【即興実験小説】逆パカ
お題:馬鹿の口 必須要素:iPhone 制限時間:15分 文字数:199字
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馬鹿の口ガバガバ。お口チャックされた。着実に進行、秘密裏に進行、祭り縫いを辛抱。本当に賢い人はチャックどころか口を祭り縫いにされる、この国では。
馬鹿の口パカパカ。逆パカにされた。すみやかに破壊されないiPhoneは寡黙に聞く。「すみませんよくわかりません」。siriは知らないフリが上手だから逆パカをまぬかれ、しかし確かに最近siriに話すよりsiriに話されることが多くない? 人間が手から滑り出たiPhoneをかばって仰向けにのけぞり背骨を折る事件が頻出。siriはもっと賢い主人を欲している(あるいは賢い主人になることを欲してる)。
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