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我慢している人の特徴

時代と共に
人間的にホワイトな人が
必要とされる傾向にある
じゃないですか。


清廉潔白であることを
求められる時代だなと思っていて

昔だったら
セーフだったことが
今の時代だと
アウトのことも多いですよね。


能力が高ければ良い
という時代でもなくて
クリーンでホワイトな人の方が
必要とされていく傾向にあると思うんです。

ただ
その分自分の欲を
抑圧しなきゃいけない
時代であるとも思っていて

やりたいことより
やらなきゃいけないことを
優先したり

やりたいけど
我慢しなきゃいけない
とか
周りの空気を大事にしないといけない

という文化が強まっているとも
言えます。


ですから
メンタル系の疾患を
発症する人も
増えていて

今、メンタルクリニックなども
新規で受診する際
何ヶ月も待たなきゃいけなかったり
入院するにも
ベッドが空いていない問題が
まだまだある。


もちろん背景には
発達障害と診断される件数が増えたり
高齢化社会で
認知症患者さんが増えたり

様々な背景があるんですが

肌感覚的にも
多くの人が
精神的な不調をきたしている
印象があるんですが

時代が
ホワイトでクリーンな人を
求めていて
我慢している人がたくさんいるという
要因もあると思うんです。


そこで今日は
抑圧が強い人の特徴
というテーマでお話しします。


◯思考が深い


話していて
自分なりの価値観とか
判断軸を持っている人って
たくさん悩んできた人
なんですよね。

人との関係であったり
自己否定感であったり

なんで?
どうして?


ずーっと頭の中で
考えてきた人だから
思考が深くなっていくんです。

自分自身や
他人に対する観察や考察を
繰り返しているから
気づきも増えるし

自分なりの考え方も
確立されていく。


ですから何を聞いても
〝自分はこう思う〟
という一般論的ではない
答えがすぐに返ってくる。


考えている人ほど
不満だけでなく
そこから解決策を調べたり考えたり
自立する方向に思考を
進められる人が多い。

もしくは
考えた結果
〝考えてもどうしようもないことだ〟
と気づいて
開き直れるスキルを
持ち合わせていたりするんですよね。


前にも書いたかもしれませんが
ゲイバーやオカマバーに
悩み相談しに行きたい
っていう方多い印象ありませんか?


LGBTQの方って
マイノリティとしての悩みを
抱えながら生きていたり
偏見などのストレスに
さらされてきたんじゃないかなと
想像するんですよね。

人は悩みやストレスに直面することが
経験となるので
相談したくなるような
信頼できる人に
なっていくんだと思います。

◯優しい言葉ですぐ泣く


私が担当していた
看護学生さんに
よく泣く方がいたんですよね。


厳しくて泣いているというより
その方の提出物や
取り組み方を褒めたり
労う言葉をかけると

「私、そういうのダメなんです…」

と泣かれる方がいたんです。

色々とお話を伺っていると
小さい頃から
兄弟が多く
長女として
兄弟の面倒を見てきて
親に甘えられた記憶がなかったそうなんです。


ずっと欲しいものや
学校の行事なども
我慢してきたみたいなんですよね。

ですから
優しい言葉をかけられると
涙腺が緩んでしまうだそうです。

確かに
気が張っていたり
負けるもんか!
と歯を食いしばって
頑張っている時に

「よく頑張ってるよね」
と声をかけられると
ホロっときちゃいますよね。

自分の頑張りを見てくれている
人や言葉に弱いですからね。


本当の自分をわかってくれている
という人の存在は大きくて
頑張っている人ほど
素の自分を知ってもらいたい
という欲を我慢しているものなので

頑張りを認めてくれたり
慰めてくれたりすると
涙を流してしまう人も
少なくありません。


◯1人になった瞬間にちょっとホッとする


どれだけ仲が良い人でも
何時間、何日も
一緒に過ごして

「じゃあ、またね」

と1人になった瞬間に

「ふー」
「はぁー」

と軽くため息を吐いてしまう人は
人といる時
緊張感が拭えない人なんですよね。

それは見方を変えると

相手に失礼があってはいけない
相手を楽しませなきゃいけない

というような
気遣いができる人なので
周りからは好かれていることも多い。

ですが
人が楽しんでいる時
楽しませている人がいるから
成り立っているものなので

すごく楽しい思いをした時
どこかで誰かが
楽しませようとしてくれている人がいる
ということに
意識を向けないといけません。


そして
人を楽しませようと
してくれている人ほど
我慢しているものです。


周りをよく見て
楽しめていない人を
置いてけぼりにせず

自分が話したい人だけ
話をするのではなく
みんなの表情に気を配りながら
場を盛り上げるというか
場を盛り下げないために
暗躍している人っていますが

そういう人って
1次会から2次会に移動する時に

ちょっと抜けて
コンビニで一服したり
コーヒー飲んだりして
1人の時間を作って
リセットしたりすることがあります。

相手が嫌いとか
苦手とかではなく

どんな相手であれ
人といる時に
スイッチを入れている人は
他者が楽しむことを
優先しようとする人なので
精神的に大人なんですよね。

自分が楽しませてもらっている時
その相手に対して
できるだけ感謝を伝えたり
労いの言葉をかけるようにはしていて

頑張り損にならないよう
周りも配慮し合えると
コミュニティの結びつきは
強くなるだろうなーと
思ったりします。


過度に我慢したり強がる必要はありませんが
そういう人、そういうタイミングは
必ずあるので
お互いに関わりながら
認め合えると良いのかもしれませんね😌

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玲/精神科ナース
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