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「CDO思考」という本を出版させていただきます。

2024年2月28日発売の以下の本をダイヤモンド社様から出版させていただくことになりました。現在はAmazonで予約開始、2/28以降書店でも置かせていただく予定です。

CDO思考 日本企業に革命を起こす行動と習慣
※CDO(Chief Digital Officer)とは最高デジタル責任者のことで、社内のDX化などの中心的な役割を果たす役職です。

まえがきにも書かせていただいたのですが、一般的なデジタル人材の定義は、「デジタル技術を活用することで組織や企業に新しい価値の提供ができる人材」といったところでしょうか。デジタル技術と言って浮かぶのは、AIやIoT(Internet of Things/あらゆるモノをインターネットに接続する技術)、データプログラミングといった言葉かと思います。もちろん、それも間違っていません。ただ、私の考えるデジタル人材はもう少し広いものです。たとえば、必ずしもエンジニアとしてプログラムが書けなくても、IT職種の経験がなくてもデジタル人材にはなれますし、文系出身や営業職の方でもデジタル人材として活躍できるでしょう。
「プログラムが書けること」よりずっと大事なことがあるからです。むしろ私は、大手企業に勤める優秀な営業職の方こそCDO(Chief Digital Officer/デジタル部門の最高責任者)になればいいのに、とすら思うことがあります。

また、執筆するきっかけとなったのは、色々な方と話している中で、老舗企業の方からは「どうすればデジタル人材やCDOを採用できるのか? 教えて欲しい」と聞かれることがあります。一方、私がこれまで在籍していたようなIT企業やスタートアップ企業の方からは、「どうやって、老舗企業での働くチャンスを得たのですか? とても興味がある」と聞かれることがあります。双方のマッチングがされていない状況を多く見てきたのです。
若手のマーケターやスタートアップ企業の方からは「30代で老舗の上場企業の執行役員やCDOにどうすればなれるのですか?」とキャリア相談を受けることも多々あります。また、「CDOになるのはグーグルやサイバーエージェントにいたからですよね? つまり再現性はないですよね」と言われることもあります。私はそうでないと思っています。
私自身はまだ成長過程であり、成果が出たと言えるのはまだまだこれからですが、自身の体験に基づいて本書を執筆しようと思いました。
執筆にあたってもっとも注意したことがあります。それは「再現性」です。

ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、手に取っていただけると幸いです。感想なども是非是非お待ちしています。

以下目次を転載させていただきましたが、想像よりデジタルやテクノロジーに関しての内容が少ないと思われるかもしれません。実際そうです。
いつか機会がありましたら、デジタルやテクノロジーにもっと特化した本も執筆してみたいと思います。

第1章 「デジタル人材」と呼ばれるものの本質

  • そもそも「デジタル人材」とは何か

  • アクセンチュアの採用募集要項第

  • その「DX」は本当に必要なのか?

  • 面倒な日報入力を効率化する

  • 茶番や無駄をなくす

  • これからのデジタル人材は「ソフトスキル」が必須

2章 「ビジネス脳」を鍛えるトレーニング法

  • PCとやる気さえあれば誰でもデジタル人材になれる

  • 店長はデジタル人材│ - 行きつけ店を手伝え

  • デジタル人材が持つべき習慣/セルフチェックリスト

  • U I/U Xの目利き力を養う習慣

  • 顧客の声や一次情報を得る習慣

  • 学習しつづける習慣

  • 仲間をつくりつづける習慣

  • デジタルテクノロジーをキャッチアップしつづける習慣

  • ただ名刺交換するだけでは意味がない

  • 生産性を向上しつづける習慣

  • 新規サービスを任された時の最初の2週間

  • 経営の感度を高める習慣

  • 3Cを主体的に把握しつづける習慣

  • 大手企業社員はもっとリアル開催のカンファレンスやウェビナーに参加しよう 

  • 自分の2つ上のレイヤーの人や役員などと1on1や会話をどれぐらいの頻度でしているか?

  • 大手企業でも大いに成長できる

  • インプットと決断経験値の複利計算

第3章 待ってるだけではチャンスは掴めない

  • 社内で優秀でいたいのか、市場で優秀でいたいのか

  • 尊敬する人に「出会い方」を聞く

  • 「どういう人が欲しいか」が言語化されていない

  • 大企業の事情を理解してモノを言う

  • 言葉を大企業向けに置き換える

  • 「わらしべ長者」になるために

  • 「共感領域」と「ブログマネジメント」

  • 「在り方」の言語化を心がけよう

  • メディア露出の意味

  • 「○○ぶりですよね」で距離を縮める

第4章 影響を受けた尊敬すべきメンターの方々

  • 元グーグル日本法人村上会長 村上憲郎氏

  • 元ラグビー日本代表コーチ 村田祐造氏

  • サイバーエージェント執行役員 石井洋之氏

  • Vueloo CEO 武富正人氏

  • Datorama Japan元社長 布施一樹氏

  • ファミリーマートCMO 足立光氏

第4章 アナログ現場に赴いて、さあ何をするか?

  • 老舗大企業には敬意・配慮・傾聴を

  • 会社の歴史を知る

  • 蓄積されているデータの価値を見出す

  • 数十万件のアイデアを料理しきれていない

  • 自分の経済価値を「棚卸し」する

  • 入社3ヵ月以内に100人と「1on1」する

  • 1on1でも「顧客管理」

  • 生産性を上げるためのDX、その資料作成が生産性を下げている

  • 野球のプロをサッカーに巻き込む

第5章 役員になる日のためにやっておくべきこと

  • 下りてきた予算だけでなく全体を見る

  • 決算資料を読み「経営陣とピントを一致させる」

  • 組織という名の透明な箱

  • 経営感覚があれば、デジタルの投資対効果も説明できる

  • サブの「副業」ではなく掛け算の「複業」を

  • 老舗企業の社員はベンチャー企業にアドバイスできる

  • エンジェル投資でスタートアップや最新技術への感度を鍛えておく

  • CDOが心掛けるキックオフミーティング

執筆に至りまして、多くの方々にご協力いただきました。誠にありがとうございました(昇順にて記載させていただいております)

(株)office K田岡 敬様
CHEQ Japan株式会社代表取締役社長布施 一樹様
Sansan株式会社 代表取締役社長兼CEO 寺田親弘様
Sansan株式会社取締役 富岡 圭様
イークラウド株式会社株式会社 代表取締役 波多江直彦様
スマイルワークス株式会社代表取締役社長村田 祐造様
ディップ株式会社執行役員藤原彰二様
株式会社Mizkan Holdings 執行役員CDO 渡邉 英右様
サイバーエージェント 代表取締役 藤田 晋様
株式会社サイバーエージェント 取締役 中山 豪様
株式会社サイバーエージェント 人事本部常務執行役員CHO 曽山 哲人様
株式会社サイバーエージェント 執行役員 石井 洋之様
株式会社ナノベーション社長中野 博文様
株式会社ファミリーマート足立 光様
株式会社ベイシア 社長 相木 孝仁様
株式会社マネーフォワード取締役竹田正信様

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