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綺麗なハロウィン、逆噴射小説大賞、胡乱なハロウィン

10月忙しすぎない?

近年まれに見る綺麗なハロウィンだったウマ娘の方

ウマ娘のイベントストーリーって大体毎回かなり胡乱に寄ってるので、教科書めいた丁寧なストーリーテリングだったハロウィン回は丁寧に抽出されたコンソメスープみたいな味わいだった。

繊細な心の動きで物語を綴るというのは非常にむずかしく、実際それをやってのけているのはワザマエと言わざるを得ない。

各キャラの役割の無駄がなくて非常にきれいで、まるで完成されたピタゴラスイッチを見ているような美しさがある。

もっとも、ソシャゲの常でこういううつくしい物語を接種するにはちょっと手間がかかるのが難儀なところ。ウマ娘は慣れると数回程度ですむので楽な方なんだが、時間にすると3~4時間はかかるのでやっぱリソースコストとしては高い。アクションゲームが一本クリアできてしまう。しかも読まなかったら消えてしまうのでタチガワルイ。ここまでしないと中々読んでもらえないともいう。

第四回逆噴射小説大賞、はじまる

前々から公式から予告はされていたが本格的に告知が行われた。

今年は10月8日開始、800文字を3本までとのこと。
投稿したら別のに取り替えるとかは出来ないのでご用心。

過去の開催から今年を振り返ってみると、どうもトリガーが重くなりすぎたように思う。おもしろさとは…宇宙とは…真理とは…みたいになってしまって良くない。だらだら考え込んで何も書かないのが一番上達しないし、実際先生からも毎日練習しろって釘を刺されていた。

ところが困ったことに、どうも自分はなんか極限胡乱作品とかじゃないとニューロンが活性化しないらしい、読むのも書くのも。これはもう生まれついての性質なので、そういうのを探してたくさん読むしか無いかもだ。もちろん普通におもしろい作品だって好きなんだが。

なお、今自分の中で一番ホットな胡乱作品はファイナルファンタジーSです。

ファイナルファンタジーの二次創作ファンメイド作品なんだが、いま3000話以上でてる。3000話?そう3000話。しかもおおらかな時代にはじまった作品なので原作のネームドキャラが雑に死んだりして笑うしか無い。

毎話、溢れ出る胡乱!なかったことにされる伏線!場面転換は世界崩壊!1ツイートで全滅する敵幹部!とFFSじゃないと出来ない体験が盛りだくさん。

それでいて最新話の方だと作劇と胡乱が超絶上達していてめちゃくちゃにおもしろい。3000話書くのもすごいしネタの組み方もすごい。

ふつうの小説とかじゃおれはもう満足できないぜ……ってひと、オススメだぞ。

妖精王とチェイテピラミッド姫路城

ウマ娘のほうがきれいなハロウィンで終わった直後に、FGOのほうがチェイテピラミッド姫路城を再建築するとか言い出した。正気か?自分で平成に置いてきたっつったクセに。

もちろん、ネタとしては初出のタイミングが一番おもしろいわけだが、ソレはソレとして忘れた頃に出されると記憶の傷がひらいて実際死ぬ。さらに、他のキャラクターに見せつけてリアクションを楽しみのが楽しくなってきてしまっているのもある。

インターネッツでは顔のいい嘘つきのオベロンに見せたい勢が一番人気のようだ。気持ちはわかる一番いいリアクションしそうだもんな。

ところでチェイテピラミッド姫路城とはチェイテピラミッド姫路城である。SNSではここだけ話題になることがおおく未プレイのひとにも大きなキズを遺したりした。が。あれはじつはほんの触り、小手調べだ。

実際にイベントがはじまるといきなりゴジラ対メカゴジラのパロディがそのまんまアノ題字とオープニングで始まり、チェイテピラミッド姫路城よりでかい鋼鉄の女の子型機動兵器が出てくるしなんなら戦闘は降りしきるミサイルの中でやる。タイプムーンはハロウィンをなんだと思ってるんだ?

そして2021年、過去ハロウィンを総集編として振り返った上でまたやると言い出した。そのため同年のハロウィンキャラはチェイテピラミッド姫路城Withメカエリザと概念連結されることになったが、幸いなことにお脳のジャンル分けの柵が無いも同然なやつはめったにいなかったためチェイテピラミッド姫路城を登らされる関係ない作品のキャラとかはあんまり出なかった。あと大体オベロンがタゲ取りの妖精王となって犠牲になった。

ただし、俺のお脳はスパロボ形式で作品区分けとか無いも同然なのでたまたま同年にハロウィンやったせいでライスシャワーもチェイテピラミッド姫路城観光してるし周回にも参加している。

で、久々にチェイテピラミッド姫路城接種してわかったのが、上で書いた通りおれは胡乱を接種したひとのリアクションが好き。それはもうリアルフィクション問わず大好きだと気づいた。

さいきんは本当に物語の構造…ネコちゃん…ゲッター線とは…多次元世界とは…みたいなことばかり考えていて自分の創作の原点を投げ捨てすぎてしまった結果なにしてもたのしくない状態になってしまっていた。

当然ながら、他の人にも楽しんでもらうためには創作技巧の向上だって大事なんだが、そこを気にしすぎて何もかけない書かないのは人生的に良くない。なやんでいるあいだにじんせいが終わってしまう。

なので、ここを抑えると他の人が読んでも楽しい、というのを意識しつつ自分が楽しいことにまず立ち返りたいのだなぁ。

そういう意味で、物語としての面白さと、胡乱インパクトを両立しているニンジャスレイヤーとファイナルファンタジーSが先達として存在しているのは非常に心強く、実現可能なものであると勇気をもらえるのであるなぁ。FGO君は胡乱に振った回は物語そのものの面白さはじゃっかん雑になるきらいがあるので。胡乱と物語の面白さを両立しているのは大体ぐだぐだイベントのときなので経験値先生のワザマエが伺える。

戦場へ

定期的に自分の創作の原点とか原動力を再確認してエゴを強化するのはだいじ、というお話。

なんか迷ってしまった人は一回インターネットとか遮断して自分がほんとうに好きなことに立ち返ったりするといいかもしれない、ぞ。

今回はここまで、またな。

現在は以下の作品を連載中!

弊アカウントゥーの投稿は毎日夜21時更新!
ロボットが出てきて戦うとか提供しているぞ!

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