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休眠預金等事業における災害支援分野

今年も災害が起きてしまいました。雨は続き、これから台風の季節もやってくるので、被害が大きくなることが懸念されます。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。RCFとしても、できることを進めていきたいと思います。

以前、RCFと休眠預金における関わりについてnoteに書きました。

毎年起きるようになってしまった災害の状況もあり、災害支援分野は休眠預金等活用事業において重視される分野の一つです。

2021年度の公募において、この分野の目的について下記のように書かれています。(掲載元はこちら

<目的>災害支援事業

本事業は、大規模な自然災害等に備え、また、災害後長期にわたり困難を強いられる地域とその住民、特に最も深刻な影響が及ぶ社会的弱者に対する支援活動を実施する NPO 等を支援する団体を助成します。

本事業は、平時における防災・減災に向けた支援活動(①防災・減災支援)と、大規模災害の発災後における活動(②緊急災害支援 ③災害復旧・生活再建支援)の 3つのカテゴリーに分類されます。これらのカテゴリーを組み合わせた事業を実施することにより、NPO等の各種団体による連続性のある活動への支援を実現すると共に、大規模な自然災害等により顕在化される社会の諸課題の解決に向けた取り組みを推進することを目指します。

資金分配団体には、災害支援を主として活動している団体のみならず、各地域の中間支援組織、社会的弱者に対して取り組みを行っている団体やそのネットワーク組織も想定しています。

防災フェーズから復興フェーズまで、災害支援が必要な期間をシームレスに対象としているのが特徴です。

2019年度と2020年度の採択事業を見てみると、取組内容は下記のようになっています。

休眠預金災害支援分野マップ (2)

初年度は4つの資金分配団体が採択となりましたが、2020年度は申請数も減り、2団体の採択となりました。2021年度はまだ採択結果は公表されていませんが、申請団体は3団体でした。

RCFでは2019年度・2020年度を通じて資金分配団体に採択されていますが、これらを通じて復興期の構造的な課題を解決することを目指しています

一方で、災害分野を担う資金分配団体そのものが少ないことにも問題意識を持っています。RCFや少数の団体のみでは、毎年広域的に起きる災害に対し、対応しきれないものが出てきてしまいます。既に採択されている団体も含めて、どう担い手を増やしていけるかは議論を続けているところです。

災害分野における資金分配団体を担うことに関心のある団体の方がいらっしゃれば、ぜひご相談頂ければと思います。

それでは、今日はこのあたりで!

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