スマホの価値ってなんだと思う？

近年、なんでもスマホで済ませる人が増えている。
実際、なんでもスマホで済む。デジタルツールとしての役割で、スマホが全く出来ないことはほとんどないと言っていいだろう。実質ミニパソコンであり、極めて専門的な機能でなければ、人間が求めるような機能はだいたいスマホで済む。

では、スマホ自体の価値とは、なんだろう。
ゲームならゲーム機のほうが今のところ沢山できる。
インターネットならノートパソコンのほうが高機能だ。
写真なら、そろそろ一般人にはデジカメとスマホの差を認知するのは難しいかもしれない。
とはいえ、まだ数年先までは特化機にちょっと劣るくらいの性能がスマホのポジションだろう。
つまり、単独の価値だけなら専用機器には及ばない。
だが、皆持っているのはスマホの方である。何故か。

思うに、スマホの最大の価値はそれらの機能が集約されており、概ね一台あれば事足りるところだ。ネットとカメラとゲームと、あとメモとかミュージックプレイヤーとか動画閲覧などなど、スマホがあれば足りる。
しかし、大体なんでもできるのはノートパソコンも同じだ。最大の差は通話くらいだったが近年は当然ノートパソコンでも通話はできる。
が、ノートパソコンを欠かさず持ち歩く人間は少数派だ。街を見れば、それはビジネスマンとかノマド、後勉強をする学生くらいで大部分はスマホだけだろう。

なんでもなにも、パソコンは軽くなったとは言えでかいし重い。
後いちいち画面を開いて町中で開くのはいかにも不審過ぎる。カフェなどでなければ少々気後れしてしまうだろう。

つまるところ、スマホの価値はだいたいなんでもできて、軽く薄く持ち運び安いってとこがコアなわけだ。もっと突き詰めた機能が必要な人はパソコンとかSwitchを持ち歩くが、それは必要でなければやらない。そのくらい、携帯性が良くて一台で済む、という価値は大きいと考えられる。

戦場へ

ついでに年数が進むほど、性能の良いスマホがより安く手に入るようになる。まあCORONAとかワーとかでサプライチェーンがしっかちゃめっちゃかなので、数年くらいは値上がりするかもだが、もっと長期的な視点では性能に対しての値段は値下がりしていくだろう。

ありがたいことだが、デジタルガジェットが収斂進化してしまうのは、あれこれ買い漁っていたデジタルガジェットオタクの俺としては少々寂しいものがあるのも確かであった。

今後は折りたたみキーボードに注目したいが、これも完成形の商品が出てしまったのでやっぱりガジェットの進化に楽しみを覚えるのは今後難しくなるのかもしれない。

今回はここまで、またな。

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