細かいことに気がつき過ぎてメンタルを病む人がいる話
精神科の急性期病棟にも
今まで勤務してきた
慢性期、回復期病棟にも
うつ病などの気分障害の方は
たくさんいらっしゃって
その中でいくつか
傾向があるような気がします。
もういろんな媒体を通して
言われてきていることですが
やはり神経質傾向の人が多いと思います。
より具体的に言うと
・洋服をきっちり並べている
・そして色や種類ごとに分類している
・物の配置にこだわる
・人の言動に引っかかって気になり過ぎる
・自分のルーティンがいくつかある
・ルーティン通りにいかないと不安になる
など
これらはごく一部の事例で
日常におけるちょっとしたことに
こだわりを持っていたり
執着を持っている人ほど
気分が不安定になりやすい。
というか
そういった執着が
全てのストレスの原因で
他の人が何も感じない出来事も
こだわりや執着によって
自らストレスを作り出してしまう。
なので
注意が必要ですよね
と何度か言ってきました。
細かい〝人〟もいるが細かい〝時〟もある
最近感じるのが
「あの人は細かい人」
と言われる人もいますが
「細かい事が気になる時」
があるんだと思います。
つまり
「最近いろんな事が気になるなー」
という時は
メンタルが不安定になりつつある時
とも言えます。
どうでも良い事に対して
過敏に反応している時は
気分が落ちている時や
不安が強い時と言えますので
やる気が出なかったり
凹みやすかったり
イライラしたりします。
そういう時は
気分転換を図ったり
自分を肯定してくれる人と関わって
より悪化しないように対処すべきかもしれません。
細かいことは悪か?
しかしですよ。
仕事な家事において
細かいことに気がつくのは
良い面もあるように思いません?
ズボラな方が
全てにおいて良いか?
と言われれば
そうではないですよね。
特に仕事では
細やかな仕事をする必要があります。
そう言われると
細かさとズボラ加減の
バランスが難しさを感じますよね。
でもそこを解決しようとする時は
バランスで考えるのではなく
違う視点が必要だと思います。
それは
細かいことに気がついた先に
得られる目的が
自分のためなのか
相手のためなのか
その視点で考える方が良い。
細かいことに気がついて
それを改善することによって
お客さんや患者さん
友人や家族など
他人のためになることであれば
良いと思います。
逆に自分のこだわりや
自分だけの都合によって
こだわったり
執着を持つのは
案外気分が不安定になりやすくなると
私は思います。
まとめると
細かいことに過剰に気がつき出したら
気分が不安定になっている兆候かもしれない。
そして
細かい自分に気づいた時
それが相手のためになっているか?
自分のためではないか?
という視点で考え直してみましょう。
というお話でした😌
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