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田舎生活・スローライフへの理想や憧れと厳しい実情(裏話)

コロナの状況も相まって、
田舎移住のニーズが高まりつつあります。

2拠点生活や田舎移住、週末農業、
田舎アクティビティなど
田舎を楽しむ方法は様々です。

この記事を読んでくれる人達も、
少なからず田舎に興味を持ってくれている人
なのではないでしょうか。

都会の人は田舎に憧れ、
色々な希望を持って田舎を訪れます。

しかし、現地の人達は本当に皆さんと
同じように思っているでしょうか?


また、どのようにしたら田舎生活を
始められるのか一緒に考えていきましょう。

僕が経験したことから得た裏話なども交えて、
メリット・デメリットをお話していきます。

これから田舎生活について調べる人へ

まずは、興味を持って調べ始めたばかりです
という人に基本の基本のお話をしていきます。

ネットで検索してもらったら
似たような記事がすぐに
見つけられると思います。

一般的なメリットのお話です。

自然豊かで、空気が綺麗、人々は温厚で
人情的で助け合って生活している。
時間の流れがゆっくりで、
みんながのんびり穏やかに暮らしている。

自然の恵みが豊かで、
新鮮な魚介や野菜が食べられる。

メディアで報じられる田舎のイメージですね。
都会の人から見れば、確かにそう見えますし事実です。

こういう類の情報がネットで検索したら
すぐに得られるような情報です。
せっかくRea-Jenee Japanのnoteを
開いていただいてますから、
他では学べない内容をお伝えしていきます!

田舎生活には、もちろんデメリットも
たくさんありますし、実は、
都会の人がメリットと思っていることも、
現地の人達が同じように感じているとは限りません。

実は理想通りではない現地の人の考えと実情

一つわかりやすい例え話を紹介します。
僕の知り合いの農家さんは
自分で作った野菜はほとんど食べないと言います。

仕事として作っているだけで、
野菜が好きで作っているわけではないと言います。

しかも、こだわってもっと美味しく
作ることもできるかもしれないが、
それだと儲けがでないからやらないと言います。

出来る限り少ない労力で、
出来る限り効率よく出荷できる
野菜を作るそうです。

それでも農家は決して儲かる職業ではないです。

理想はあるが生活がかかっている、
遊びではないからと言います。

そして、やっぱり野菜より、
お肉が食べたいと笑いながら言います。

この地域でお肉を食べようと思ったら、
1件しかない個人のお肉屋へ行くか、
車で1時間の大手スーパーまで行くかです。

個人店は、種類も少なく、価格も安くはないです。
その点、大手スーパーは安くて
良いものがたくさん並んでいて、選択肢が増えます。

それが田舎の現実ですよと言います。

適度な味の野菜を作ることが目標ですか?

おそらく、田舎に興味を持って
この記事を読んでいる人達の中に、
田舎に移住して、
そこそこの味の野菜を効率重視で作って、
田舎で農家やるぞという
目標を持っている人はあまりいないと思います。

しかしながら、生活の糧にするということは、
どこかで妥協したりすることになります。

都会の人が憧れる田舎生活と、
現地の人が実際に感じていることは
大きく違います。

まずは、自分が憧れる田舎生活を違った角度、
違った立場で考えてみてはいかがでしょうか?

そして、実際に田舎の人達とたくさん
お会いすることをお勧め致します。

メディアでは報じられない裏話がたくさん聞けます。
現地の人達も、初対面の都会の
人達へはいい顔をします。

何度も接して、たくさんの時間を一緒に過ごすと、
本当の声というのが聞こえてくると思います。

田舎事情もわかった上で、
そろそろ本気で移住しようかなという人へ

本当に田舎生活に耐えられますか?
移住先のこと、きちんと調べましたか?
本当に移住したいと、
心の底から思っていますか?

ネットの情報や、
不動産屋さんの情報だけでは不充分です。


実際に田舎へ移住した30代前後の若者は、
半数以上が2年〜3年程で都会へ
戻ってしまうそうです。

とある田舎の市役所の職員が言っていました。
農業委員会の方からも
同じような話を聞きました。

担当者の感覚であり、
正確な統計データではないので、
断言してしまうことは避けますが、
少なからずそういったケースがあるのは
事実のようです。

行政の移住支援などで移住した人は、
支援期間が終わると
生活が苦しくなってしまったり、
現地の独特の風習やルール
馴染めなかったり、
ご近所同士の暗黙のルールなんてのもあります。

田舎での理不尽だけど当然とされるルール

田舎での特殊なルールについて、
僕の実体験を1つお話します。

僕の実家は、山こそありませんが
田園風景が広がるそこそこ田舎です。

田舎ではよくある話ですが、
定期的に草刈りというのが必要になります。

ご近所さんとのルールで、
自分の家の前の水路の法面は
その家の人が草刈りをするという
ルールになっています。

法面はもちろん自分の土地ではないですので、
法律や条例で規定されているわけではないですが、
ご近所ルールで決まっています。

田畑をされている人からすると、
雑草が生い茂ると虫が出やすくなりますし、
雑草が田畑の方まで侵食してくると困るので、
田舎に住む以上は草刈りは必要だと思うので、
当然そのルールを受け入れています。

暖かい季節になると、1ヶ月もすれば
雑草が生い茂りそろそろ草刈りしないと
いけないなと思いながら、
予定が立て込み手を付けられないでいると、
周りの家の人達は綺麗に草刈りを終えて
自分の家だけが草刈りをしていない
状態になってしまいます。

こうなると、遠くから見ても
あの家だけ草刈りをしていない、
というのがひと目でわかります。

罰則があるわけでもなく、
近所の人に注意されるわけでもないのですが、
とにかくプレッシャーを感じます。

そうなると無理に予定を調整して
草刈りを実施するわけです。

田舎で気楽にのんびり暮らそうという、
都会の人の思いとは真逆の状況ですよね。

まとめ

田舎に興味がある人は、
ネットで基本的なことをたくさん調べましょう。

田舎の農業体験やイベントなどに
積極的に参加して、実際に田舎に、
現地の人達に接しましょう。

そして、次のステップとして
住みたい場所が決まった人は出来るだけ
その町・村に通ってどんな人が住んでいるのか、
どんなルールがあるのか、
家を決める前に出来る限り調べましょう。

移住前に通って、草刈りをお手伝いする、
農業をお手伝いする、一緒に汗を流して
いっぱいお話を聞きましょう。

一緒にお酒が飲めるようになったら本音が
聞けるようになるかもしれません。
あなただったら、この村に来てほしい
と言ってもらえたら、
田舎移住の成功の一歩になると思います。



よろしくお願いします!!いただいたサポートは、田舎の竹林・里山整備、害獣駆除、古民家再生などに使わせていただき、廃材や自然素材、動物の角・革をクリエイターに提供できるようなシステム構築を目指しています!!