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小さな県から見た世界

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日本で最も人口の少ない鳥取県に住みながら気づいた地方の暮らしや思い。日々つれづれに綴っています。
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#写真

海沿いに佇む写真館

海沿いに佇む写真館

し鳥取に塩谷定行という写真家がいた。

写真愛好家の間では有名な方らしいが、一般の人にはまだ馴染みが薄いかもしれない。

いわゆる芸術写真の先駆け的な存在で、その後の植田正治さんらの系譜に繋がっていく。

思えば鳥取県は、これまでに優れた写真家をたくさん生んできたのだと思うが、やはりその風土や自然環境が影響しているのだろうか。

鳥取に引っ越してきて感じたのは、光の当たり方が独特だなぁということ。

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今ここに在ることを感じられる時

今ここに在ることを感じられる時

昨日、今年もこれで最後になるだろうということで、家族で鳥取県内にある鹿野町、鹿野公園まで花見に出かけてきた。

コロナの影響もあって、出店などもなく、それがためにむしろ静かな花見を楽しむことができた。

これまでは、春の桜を見ると、心がワクワクと気持ちが高ぶっていくことが多かったのだけれど、昨日の花見はとても静かで落ち着いた気持ち。

そして、心はこの瞬間を捉えたいという思いに集中していた。

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