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リハビリジロー(理学療法×公衆衛生学)の自己紹介

リハビリ医学 × 公衆衛生学 の 情報発信!


‖  疾病を予防して健康的な社会を作りたい


皆さん、はじめまして。ジローと申します。
私は、理学療法士(リハビリの仕事)をしています。

理学療法士とは、リハビリの中でも「運動」「動作」「歩行」への介入を得意とする職種です。

私は、その中でも脳卒中のリハビリテーションの現場に居ます。

脳卒中では、突然亡くなってしまう死因としての割合は年々減少しています。

しかし、多くの方が様々な後遺症を残します



‖  脳卒中のもたらす個人・社会への影響


脳卒中は要介護状態になる原因の第2位ですし(1位は認知症、介護保険の要介護4〜5の寝たきりレベルでは1位)、他の疾患に比べてリハビリ期間・入院期間が長い事が知られています。


医療費だけでなく、社会保障費の高騰にもつながります。
社会復帰できず収入の減少(貧困)、介護離職による働き手の減少など間接的な問題も多くあります。



‖  公衆衛生学に興味を持ったきっかけ


脳卒中を発症するかどうかなどは誰も分りません(神のみぞ知る領域)。

しかし、リハビリテーションの現場に居ると様々なジレンマに陥ります。

明らかに悪い生活習慣病併存疾患を長年放っておいて(しかも、1日に3箱くらいタバコ吸ったりなんかして)、いざ脳卒中や心筋梗塞などを発症した場合です。

いくら、「リハビリを頑張る」と言っても、全身状態の管理が一番なので、併存疾患をこじらせていれば、まともに運動ができない事も多いです。

そのために、リハビリの効果が低くなり、思ったような帰結にならない方もいます。

また、いくら大病をしたからと言って、若い頃からの生活習慣を急に変えることは難しいです。


ジロー:やっと退院ですね!!家に帰ったら何がしたいですか??」

脳卒中リハビリ患者さん:とりあえず、タバコが吸いたいわ。酒でも飲んでゆっくりする」と・・・。


せっかく、長い期間をかけてリハビリして身体が良くなったのにと、残念な気持ちになりますよね。

もちろん再発した方もいます。

‖   全体的に優しくない社会


障害を持って、いざ復職をと言っても、今の不景気な世の中で、イキイキと活躍できる場所は限られています。

再発予防と言っても、美味しい・楽しい誘惑がいっぱい。
健康的な行動を心がけるのは至難です。

何かが足りていないとモヤモヤした気持ちを、ある方に相談したところ、「ジローちゃんのそれを解決するには、公衆衛生を学ぶと良い」と言われ、興味を持ち始めました。

目の前の患者さんの事を見ながら、視点は社会(集団)も見ておかないと

ん??

社会に目を向けるのは、リハビリテーション専門職の得意技だ!

言われてみれば当たり前の事が、気付くのが遅く、学び直しをしたいと思い、大学院の受験勉強を開始しました。


‖  理学療法士として働きながら大学院(公衆衛生コース)へ


私は、専門学校で理学療法士の資格を取った後、20歳代後半で地元の大学院でリハビリテーション学の修士課程を修了していました。

また大学院?しかも、博士課程ではないの?
家族も、周りのみんなも不思議がっていました。

40歳手前になっていましたが、一念発起し、地元の国立大学大学院(公衆衛生コース)に入学し、疫学、予防医学、行動科学、生物統計学などを系統的に学び、昨年、無事に卒業しました。

今後は、実践です!

理学療法士として習得している運動・栄養の視点に、公衆衛生学を加えることで誰もが健康的に生きられる社会を作ることが目標です。

このnoteは、今まで学んできた事をシェアするためにはじめました。

リハビリに限らず、公衆衛生(社会全体で健康になる!)の分野に興味を持ってもらえるように記事を書いていこうと思います。

よろしくお願い致します。


‖  ジローの略歴と資格


【略歴】
リハビリ専門学校卒
通信制大学で学士取得
大学院(リハビリテーション学修士)
キャリア活かせず10年間経過
 ↓
大学院(公衆衛生コース)へ再度入学
公衆衛生学修士(Master of Public Health)取得

【国家資格】
理学療法士
第一種衛生管理者

【認定資格】
3学会合同呼吸療法認定士
NST専門療法士
リハビリテーション栄養指導士
PT・OT・ST養成施設教員等講習会修了
理学療法士協会指定管理者(上級)
認知症ライフパートナー1級
シニア福祉アドバイザー
ロコモコーディネーター


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