RCF(社会事業コーディネーター)

「社会の課題から、未来の価値をつくる」一般社団法人RCFの公式noteです。RCFが取…

RCF(社会事業コーディネーター)

「社会の課題から、未来の価値をつくる」一般社団法人RCFの公式noteです。RCFが取り組む社会課題の現状や解決に向けたアプローチ、提言などを発信していきます。

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RCF公式note始めます

こんにちは!一般社団法人RCFです。 私たちは、様々な社会課題に対して、行政や企業、地域事業者等と連携して課題解決事業を企画・推進する「社会事業コーディネーター」集団です。 この春、私たちが取り組む課題やアプローチを多くの方に知ってもらうべく、noteを始めることにしました。 RCFとは?RCFは東日本大震災を機に設立した非営利団体です。「社会の課題から、未来の価値をつくる」をビジョンに、省庁・自治体等の行政や民間企業等に資金を頂き、社会課題を解決する事業を行っています。

    • 復興支援とは何か。中長期的に被災地に関わり続ける意義(後編)

      こんにちは!RCF広報担当です。前編では、宇和島市支援の始まりや柑橘農家支援についてお聞きしました。後編では、RCFが長期的支援を行う理由や行政や企業との関わりについて、復興支援担当の方にインタビューをしました。 長期的支援の意義 ーどうして長期的な復興支援が必要となるのですか。どのような社会課題があるのでしょうか?  被災地支援と聞くと一般的には緊急支援のことを指し、物資の提供や復旧作業のボランティアの派遣をされる団体が多いように思われます。そんな中RCFは、災害が起き

      • 復興支援とは何か。中長期的に被災地に関わり続ける意義(前編)

        こんにちは!RCF広報担当です。今年も日本全国で大雨や台風による災害が続いています。RCFは東日本大震災を機に設立した団体ですが、毎年のように起こる災害による被災地で復興支援を行っています。 復興支援とは何か。なぜ発災から何年もかけての支援が必要となるのか。 2018年に起きた西日本豪雨災害の被災地、愛媛県宇和島市の事例をベースに、復興支援担当とのインタビュー形式で、前編後編に分けてお伝えしたいと思います。  ー愛媛県宇和島市は2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けまし

        • 移住したい、と思ったことがなかった。6

          移住パターンとして、 Uターン、Jターン、そして嫁ターンなんて言葉もあるように、 元々自分に縁があった土地に移り住む人は多い。 とはいえ、Iターンという言葉も存在しており、 何らかのきっかけで新しい土地に移り住むこともある。 コロナ禍前のデータではあるが、Iターン希望はUターン希望の半分にも及んでいる。 UターンかIターンかは、 明確に、求めている仕事がそこにある、通いたい学校がそこにある、等 移住の理由によっても異なってくるが、 漠然と、イメージする理想の暮らし方のた

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          【番外編】移住会員制度(都道府県単位)一覧 ※R4.2.25時点

          別の記事にも記載したが、 移住希望者を対象にした、会員制度というものが存在する。 多くは都道府県単位だが、市町村単位で構築している自治体もある。 メールマガジン等での情報配信の他、 移住前に現地を訪れた際に、会員証の提示でレンタカーやホテルが割引されたり、 移住時には引っ越し料金が割引されたり、 移住後には住宅ローンの優遇や記念品プレゼントがあったりする。 移住検討者なら登録しない手はないお得な制度だ。 以下に、都道府県別の会員制度のリンク一覧を掲載する。(※R4.2

          【番外編】移住会員制度(都道府県単位)一覧 ※R4.2.25時点

          移住したい、と思ったことがなかった。5

          引越しする前に、物件の内見をするように。 新卒採用のエントリー前に、インターンシップに参加するように。 車の購入前に、試乗するように。 新しい環境を得る前段階として、 実際に足を運ぶ、体験する、土地や人に触れる、という行為がある。 ネット上で事前に情報収集することは今や当たり前になっているが、 写真や文字面だけでは収集出来ない情報は多い。 移住も同じだ。 内閣府の移住サイトが示す「地方移住へのステップ」の6番目に「体験」がはいっているように、 ミスマッチ防止の観点から

          移住したい、と思ったことがなかった。5

          移住したい、と思ったことがなかった。4

          起業って、なんだかめちゃめちゃすごい人がするものだと思っていた。 凡人とはかけ離れた世界の話。 ビルゲイツとか、スティーブジョブズとか。 日本なら、孫さんとか柳井さんとか。 ここまで大規模じゃなくても「自分で会社を持っています」って、ただ者じゃない感じがある。 これは、自分の身近に起業した人や、起業までいかなくても フリーで働いている人がいない環境だったせいもあるかもしれない。 身近に感じたことがないからこそ、雲の上感があった。 でも、起業ってどうやらそこまでハードルが高

          移住したい、と思ったことがなかった。4

          移住したい、と思ったことがなかった。3

          コロナは、それはそれは気がついていないところにまでも影響を及ぼしているが、移住も例にもれず。 リモートワークの普及により「移住=転職必須」という動きは変わり、転職無しでの移住が可能となった人が多い。 EYでは、会社として「移住プログラム」という取組を開始しているし、 パソナグループは本社を淡路島に移転した。 パソナグループの取組は、各種新聞等でも取り上げられ話題になったが、 実は地方移転には3割弱が関心を持っているというデータもある。 そんな需要を見越してか、広島県では

          移住したい、と思ったことがなかった。3

          地域安全学会研究発表会(秋季)の一般論文に投稿しました!

