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令和のキャラクター構築最前線

ストーリー構成の構造強度を上げるのも自己課題にしてるんだが、もう一つ研究している要素がある。キャラ立てである。
ストーリーテリングが強ければ、文体が良ければ万事解決しないので、エンタメを摂取する時はざっくり傾向や設計を観察するようになりました。

大体基本的な設計方針としては3パターンあり、王道に忠実なパターン、テンプレートからちょっとずらして新鮮さを出すパターン、初対面の印象から大きく別の側面を見せてギャップの位置エネルギーを高めるパターンの3つ。

さらに、手間がかかっているキャラクター、お金と時間がかかっていると言い換えても良いんですが、大体存在のディテールが凝っていることが多いですね。
例えばジョジョの奇妙な冒険だと、登場キャラクター達の履歴書を書いて好き嫌い癖来歴性格の変遷など、とにかく細かく設定を付け加えることでフィクションの存在であっても、まるで実在しているかのように説得力を持たせる。

この点については書いているウチにディテールが精細になってきて立ってくるパターンもあり、必ずしも書く前に立てる必要はあるような無いような。最低限行動指針とか信念は決めておいた方が良いですが。

このあたりの話で行くと、やっぱヒットコンテンツのキャラクターメイクは超つよい。まず見た目のデザインが強く、一目を引きつつも深堀すると一層味が出る設定の強度があることがほとんど。おおよそパッとの思いつきでは出ない構造強度があるのでやはりプロがお金と時間をかけた強さがある感じ。

ポケモン、原神、ブルーアーカイブ、ウマ娘辺りはキャラ立てをストーリーテリングとニコイチできっちり組み合わせて設計と構築を行っているので、この辺はマジで参考になりますが原神とウマ娘はちょい時間を食うのが難点といったところ。特に原神のKAWAIIは完全に独自のセンスを構築していてちょーつよい。イベントサイトのアニメーションとかマジハンパじゃないんですよ。ハイセンスな童話ですらあるレベル。

おおよそ、原神はテンプレートを丁寧に直球でやる傾向、ブルーアーカイブはギャップ差を最大限活かすタイプ、ウマ娘がテンプレからちょっとずらして独自性を出す型ですね。あくまで傾向なので、各作品にも必ずしも作品の方針に沿ったキャラばかりってわけでもないんですけれども。

一つ言えるのは、じんるいの創作の積み重ねによって令和のコンテンツはウルトラ洗練されたトップコンテンツが各国から出るようになっているので、幅広く食わないと頭が固くなって良くないってとこかもしれない。

戦場へ

最近好きなのは詩人ウェンティ。
基本的にろくでなしみたいな扱い受けてるけど俺あいつの距離感保った優しさめっちゃ好きなんですよね。春風みたいな感じの。

今回はここまで、またな。

現在は以下の作品を連載中!

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ロボットが出てきて戦うとか提供しているぞ!

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パルプスリンガー、遊行剣禅のパルプ小説個人誌です。 ほぼ一日一回、1200字程度の小説かコラムが届きます。 気分に寄っておやすみするので、…

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