企業マーケ_note内定辞退対策__1_

新卒採用を成功させる 内定辞退の回避術

こんにちは!新卒採用の情報を発信しているRECCOOです。
人事1年生のリクーくんの疑問に答えていきます。
今回のテーマは「内定辞退の対策について」です!

<リクーくんの疑問>

Q.そもそもどうして内定って辞退されちゃうの?

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A.「内定辞退」は、企業から内定をもらった学生が、

・その内定先の企業で働くことがイメージできなくなる
・別の企業や進路により大きな魅力を感じるようになる

ことが原因で発生します。

ということは、企業が内定辞退を対策する場合は
上記の2点を重点を置いて対策する必要があると言えるでしょう。

では、具体的にどのような行動や施策が内定辞退対策として有効なのでしょうか?

まず前提として、内定辞退は企業の採用規模によって発生率や発生時に企業側の受ける損害が大きく異なるので、内定辞退対策の重要性も異なります。

そこで今回は、

●内定辞退対策として採用活動を通して気をつけるべき3つのポイント

そして、内定辞退者が発生した場合の損害が大きく、内定辞退対策の重要性も高い、採用予定数が50名未満中小/ベンチャー企業を例に

採用時期別の内定出し前後の学生への接し方

について解説していきます!

・採用活動を通して気をつけるポイント

1.「内定者目線になる」

まず、採用担当者が内定者目線に立って、抱えているであろう不安や疑問を解消したり、その企業の一員として働くイメージをより鮮明にするための手助けをしたりすることが大切です!
選考段階で得られた、学生の価値観や判断基準などの情報を元に、学生の心に刺さるアピールをすることでより効率的に魅力を伝えることができます。

2.「自社に愛着を持ってもらう」

内定者に来期卒向けのインターン設計に参加してもらったり、就活生向け座談会の話者として起用したりすることで、内定先の企業の一員であるという自覚と愛着を持ってもらうことも大切です!
注意点として、自社の魅力づけを行う際に「競合他社を貶める」ことで相対的に自社の評価を上げようとしてしまうことがあるかもしれませんが、このようなアピールの仕方は逆効果なことが多いです。特に、採用段階で人事以外の役職とのコミュニケーションの機会を設けている場合は、このことを全社で共有しておく必要があります。
他社と比較したアピールをする際には、その差異を明確にして
「他社は〇〇がいいけど、△△が強いキミにはウチの方が合っている」
というようなアプローチをするべきでしょう。

3.「定期的なコミュニケーション」

内定出し以降のコミュニケーションをおろそかにしてはいけません!
新卒採用のゴールは内定を出すことではなく、その企業の一員として将来的に活躍してもらうところにあります。
定期的にコミュニケーションを取ることで、企業側から内定者に対する期待をアピールすることが大切です。
また、コミュニケーションを重ねることで、先述した企業に対する愛着を自然な形で持ってもらえる可能性が高いです。
具体的な施策としては、内定者インターンや懇親会、勉強会などが考えられます。


・内定出し前後で気をつけるポイント

●年内(〜12月)に内定出しをするならスピード勝負!
この時期の採用ターゲット

①サマーインターン参加者の優秀層
②秋冬の選考に申し込んだ学生の優秀層

この時期に動き出している学生は就活に積極的な層であるといえます!
そのような学生に対して、単純に自社をアピールするだけではなく、広く就活全般に対する悩み相談にキャリアコンサルのような立場を取るのが効果的です。その学生の他社での選考状況について把握しつつ、価値観や判断基準を深く知ることもでき、質の高いコミュニケーションを取ることができます。

また、この時期に他の企業よりも早く内定出しをすることで、
「いち早く自分の価値を認めてくれた企業」
というプライオリティを確保することができます。


●年明け〜春前(1月〜3月)はベンチャー内定出しの激戦区!

この時期の採用ターゲット

①ベンチャー企業へ就職することをメインに考えている学生
②サマーインターン参加者の中で交流を重ねることで評価の上がった学生
③冬の選考に申し込んだ学生の優秀層

ベンチャー志向の学生はこの時期にスパートをかけて就活をしています!
そんな学生にとっての企業の優先度は日々変化しているものだと考え、逃したくない人材であるならば、積極的にコミュニケーションを取り、その学生の選考状況の把握もする必要があります。
また、年内に内定承諾した学生をこの時期の内定者に会わせることで、横の繋がりが生まれ、「その企業で働くイメージ」を具体的に描きやすくなり、新たな内定承諾に繋がることが期待できます!

●春(4月〜6月)に内定出しは大手企業との勝負
この時期の採用ターゲット

①大手企業を受けつつもベンチャーも視野に入れている学生
②ベンチャー企業に早期内定しているが、決めきれていない学生

この時期は大手企業の採用が本格化しているので、優秀な学生は取り合いになってしまいます!なので、中小/ベンチャー企業は大手などに負けない自社の強みをしっかり学生に伝える必要があります。また、学生の話をしっかり聴き、本人の意思決定の特徴を理解し、それに合ったアプローチを仕掛けるようにしましょう。

例えば…
複数の企業を比較して吟味し、納得のできる選択をしたい学生のようなら
→“長期戦”を覚悟し、自社の魅力をアピールし続ける!

成長意欲があり、勢いのある企業を選択したい学生のようなら
→社内の意思決定の早さを感じさせるような“短期決戦”を意識する!

6月中には内定者懇親会を開催し、最終的な意思決定に迷う学生をフォローし、承諾してもらえるようにしたいところです。
この時期はどの企業も懇親会を開催する時期なので、先行して開催できる方がいいですが、学生のイメージが崩れるようなクオリティならば逆効果になってしまいます。

●7月以降の留意点
まず第一に、内定者とのコミュニケーションはおろそかにしないことは大前提です!この時期に連絡がつきにくい場合は何らかの理由で、自社に魅力を感じなくなっている可能性が高いので、採用担当者はその内定者の迷いや不安の汲み取ってその解消に努める必要があります。

内定者インターンや定期的な勉強会、内定者ワークの出題などはこの時期の内定辞退防止策として有効です。

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・まとめ

内定辞退されないために必要な3つのポイント

「内定者目線になる」
「企業に愛着を持ってもらう」
「定期的なコミュニケーション」

この全部を意識できれば、あなたもパーフェクト人事!

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