          こんにちは!一般社団法人RCFの井口です。このnoteで、RCFが取り組んでいる社会課題の分野のうち、防災分野での取組みを紹介しています。 前回は、内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」事業にて実施している、災害発生直後の「プッシュ型支援」を支援するシステム開発について書きました。 今回は、このSIP事業の一環として地域安全学会に一般論文として投稿した論文についてご紹介したいと思います。投稿した論文は地域安全学会の梗概集でもお読みいただけます。 論文の

          地域安全学会研究発表会(秋季)の一般論文に投稿しました!

          長野パルセイロの試合を観戦してきました!

          10月24日、晴天。 やってきました、長野県! この日はサッカークラブ「長野パルセイロ」vs「FC岐阜」のアウェー戦パブリックビューイングを観戦しにはるばるやって参りました。 今回の長野パルセイロのパブリックビューイング無料で試合を観戦できるという神イベントなのだ。 しかも、それだけじゃない。スタジアムでは、新型コロナウイルスの影響を受けた地域の飲食店や農家さんが多数出店されているという まさに食べて・観て地域とチームを応援するイベントなのである!! さて、そろそ

          長野パルセイロの試合を観戦してきました!

          移住したい、と思ったことがなかった。2

          家が人生で一番高額な買い物、とはよく言う。 いまでこそ持ち家率は低下しているが、それでも、一番高額な買い物だった人・になる人は多いだろう。 ※出展:『40代50代の持ち家比率が減少し続ける理由は何か?』(土地活用ラボ for Owner) 移住において、どの地域に住むか、を重視するのは言わずもがな、 どんな家に住みたいか、も多くの人にとっては重要だ。 古民家が良いのか、仕事場と一体化させた家が良いのか、とにかく安く済ませたいのか、 海の近く、山の近く、スーパーの近く……

          移住したい、と思ったことがなかった。2

          移住したい、と思ったことがなかった。

          移住したい、と思ったことがなかった。 いや、というより、「移住したい?それともしたくない?」という選択を、自分に投げかけたことがなかった。 だから、その結果、移住したい、と思うにも至らない。 コロナが流行り、世間が移住に目を向け始めている、という情報は、 移住に関する仕事をしていなくても、どこからともなく入っていた。 リモートワークの普及から、どこでも働けることが分かった。 密で狭い東京よりも、広いところで暮らしたくなった。 世界の変化をきっかけに、これからの人生を見直し

          移住したい、と思ったことがなかった。

          令和3年度大雨・台風復興支援事業の公募を実施しています

          こんにちは。RCFの四登です。 今年は災害により大きな被害がなかったという印象を持っている方もいらっしゃるかと思いますが、各地で大雨・台風の被害があり、今の避難生活を続けていらっしゃる方々がいます。被害にあわれた方々に改めてお見舞い申し上げます。 RCFでは、休眠預金等活用事業を活用し、今年度7月以降の大雨・台風の被害により災害救助法が適用になった地域で活動する団体を対象に、復興支援事業の公募を実施しています。 被災地で中長期的な被災者の生活再建支援や被災事業者の支援をご

          令和3年度大雨・台風復興支援事業の公募を実施しています

          防災分野の取組み紹介①「プッシュ型支援による必要物資量の推計技術開発」

          こんにちは。一般社団法人RCFの井口です。 今回は、RCFが取り組んでいる社会課題の分野のうち、防災分野での取組みを紹介したいと思います。 現在、RCFは内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の第2期に参加し、災害発生直後の「プッシュ型支援」を支援するシステム開発の一部を担っています。 災害発生直後の物資支援の仕組み「プッシュ型支援」とは 災害発生後、国や都道府県、被災自治体は被災者の生活を支えるために、食品・飲料水・生活用品など様々な物資を調達し、各

          防災分野の取組み紹介①「プッシュ型支援による必要物資量の推計技術開発」

          休眠預金等事業における災害支援分野

          今年も災害が起きてしまいました。雨は続き、これから台風の季節もやってくるので、被害が大きくなることが懸念されます。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。RCFとしても、できることを進めていきたいと思います。 以前、RCFと休眠預金における関わりについてnoteに書きました。 毎年起きるようになってしまった災害の状況もあり、災害支援分野は休眠預金等活用事業において重視される分野の一つです。 2021年度の公募において、この分野の目的について下記のように書かれていま

          休眠預金等事業における災害支援分野

          そもそも復興支援とは何か

          こんにちは!気づいたら8月に突入しており、月日の早さに慄いてます、橘高です!毎日暑いですが、風呂上がりのビールは格別だぜへっへっへ、と思いながら日々を過ごしています。 前回は復興支援情報に特化したWEBサイト「復興BASE」についてご紹介させて頂きましたが、今回は「そもそも復興支援て何だろう?」について書きたいと思います。 災害が起きた後の復旧・復興の過程は大きく3つにわけることができます。 ▶緊急支援期発災直後~大体3ヶ月くらいをさします。地域内外の人達が連携し、被災

          そもそも復興支援とは何か