Ray | 旅する魔法使い

🧠AI Product Manager ✈️家を持たず日本を旅するノマド 💼IBM→ B…

Ray | 旅する魔法使い

🧠AI Product Manager ✈️家を持たず日本を旅するノマド 💼IBM→ BCG→ LINE→ ExaWizards→ ELYZA/ NowDo 🤿"Life is Diving."人生はダイビングに似ている。挑戦するには勇気がいるが、飛び込めば新しい世界が広がる。

マガジン

  • AIは旅する、脳と。

    まずは無料記事からどうぞ https://note.com/ray_30cm_ns/n/n7fb3451c5d17

  • 生成AIを学び問う〜科学・技術・アート・デザインの視点

    生成AIという社会現象を、4つの視点で学び問います。 1. サイエンス:生成AIはどれだけ人間に近づいた? 2. テクノロジー:いまの生成AIの技術でどこまで進化する? 3. アート:AIの時代、人間はどうあるべき? 4. デザイン:人間とAIが共生するカタチは? 情報量が多くて長文ですが、網羅性は高いと思います。広い視点で生成AIを俯瞰するのにお役立てください。

  • ブレインテックABC

    脳科学から生まれる技術「ブレインテック(BrainTech)」についてのABC(初歩)を紹介します。

最近の記事

  • 固定された記事

Geminiの技術レポートを読み解く〜生成AIの最前線

Google DeepMindから次世代のマルチモーダル生成AI「Gemini」が発表されました。「GPT-4を圧倒」や「人間の専門家を超えた」などの華々しい評価が発表され、驚くようなデモ動画も公開されました。 断片的な情報が飛び交う中、しっかりと技術レポートを読み解いてみます。 どんな生成AIモデル? 定量的な評価は? 具体例は? Gemini - Technical Report はじめに革新的な技術が登場したとき、技術レポートや論文をしっかりと読むことが、急

    • Gemmaの技術レポートを読み解く〜Google初のオープンLLM

      Googleが、生成AIの基盤である大規模言語モデル (LLM) として、「Gemma」を発表しました。Googleとしては初のオープンなLLMです。 Gemma は、マルチモーダル生成AIのGemini からインスピレーションを受けており、その名前はラテン語で「宝石」を意味するgemmaを反映しているそうです。 そこで、Gemmaの技術レポートをベースにしつつ、足りない情報をLlama-2の論文やGeminiの技術レポートで補いながら、多角的に技術レポートを読み解きます

      • AlphaGeometryの技術を読み解く〜生成AIが数学オリンピックに挑戦

        生成AIが苦手とされる数学に、Google DeepMindが挑戦しました。国際数学オリンピックの幾何学 (Geometry) の難問を解き、金メダリストに肉薄する結果です。生成AIが、次の段階に進化するブレークスルーかもしれません。 そんなAI「AlphaGeometry」について、技術ブログとNature論文があります。そこで、小学校の算数ができる人なら、誰でも理解できるように、読み解いてみます。 国際数学オリンピックで金メダルに迫る国際数学オリンピック (IMO:

        • AIは旅する、脳と。〜1.石垣島とAIと脳の夜明け

          ※初めての方は、まず無料記事から 旅のはじまりは、石垣島での滞在だった。それまでは旅と無縁の、どこにでもいる東京の住人が、旅の経験で新たな価値観に出会った… AIにもはじまりがある。偉大な研究者たちがAIを構想したのが70~80年前。僕とAIの出会いは10年前。そして生成AIの代表格ChatGPTの誕生が1年前… 脳にとっては、毎朝がはじまりだ。脳は朝型なのか、夜型なのか。人によって、朝型と夜型は異なるのか。素朴なギモンに科学は答える…

          ¥123〜
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        Geminiの技術レポートを読み解く〜生成AIの最前線

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        • AIは旅する、脳と。
          1本
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        • 生成AIを学び問う〜科学・技術・アート・デザインの視点
          5本
        • ブレインテックABC
          6本

