グルテンフリーについて
皆さんは普段、どのような主食を取っていますか?
パンや麺類などを主食に食べることもある方も多いかと思いますが、パンや麺類の元となる小麦には「グルテン」とよばれるタンパク質が含まれています。
そんな中、最近はグルテンをできるだけ摂取しない「グルテンフリー」という考え方が広まりつつあるんです。
今回は、そんな「グルテンフリー」は体にどのような影響があるのか、メリットやデメリットを踏まえながら解説します。
ぜひ参考にしてみてください😊
グルテンフリーとは
グルテンフリーとは 小麦に含まれるたんぱく質 「グルテン」、いわゆる「小麦タンパク」を摂取しない食生活のことをいいます。
グルテンは、食べ物をおいしくする一方、腸に負担をかけ、心身の不調を引き起こす可能性がある成分です。
体質によっては、グルテンを断つことで、体調が改善したり、肌質が改善することがあるといいます。
海外や日本でグルテンフリーがブームになっている理由
グルテンフリーが世界中で広まったのは、セレブたちが美と健康のために取り入れたことが話題になったのがきっかけです。
テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手は、テニスプレイヤーとして伸び悩んでいた時期にグルテンフリーを実践したところ、パフォーマンスが劇的に向上。
3つのグランドスラム大会を制し、世界ランキング1位を獲得、テニス界の絶対王者といわれるまでに強くなりました。
そんな有名人の成功体験も相まって、現在アメリカでは、たくさんの方がグルテンフリーの食事を心がけているといわれています。
スーパーには専用のコーナーがあり、食品だけでなく化粧品やサプリメントにいたるまで、あらゆるグルテンフリー製品がそろっているんです。
一方日本では、もともと小麦アレルギーを患っている方が、治療の一環としてグルテンフリーを取り入れていました。
そんな中、最近では「小麦アレルギーではないけど、小麦を摂取するとなんとなく倦怠感がある」という方が多いことも事実です。
世界でグルテンフリーブームが起こっていることもあり、日本でもだんだんとグルテンフリー生活を始める方が増えてきているのです。
グルテンが入っている食品
グルテンフリーの食品
グルテン依存のセルフチェック
✅あごや口周りにニキビが出来やすい
✅週2回以上下記の物を食べる(パン・麺・揚げ物いずれか)
✅肌がくすんでいる
✅子供の頃から朝ご飯はパン
✅スイーツが好き
✅市販のお惣菜が週2回以上
1つでも当てはまっていたら、もしかするとグルテン中毒かも😮!
グルテンを摂りすぎるとどうなる?
グルテンフリーにすると…
グルテンフリーにはデメリットもある?
グルテンフリーには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
グルテンフリーを実践することで小麦を摂らなくなると、心臓と血管の健康に良いとされる食物繊維が不足してしまい、心臓の疾患や脳卒中に陥る確率が高まるという結果が出ています。
グルテンフリーを行う場合は、食物繊維を多く含む食材で栄養を補填しましょう。
りんごやバナナなどの果物、豆類、きのこ類、海藻類などがおすすめです🍎
また、「思っていたより食べられるものに制限がある」「美味しいものが食べられないことによるストレスが溜まる」などもグルテンフリーのデメリットになります。
私たちの周りにある食べ物にはグルテンを含むものが多く、グルテンを一切摂取しないのはかなり難易度の高いチャレンジ。
実践する場合は、決して無理をせず、少しずつ生活に取り入れていきましょう!
無理しないことが重要!グルテンフリーの始め方
①「お米中心」の生活にする
グルテンフリー生活を始めようと思ったら、お米中心の食生活にすることから始めましょう。
食生活を見直してみると、朝食でパンやシリアルを食べていたり、ランチでパスタやラーメン、ピザなどを食べていたり、思っていた以上に小麦を摂取していることがわかります。
お米はパンやパスタなどの小麦食品よりも腹持ちがいいため、食べ過ぎ予防にも効果的です。
②成分表示表を見るクセをつける
パンやパスタなどを控えるだけでは、完全なグルテンフリーとはいえません。
実は、日本人の食事に欠かせない醤油や味噌汁にもグルテンが含まれているのです。
私たちの周りにはグルテンを含む食品がかなり多いため、スーパーやコンビニなどに行った際には成分表示表を見るクセをつけると良いでしょう。
どんな食品にグルテンが含まれているのか、少しずつ理解できるようになります。
③米粉やそば粉を活用する
最近は、小麦の代わりに米粉やそば粉を使用した食品も多く販売されています。
まずはいろいろなものを試してみて、自分のお気に入りの「小麦に置き換わる食品」を見つけましょう。
特におすすめなのが米粉です。
米粉は吸湿性が高く、パンやピザに使用するともちもち、しっとりした食感になります。
腹持ちが良いため、少量でも満足できるでしょう。
さらに油の吸収率が小麦粉よりも低く、揚げ物に使っても低カロリーに仕上がるのも嬉しいポイントです。
まとめ
海外セレブの間で話題となり、日本にも広まりつつある「グルテンフリー」。
グルテンを多く含む小麦食品をできるだけ摂取しない食事法のことで、もともとは小麦アレルギーやセリアック病の治療法としてできたものです。
そんなグルテンフリーには、体や肌の不調を改善する効果やダイエット効果に期待できます。
しかし、グルテンフリーを行うことで食物繊維が不足してしまうリスクもあるため、自分の体調や体質と相談したうえでグルテンフリーを始めましょう。
グルテンフリーを実践する際には、無理をしないことが重要です。
まずはお米中心の生活にしたり、成分表示表を見るクセをつけたりしてだんだんと体を慣らしていきましょう。
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