見出し画像

【よんだ】アルケミスト

こんにちは。
最近小説を読むことにはまっています🌿

今回はアルケミストという本を読みました。

本の感想

実は以前この本を途中まで読んだのですが、途中で挫折して寝かせてしまっていました。今回は全部読んだので、感想を軽く書きたいと思います。

この本は羊飼いだった少年が、ある夢をきっかけにエジプトにある宝物を探しに冒険に出るお話です。
とても有名な本で81ヶ国語に翻訳されるほどの大ベストセラーだそうです。

お話は、少年が旅をする中で考えを巡らせ、旅の中で出会った人たちとの関係を経て新たな気づきを得ていくという形で進行しており、少し哲学の要素が強いように感じました。
少し現実から離れたような内容のため個人的に理解が難しい部分も少しありましたが、逆にそのような部分から得られる学びもあると感じました。

お話の中で、「前兆」という言葉がキーワードとしてよく出てきています。
ここでは、旅の中で少年を導いてくれる存在がいろいろな形で少年の前に現れ、その存在を感じるために前兆を逃してはならない、という文脈で書かれていました。
これは現実世界でも同様に自分の人生を変えるきっかけはいろんなところに転がっているということを改めて気づくことができました。

また、この本の中で一番共感できた部分が、起こった出来事に対する少年の解釈の仕方です。
本の中では良いことばかりではなく、信頼していた人にお金を盗まれたり、盗賊に殺されそうになったりします。ただ、これらをマイナスのこととして捉えるのではなく、「前兆」つまり自分を導いてくれるものとして捉えることで少年は学びを得て次へと進んでいきます。

物事は捉え方という話はよく聞きますが、現実の世界でもあまり良くないように思える出来事に自分なりの意味を与えることで、次に進むきっかけとすることができるように思いました。

おわり。

この記事が参加している募集

読書感想文

最近の学び

おいしいごはんを食べるかフィルムの購入費用に使わせていただきます🙇‍♂️✨