精神力非依存型の全集中のコツ
集中、したいです?おれはしたいです。
昔からながら作業とかマルチタスクは止めろと知っている人からも知らない人からもなんならブッダも同じような小言を繰り返してきたわけですが、近年の調査ではやっぱマルチタスクとか平行作業より、シングルタスクによる集中作業の方が人類に向いていることが判明している。います。でも具体的なデータとかはめんどくさいしそういうのを自分で探すのも大事なのでここには置かない。自分でさがすのだ。
と、先に結論だけ書くと集中するために用意すべきなのは以下の1点だけ。
やりたいことだけしか出来ない環境にする
これだけ。
今も行われているかわからないですが、締切が迫った作家をホテルに軟禁して、原稿が出来上がるまで寝るか書くかしか出来ない環境に置くって荒行がありまして、まあこれは人間の機能の理にかなった方法だったわけですよ。
実際、人間の暇を潰したいという欲望は生物としての三大欲望を上回るくらいつよく、現実として世の中の人々は9割型スキマ時間にはスマホをいじるくらい暇を潰したい。暇がつぶせるならそれが虚無の草刈りめいたゲームだったり、ツイッターだったり、スカムまとめサイトめぐりだったり、どれだけ生産性の無いことでもする。むしろ暇つぶしなのだから、副次的に生産性があることはしたくなく、数値の上げ下げでいいとすら言えるかもしれない。(ちなみに暇つぶし欲とシナジーを出しやすいのは性欲なので、人類の仕様をハックした形で世の中にはなんかスケベな感じの女の子が沢山出るゲームで溢れているのだな)
で、人間は暇つぶしたいってなったとき、お脳が疲れている時はなるべく頭を使わなくて良いことで暇つぶししようとするダメな習性があるっぽい。
つまり、ダラダラ動画流し続けたり、ソシャゲ周回したり、ツイッターのタイムラインをだらだら流したりしたくなる時はもう過労状態にあるといえ、そういう時はスマホを手放して寝るなりボーッとするなりしたほうがいい。絶対。
さらに、人間は暇つぶしの選択肢が複数あるとどれをやるかで意識が分散してしまう。自分のダメな例で言うと、積みゲーがあまりに積み重なりすぎ、そしてゲーム機本体にダウンロードされているのでタイトルがズラッと並んだ時点でどれをやろうか悩んでしまい…結局どれもやらずに寝たりする。
とても良くない。
そのため、やるべきことしか出来ない環境に閉じこもることは以下の点で集中を後押ししてくれる。
さて、ここまでお読みいただければ賢明な諸氏はお気づきかと思われますが、要するにスマホ持っているだけでやらなきゃいけないことから意識が無限にそれていくわけですよ。なにせスマホは読書も動画もおしゃべりもゲームも音楽鑑賞も、全部出来る。人間がやりたい娯楽のうち、視聴覚に関するものはだいたい出来る玩具がスマホなのでコレ持っているだけで集中力が目減りするわけですね。そのくせ持っていないの緊急時の連絡とか出来なくなるので持たないわけにもいかないのが輪をかけてダメ。
だから、文章を本気で書きたいのならばまずスマホを投げ捨てて、執筆専用マシンとかポメラとか紙とペンだけ持って図書館とか長時間滞在可の施設に引きこもるのが一番強いわけです。もちろん、仕事がある日はそんな環境をホイホイ用意するわけにもいかないのですが。
そういう意味だとポメラとかめちゃくちゃつよく、本気で文章に集中したい人間が支持するのは当然といったところ。ただ、個人的にはアレは構造上視点を下に大きく下げなければいけないため、首が疲れてしまうのが難点。姿勢もちょっと良くないし。
自分の場合はタブレット+スタンド+無線キーボードというアセンブルでやってます。膝の上では打てないが、どうせ集中したい時はちゃんとしたデスクなりテーブルがあるとこでやるので問題ないし。
まとめ
戦場へ
こう考えると、図書館が身近にあるかどうかでQoLが大きく変わってしまうくらい、図書館という環境はじんるいに必要な環境なわけです。
まあ日差し差し込むキラキラオサレライブラリとかいう本の事がわりとどうでもいい感じの場所は改築した方がいいと思うけど。
今回はここまで、またな。
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