大人気ローカル屋台の売り上げ
今日はホーチミンでベトナム人に大人気のチュオイ・ヌーン(もち米バナナ包み焼)の屋台に行ってみた。
この店は、常にベトナム人のバイクで店の周りに輪が出来て群がっている。
炭火で、バナナを包んだもち米を焦げ目が付くまで焼いて、温かいココナッツシロップをかけて食べる。
もち米が焦げた香ばしいかおりがあたりを漂う。
1個16,000ドン(約75円)
初めて食べたのだが、結論から言うと上手くなかった。
ベトナム料理は日本人の口に会うが、ベトナムのスイーツは正直どれも不味いのだ。味はともかく、この屋台はローカルベトナム人に大人気で年中無休営業。遠方からも客が絶えないという。
1日の平均販売数は1,000個程だそうだ。
16,000ドン(約75円)×1,000個=75,000円
75,000円×30営業日=2,250,000円
単純計算で月次の売り上げが225万円‼
年商2,700万円のビジネスである。
私の予想だと原価率は3割程で炭や雑費を引いても、粗利で5割以上ではないかと思う。
焼く作業をするお嬢さん方の給与も知れた金額である為、このビジネスでオーナーは年収1,000万とかだろう。
ここベトナムの所得平均から考えると、日本では1億円プレーヤーである。
この手のビジネスは、当然ながらローカル現金ビジネスであり、仕入れや売り上げはいくらでもちょろまかせるので、税金を払う額など高が知れているのだ。
このTT(トラディショナルトレード)のローカル屋台と今ベトナムで人気のMT(モダントレード)ミルクティー屋のどちらが利益率が良いかと言えば、このTT(トラディショナルトレード)のローカル屋台である。
しかも誰でも出来る単純作業の繰り返しである為、言い方は悪いがベトナム人には最適な作業となる。
しかしながら、この手のローカルビジネスを外国人が行う事は極めて難しい。
ビジネスの世界も深いものだ。
映画のシーンでもよく出てくる、ニューヨークの中心地で屋台のホットドックを売っている人はマンハッタンのホワイトカラー並みに稼いでいたりするのだ。
先日ホーチミンにオープンしたばかりの「リンガーハット」1号店も立地が良い割に開店当初から人が入っていない。
前を通るたびに、店内では店員がたむろってお喋りに講じている。
ベトナム地場の企業とフランチャイズでの展開だが、来年には無くなっているだろう。
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