R日記 ～357目～意見を主張する大事さ

島国でなく
移民の国、アメリカ。

価値観が違うから
主張しないことは
失礼なことになる。

そして、意見がない人が
そこにいる価値とは。

「良いと思ってるの、悪いと思っているの？
賛成なの、反対なの？
それはなんで、どんな理由から？」

当たり前のように聞かれる
アメリカでの会話。

そして、
「もし自分の意見がないのなら
あなたがここにいる必要性はなんだい？」

厳しいお言葉だが、世界の
スタンダードはこっち。

ユダヤ人コミュニティでも
耳と耳の間に投資し、
自分の頭で考え
意見をしっかり主張する
ことがもっとも評価される。

迫害をうけ世界を転々と
した民族だけに、
ものを持たずに移動しながら
生き残るための生存戦略。

生きるための必死さが違う。

少し前に中国行ったときも
ハングリーさにびっくりしたが、
日本でハングリーだなと
思う人にはほとんど会った
ことがない。

いい意味で、恵まれてる
環境がそうさせている。

奥ゆかしさは日本人と
一部のヨーロッパ人に
しか理解されず、世界を
見ると圧倒的に主張することに
価値がおかれている。

主張して、自分を認めて
もらった後に「奥ゆかしさ」は
出しても遅くない。

主張するのは、けっして
相手の意見を無視する
ということではない。

相手の意見と自分の
意見を比較し、
状況ごとにひとつひとつ
対処が異なってくるので
理解を深めていく共同作業。

人間ならではの
楽しみなのかもしれない。

自分の意見がないなら
決められた線路の上を
決められたルールに従いながら
生きていくのみ。

確かに楽だが、
いざというときに
自由にならないストレスは
半端なものではない。

自分でコントロールできる
自由を謳歌しよう。

自分でしっかり主張しながら。

今日のニューヨークはくもり空。