        記事

          AIは旅する、脳と。

          あけまして、おめでとうございます。 本年は、連載をはじめることに。きっかけは、本の出版を勧められたこと。NewsPicksプロピッカーでご縁のあったNewsPicksの担当者に相談し、noteの担当者を紹介されたご縁で連載に。縁が縁を呼び、点と点が線になる旅。 自分らしい連載とは、どんなものだろうか? 自分の要素をいくつか掛け合わせると、他人との違いが現れるらしい。僕の場合は、旅 ・AI・脳の掛け合わせかもしれない。 旅:家を持たずに、全国を暮らすように旅するデジタル・

          AIは旅する、脳と。

          生成AIの評価手法〜LangChain, guidance, Azure AI Studioの比較・統合

          生成AIを活用したアプリケーション開発が急増しています。そんな中、開発におけるプロンプト・チューニングの手法は広まりましたが、テストについての知見は情報が散在しています。 そこで、生成AIアプリケーションの開発ツールとして注目されている、LangChain, guidance, Azure AI Studioを比較しながら、ツールに依存しない評価手法として統合していきます。(GoogleのGenerative AI Studioも要注目ですが、現時点では評価機能が弱いので対

          生成AIの評価手法〜LangChain, guidance, Azure AI Studioの比較・統合

          Geminiの過剰演出から学ぶ〜技術ブランディングの原則

          Googleから発表されたマルチモーダル生成AI「Gemini」について、デモ動画の過剰演出が指摘されています。 OpenAIに対する焦りが過剰演出につながったと評するのは簡単ですが、それは問題の表層に過ぎません。より深層には、Googleだけでなく、あらゆるテック企業に共通する「技術ブランディング」の本質的な課題がありそうです。良い機会なので、教訓として整理しておきます。 Geminiの演出疑惑まず、Bloombergの記者がGeminiのデモ動画に違和感を感じ、Goo

          Geminiの過剰演出から学ぶ〜技術ブランディングの原則

          THINK BIGGER with GPT〜最高の発想をAIと生む

          最高の発想を生めるのは、天才だけなのか? それにNoを突きつけて、誰でも最高の発想を生む方法論を紹介する本が登場しました。 誰でも最高の発想を生む方法論があるなら、AIにも出来るのでは? それにYesと答えるために、方法論をAIと実践する例を紹介します。 はじめにGoogleやIBMなど、IT企業で大事にされているモットーがあります。 Think Big, Start Small (大きく考えて、小さく始めよ) まずは、最高の発想が必要。そして、小さく課題を解決して、

          THINK BIGGER with GPT〜最高の発想をAIと生む

          挑戦者のためのGPTs〜なにを・なぜ・どう作るか

          独自ChatGPTを、プログラミングなしで作れる「GPTs」が発表されました。知的労働の革命が起こっている今、挑戦者こそ、この仕組みを活用すべきです。 はじめにChatGPTが知的労働の革命を起こしています。ChatGPTは、汎用的な生成AIモデルをベースとしており、大きなプラスの可能性を秘めています。一方で、たまにつくウソ(ハルシネーション)やセキュリティの懸念など、マイナスの可能性も抱えています。 ポテンシャルがある=リスクがあるということは、大きなプラスとマイナスの

          挑戦者のためのGPTs〜なにを・なぜ・どう作るか

          生成AIを学び問う〜4.デザインの視点

          第1回目は、サイエンスの視点から、生成AIは人間にどれだけ近づいたのかを学びました。第2回目は、テクノロジーの視点から、いまの生成AIの技術でどこまで進化するかを学びました。第3回目は、アートの視点から、人間はどうあるべきかを学びました。 今回は、上記の内容を元にするので、未読の方は、まず読んでみてください。そして、デザインの視点から、人間とAIが共生するカタチを、学び問います。 AIが人間レベルのとき、どう共生するか? AIが超人レベルのとき、どう共生するか? そん

