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他人の課題に口出しせず、でも見捨てない方法

私は日頃
幸せについてや
メンタルを整えるために
何をするべきなのか?

などの情報に
触れるようにしているのですが

やはり最終的な結論は
いつも似ていて
それが

温かい人間関係が人を幸せにするというもの。

要は収入が増えれば増えるほど
幸福度が上がるわけでもないし
趣味や仕事に没頭することで
メンタルが安定するわけでもなくて

人間関係の中でしか
人の幸福は産まれない


という現時点での
幸せになるための
科学的な答えがあるわけです。



この抽象的な答えを
より具体的にするために

ギバーテイカーであったり
承認コミュニケーションなどについて
思考したり実践したりするわけです。

そして
「嫌われる勇気」という本の中で

他人は他人であって
他人の評価を気にせず
目的のために
他人の目を意識しないことの
重要性について
言及されているのですが

この「嫌われる勇気」が
誤解を産んでいるというか
不十分な側面があるような
気がしています。

「嫌われる勇気」を学んだ先にあるもの

課題の分離といって
他人の課題自分の課題
分けて考えましょう
という考え方があります。

これは
子供が宿題をしないという課題があるとして
それは親の課題ではなく
子供の課題であって
そこを分けて考えないと

・子供が親に依存する
・親も子供に過干渉になり依存するようになる
・子供の自己解決能力が乏しくなる
・親は親、子供は子供であり
 それぞれ独立した存在であることが曖昧になる

という
一見きちんと指導しようとしている行為が
かえって人間関係での問題を作り
それがストレスの原因となって
幸せとは真逆の行動だと考えられるよね

という考え方があります。

この考えを学んでいると

「課題の分離」をしたから
他人の課題にはノータッチで
問題が起きたらそれは全て
自己責任であると 

と冷たい人間が出来上がることがあります。

私も「嫌われる勇気」を学んだ後

他人の評価を気にしないようにして
他人の抱えている問題や
辛い思いに対しても
少し距離を取って考えるようになっていました。

世の中は変わらない。
環境も変わらない。
置かれた状況の中で
自分がどう選択するか

自分の人生において
誰かが救ってくれるわけではなく
誰かが救ってくれると期待しすぎてもいけない。
自分がコントロールできることに
集中して自分の人生を
コントロールすることで

自分の人生を自分の意思で生きることができて
人生における自己決定感を育み
それが自己肯定感につながることで
幸せになる。

そう思っていました。

そうすると
どんな状況でも
割と冷静に物事を捉えられるし
ストレスをストレスと
感じにくくなるという
効果を得ることができます。

一方で
温かい人間関係」を
築けるようになっているんだっけ?

という疑問も湧いてくるんですよね。

他人は他人
自分は自分

という考え方だけで
良い人間関係になるっけ?

という問題が出てきます。

「共同の課題」

じゃあ困っている人を
助け合うことは
「課題の分離」に反しているか?

というとそうではないんですね。

共同の課題」として
部分的に助け合う
という考え方が
めちゃくちゃ大事なんです。

先程の子供の宿題を例に出すと
あくまで宿題をするのは子供であるし
宿題をしないと決めるのも子供なんだけど

宿題をしないと
どういう困ったことが起こるのか
をアドバイスしてみたり

難しい宿題であれば
一緒に問題を考えたり
問題の解き方を教えて欲しいと
子供が頼んだ時には
問題の解き方をわかりやすく
教えてあげる。

これが「共同の課題」として
助け合うということです。



逆に言えば
子供がSOSをちゃんと出さなければ
ずっとその子供だけの課題のままということです。


他者共存しながら課題の分離をする

このバランス感覚が難しいと感じますが
どんな問題も
誰の課題か?」と
責任の所在をはっきりさせて

その課題の責任者が
困っていることを
正しくSOSを出すことで

助けられる人が助ける。

そうすることで
全て自己責任という
やや冷たい考え方から
共存していく形を作っていく。

それが結果として
馴れ合いや甘やかしさの無い中での
「温かい人間関係」
を作ることができるのでは無いか?

と考えています😌

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