世にはびこる詐取団体にご用心
またぞろ、アレとかコレとか話題になってきた。色々な呼び名があるが、イメージダウンが重なるたびに名乗りを変えているので俺は共通の構造と仕組みを持っていれば一括りで『詐取団体』とラベリングしている。
アレらは言うなれば、人間の仕様を悪用して搾取を効率的に行う集団であり古代からいろんな形で存続してきた。一方で公共の利益にはまるで寄与しない、こまった連中である。
非常に厄介なことに、じんるいの脆弱性は数千年経っても変わっておらず、ちょっとガワさえ入れ替えればあっさり通用してしまう。数年前とか昔の集団の俗称でくくってもすり抜けてしまうのも非常にめんどくさいところだ。
基本的なギミックとして、じんるいが社会性動物であるがゆえのコミュニティ所属欲を煽ることで過剰な組織奉仕を誘導する性質を持つが、知恵の累積は悪知恵にも供与されるので、こうすれば引っかからないとか、撃退できる、みたいなノウハウも年々陳腐化していく。こまったものだ。
現状、一番良いと思われる対処策は、広く浅く、多様なコミュニティに出入りすることである。一箇所に依存しすぎると、失った時が危険だし、エコーチャンバーに巻き込まれて認知機能が歪んだりする。
しかしながら、労働時間が長すぎたり、余暇が短すぎたりしてコミュニティ交流へのリソースが下がると実際詐取団体への耐性が大幅に下がって良くない。疲弊するほど、じんるいは心地よいぬるま湯に浸かりたくなるし、抜けられなくなる。
つまるところ、ゆるい友達付き合いとか家族付き合いは大事ってことである。もちろん、交流を維持する負担がでかすぎる付き合いは、どういう名称にせよ維持するか定期的に点検しなければならず、社会というやつの面倒くささを感じるところだ。
戦場へ
陰キャだろうと適度に遊ぶ友達を持つってのは色んな意味でだいじなんですなぁ。その辺の社会性を投げ捨てて孤独に生きようとするほうがよっぽど危ない。どうぞ、いい感じのお友達を増やしてください。増やしすぎて変なのが混ざらない程度にネ。
今回はここまで、またな。
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