しているけれど、手数がだいぶ異なるという話です。し…

折々のチェスのレシピ(222)

手筋や駒組みの理屈を憶えることは重要ですが、それ以外にもパッと見て形(駒組み=ポジション…

折々のチェスのレシピ(221)

今回は、ある局面を取り上げて、戦力差について考察したいと思います。考察というほど大袈裟な…

折々のチェスのレシピ(220)

今回は前回と逆に黒のひどい序盤です。 ここで黒がaファイルのポーンを2マス突く理由を探し…

折々のチェスのレシピ(219)

ある程度スコアが上がったのになかなかそこから上に行けないという時、かなりの確率で序盤の駒…

折々のチェスのレシピ(218)

興味深い対局を見つけたのでご紹介します。lichess で1600点台のプレイヤー同士のものです。 なぜ興味深いかというと、ここで黒が投了してしまったからです。一見して黒がまずいのはわかりますが、投了するほど悪いとは瞬間的には読みきれなかったです。しかし、黒はクイーンの逃げ場所にかなり制約を受けており、 ここ以外に逃げるとさらに形勢を損ねます。とはいえ、 白からf5で駒交換を促され、Ng6とされると黒にはもう勝ちはないでしょう。黒が潔く投了した理由がわかりました。ではど

折々のチェスのレシピ(217)

さて、下の局面は、ソフトやAIの評価値だと、90 - 10ほどで白の勝勢です。 駒の損得はありま…

折々のチェスのレシピ(216)

黒が猛攻を仕掛けている局面です。 これでも黒が大優勢であることには違いありませんが、いか…

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折々のチェスのレシピ(215)

クイーンズギャンビットをやると下のような局面にそれなりの頻度で出会うのではないでしょうか…

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折々のチェスのレシピ(214)

定跡は大切だけれどそれだけに頼ってもいられない等々ここしばらくそんなことを書いたりしてき…

折々のチェスのレシピ(213)

前回、可能な限り最短の寄せ筋でメイトしないと、相手にチャンスを残してしまうこともある、と…

折々のチェスのレシピ(212)

この「折々のチェスのレシピ」を読んでくださっている方にとって、下の局面の優劣が明らかだと…

折々のチェスのレシピ(211)

白が2手目に野心的な手を指してきました。 なるべく早くクイーンを使いたいという意図だと思われますが、 黒はこのようにナイトをピンすることができます。もちろん黒は次にNe4を狙っています。それを防ぐには白はf3とするしかありません。 その後、数手指し合うと上のような局面になっている可能性があります。ここで黒の腕が問われます。白がナイトをe2に跳ばしてきたことによって、黒のb4のビショップはここにいても仕事がなくなりました。仮にc3のナイトを取ったとしても、ナイトで取り返さ