AI技術と身近な犯罪運用

ごきげんよう。

AI、つかっておられます？ウチは相変わらず胡乱な幻覚を出力させることばかりに使ってます。現状ではそれが一番平和に練習できる使い方なので。
良し悪しはさておき、一度生まれた技術はそう簡単には死なない、それも将来的にはさまざまな便益につながると見込まれる以上、まあなくなることはなさそうですし。

しかしまあ、当然ろくでもない駄物な使い方もされていて、個人的に一番質が悪いなって思うのはスパムボット。Xとかでは特に顕著。
まだ現時点では、ＡＩ出力した画像を人力で選別して適当なプログラムで選択したワードを出して詐欺に連結するというできの悪い代物なんですが、おそらくこれらは遠からずもっと洗練された、人間と見まごう挙動をするボットが増えていくでしょう。

何せ生きている人間を使うのは本当にお金がかかる。
特にインターネット詐欺は工程が業務用途よりも単純なのもあり、ちょっとしたチャットボット程度でもひっかけられる奴は引っかかるわけで。
あと、巧妙だけどバカが引っかかる程度の巧妙さってのも質が悪い。
見抜いて逆に攻撃してくるような相手はバカバカしくて無視するし、引っかかる人は雑な出来の詐欺ＡＩボットでもまあ引っかかるでしょう。

2023年10月の段階では、まだ運用にコストがかかるため人間を置き換えるほどには至ってないですが、低コスト化したら真っ先に置き換えられるのは犯罪の末端、使い捨ての要員かもしれませんね。もはや犯罪組織のシノギですら人間の居場所がないのはいいのか悪いのか。

戦場へ

まあ、人間と簡単に見分けがつかないAIがインターネットを徘徊するようになった時、我々は人間を相手にしたいという欲求を著しく阻害されることになるでしょう。インターネットがいよいよスパムのソドムになる日も近し。

今回はここまで、またな。

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