          生成AIを学び問う〜4.デザインの視点

          生成AIを学び問う〜3.アートの視点

          第1回目は、サイエンスの視点から、生成AIは人間にどれだけ近づいたのかを学びました。そして、第2回目は、テクノロジーの視点から、いまの生成AIの技術でどこまで進化するかを学びました。 今回は、アートの視点、特に哲学の視点から、人間は生成AIとどう向き合うべきかを、学び問います。人間とAIの関係について、さまざまな意見が飛び交う中で、言葉という武器を使って文化的な真実に迫る「哲学」に根ざした考察をしてみます。 西洋人は、どんな哲学でAIと向き合っている? 日本人は、どんな

          生成AIを学び問う〜3.アートの視点

          生成AIを学び問う〜2.テクノロジーの視点

          第1回目は、サイエンスの視点から、生成AIは人間にどれだけ近づいたのかを学びました。 今回は、テクノロジーの視点から、生成AIの基礎から応用までを、学び問います。生成AIを活用したサービスが乱立する中で、幹となる流れを紹介します。 生成AIはどんな学習をしている? 自律性を持たせたら進化する? AI同士を協力させたら進化する? そんな疑問に答えていきます。 はじめにSoftBankの孫さんは、東京大学のシンポジウムに参加して、AIの未来についてこんな発言をされまし

          生成AIを学び問う〜2.テクノロジーの視点

          生成AIを学び問う〜1.サイエンスの視点

          ChatGPTに代表される生成AIが、仕事や生活に影響を与えています。この大きな流れを捉えるには、幅広い視点が必要です。そこで、数年前から提唱している4つの視点(サイエンス、テクノロジー、アート、デザイン)で、社会全体の生成AIという現象を見てみます。 第1回目は、サイエンスの視点から、生成AIの最新研究をもとに、その真実を学び問います。生成AIにまつわる雑多な情報がネットに溢れる中で、ディープな考察をしてみます。 生成AIは人間にどれだけ近づいた? 知識のレベルは?

          生成AIを学び問う〜1.サイエンスの視点

          GPT活用の奥義1.メタメタ思考〜GPT魔法学校(α)

          さまざまな人のプロンプト改善(赤ペン先生)をする中で、プロンプトを工夫する具体的なテクニックより、もっと根本的なスキルが必要だと気付きました。 今回は、GPTの奥義として「メタメタ思考」を紹介します。 はじめに奥義を習得するには、「思考を停止し、内なる好奇心を解き放ち、意志を研ぎ澄ませ」という心得が必須です。思考をGPTに丸投げするのがコツで、まだ学ばれていない方は、こちらをご覧ください。 思考を停止して、内なる好奇心を解き放っても、意志を研ぎ澄まさないと、良い指示(プ

          GPT活用の奥義1.メタメタ思考〜GPT魔法学校(α)

          GPT活用の心得~GPT魔法学校(α)

          素粒子物理の研究をした後、長年AIの開発をやってきました。AI 2.0 (知識ベース)の開発に携わり、AI 3.0 (ディープラーニング) の事業を立ち上げて、脳科学の知見も組み合わせて、いまAI 4.0 (生成AI) のプロダクト開発に没頭しています。そして、家を持たずにリモートワークで全国を転々とする、旅する魔法使いのRayです。 最近、ChatGPTなどの生成AIにどっぷり浸かっています。論文リサーチ、生成AIの実験、プロダクト開発などを進める中で、「プロンプトの工夫

          GPT活用の心得~GPT魔法学校(α)

          多拠点ワーケーション〜旅する正社員のリアル(365日編)

          風のように自由に、土と混じり合い生きる 風のように物理的にも精神的にも自由に動きまわり、その土地の環境・文化と混じり合いながら生きていく。 多拠点生活×ワーケーションを実践している、旅する正社員のRayです。賃貸マンションを解約し、家なき子になって1年が経ちました。 1ヶ月先の住処が決まっていない・・・一般的にはリスクのある生活かもしれません。しかし、そういった不確実な世界に身を置いてみると、当初予想していたマイナス面よりも、想像だにしてなかったプラスな経験が上回っている

          多拠点ワーケーション〜旅する正社員のリアル(365日編)