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【人間の可能性】雑巾2枚で歩き方を変えることだって出来るんです。

トレーナー相手のお仕事


僕は同業のトレーナーさん相手にもセッションをします。

その場合のセッションは基本的に座学。

ご自身のトレーナー活動の中で疑問があればそれをテーマに、特にテーマを設けない場合には僕が主導します。



つい先日行ったセッションでは、「歩行を改善するにはどうするか?」が挙がりました。

歩行中、足が外から回ってくるお客さまにどうアプローチするか、です。


後日、そのトレーナーから連絡が来ました。
どうやら上手くいったようです。


セッションの中で話したこと

まず歩行の改善について論じる前にいくつかの条件を設けました。

  • 正しい歩行を教えないこと

  • 歩行が自ずと出来上がること

  • 歩行の範囲で指導すること


正しい歩行は教えない

たとえば「正しい歩き方はこうですよ」と言ってしまえば、当人のなかで目指すべき像のようなものが出来てしまいます。
するとお客さんはトレーナーの前でその像を再現するだけになります。
残念ながらこれでは改善には繋がりません。

歩行は教わらなくても出来る

歩行というのは基本的に自ずと作り出されています。
あなたが1歩目を歩き出したときから教わらなくても歩けているのです。

そのために部分的なトレーニングをさせない

また歩行や身体を諸要素に分解して個別にアプローチをするのも禁止です。
トレーニングルームの中では改善するかもしれませんし、時間を十分にかければ改善するでしょうが、今回はそれを考えません。


どうしたのか

そんな条件で足が外から回ってくる人をどう改善するのか。

いくつも案を出したうち、上の画像にもあるように「床を拭く」が採用されたようです。

床を拭くということ

これは左右両方の足でそれぞれ雑巾を踏み、その状態で床を拭きながら前に進んでもらうだけです。

この状態ではたいていの場合、足を外から回していたら上手く拭けません。

それを何度か繰り返した後に、また普段通り歩いてもらいます。


結果

結果はひとまず上手くいったようですね。
ただ元に戻る可能性も無きにしもあらずです。

とはいえたったこれだけでもお客様に喜んでもらえるほどの効果が出たというのが重要です。


なぜこれが上手くいったのか、について詳しく知りたい方はここには書ききれませんので、ぜひセッション受けてみてください。














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