リバー流れないでよ、流れてよタイムライン
ごきげんよう。
今、観る映画が大渋滞していて合間を縫って観に行くことになりました。
メジャータイトル以外は油断するとすぐ終映してしまう。映画館も商売なので仕方ないですが、ダンジョンズアンドドラゴンズとかはもっと長くやってほしかったところ。
後回しにしていた岸辺露伴もほとんど終わってるし(明日観に行きます)、そうこうしている間に夏のインド映画覇権らしきKGFも終わりそうです。労働YAMETAI!!!
そんな中で今日はリバー流れないでよを観てきました。
冬の温泉旅館で、何故か2分だけが無限ループするという恐ろしい事態が始まってしまったシチュエーション。ごく普通の人たちがとにかく無限ループをなんとかするために奮闘するというすこぶる尖った設定のループ物です。
ループ物って、ループ時間が短くなればなるほど取れる行動も選択肢が狭まるので、ある程度期間をもたせるのがスタンダードですがこれは2分という短い期間を上手くフル活用して演出しているのがとてもおもしろい。
SFに理解のある人たちってわけでもないので、とにかく試行錯誤したり諦めて好き勝手やってみたり、どうせ元に戻るからと死んでみたり、とても自由。というか作家の先生自由すぎひん?あの人だけ終始ループをエンジョイしていたし、メンタルつよすぎる。
中盤ではループ物定番の、ループが抜け出せなくて殺伐とする場面もはさみつつ全員根が善人なので大団円に向かって走り出すし、最終的にきれいにまとまって未来へ…というテロップが脳内で流れるくらい爽やかに終わる。
壮大でも無いし、出てくる人たちは身近な等身大のキャラなので親近感も湧く。さっと観ていい気分で映画館を出られましたね。
出てくる人たちみんなキャラ尖っていて非常に印象的なんですが、出番少ないけど裏でずっと攻略進めていた理系板前氏と終始ループを満喫していた連載作家のおじさんが特にいいキャラしてます。
こういうのって普通作家の方が事態解決に貢献しません?でも頑張ったのは大体板前さんの方。彼がいなかったら解決していない。えらい。
この作品は映画館でなくても面白さが損なわれないタイプの映画なので、配信が開始されたら休日のゆるっとした昼下がりにでも是非どうぞ。映画館でももちろんいいぞ。
戦場へ
エンタメとして消化に体力がいる作品が多い昨今、気負わずに見れて爽やかに終わる、夏の生ビールみたいな作品でした。満足満足。
今回はここまで、またな。
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