Webサービスが逝く時。
Twitterが逝く、逝かないでウダウダしてるが、ぶっちゃけ今回の騒動ではそうすぐには死なないと思う。なぜなら基本サービスはもう完成しているので。
これが発展途上の未開発サービスとかだと、開発の中心エンジニアが軒並み抜けたら建築途中のまま放置される観光ホテルみたいに廃墟のまま手つかずで放置されていつの間にかアクセスできなくなるのもざらだ。世の中にはそうやっていつの間にかドメインが別のサービス(ならまだマシでフィッシング詐欺サイトとかに悪用されたりする)に置き換わっていたりする。
サービスを供給する基盤システムが完成している以上、即座、には無理にしてもサービス維持のための技術者は割りと換えが効いてしまう。そりゃ現行のシステムの仕様書を破棄したりアクセスロックかけたりサーバー初期化してバックアップを破壊したりすれば別だが、そんな事をするアホを雇う企業は居ないので常識的に考えればやめるにしても現行のサーバーに罠を仕掛けてやめるやつは早々いない。まあ常識にとらわれないやつはまあまあ世の中にいるが、それを引く確率はかなり低いと思われる。
では、Webサービスが逝くのはどういう時かというと、サーバーを維持できない時で、サーバーを維持できない時というのは会社が支払えるお金が無い時だ。とどのつまり、儲からない時である。
サーバーとかいうやつは何かと手間がかかりお金もめっちゃかかる。動かすだけでスマホとかとは比べ物にならない費用がいるのだ。んで、電気代、ないし仮想サーバーの運用費とかが払えなければ無常にも電力供給が止まりWebサービスは即死する。するがそこまでムキになってサービスを続けられるケースはまずなく、だいたい停電より先にサービス終了が告げられてふっつりといくえふめいになる。
Twitterの今回のケースでいうと、買収前はぽこじゃか赤字を垂れ流していたので、ぶっちゃけイーロン野郎が買収しなくても採算が合わなくなりいずれサービス終了を宣言しなくてはならない状況に陥っていた。イーロン野郎が今後経営を立て直せるかは未知数だが、Twitterを存続させる気だけはあるのでTwitter存続については旧経営陣よりはちょっとだけマシである。あくまでちょっとだけ。
戦場へ
まあ、おれもインターネット雌伏時代がながく、いくつものサービス終了を見届けてきたのでTwitterが終わったとしても心の墓石の一つが増えるだけ、と後ニンジャスレイヤー実況がしにくくなるのと一部の方と連絡取りづらくなるのはちょっとメンドクサイのでイーロンのスカポンタンには潰れず増長せずちょうどいい塩梅で経営していただきたいものです。
今回はここまで、またな。
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