コロナ下での申告な悩み、ネタ不足。とプリン。
CORONAはマジで色々な物をじんるいから奪っていったが、ネタにできる範囲で重大な損失、執筆のネタである。
インターネットやら電子書籍、動画サイト、それでも足りなければ紙の資料も沢山手に入るいい時代だが、それらの媒体はあくまで圧縮要約された濃縮還元ジュースなので生搾り100%に比べると色々足りない。特に写真とかは見栄え良く加工するのが当たり前になりすぎて、本物を見るとなんか彩度とか低くしょんぼりすることがあるという。本物の方がパッとしないとはさもありなん。
REALの体験はその場に足を運んで、今の年の今の自分が体験することに意義があり、サウナのレポートを100万本読んでも一回もサウナってなかったら頭の中のワヤワヤしたぼんやりイメージにとどまってしまうかもしれない。
とはいえ、なんでもかんでも体験レポート!とかやっていても身が持たないし時間も足りない。何事も自分の目的に合わせてバランスよくやるしか無い。戦争の話を書きたいからといって未経験の素人が現地に行くなど邪魔で迷惑もいいところだ。
だが、意思の選択に基づいた結果として外出する、しないはともかく、CORONA流行下ではそういうのは自粛を求められ不本意なウチに自宅にこもってひたすら起きて働いて寝るライフになってしまった。これは実際途方もない人類の損失だ。
仮に出勤についてまるで意義を感じないタイプの人間でも、行き来の風景や行き交う人々、ちょっとしたコミュニケーション、昼食を取る先の飲食店、帰りのちょい飲み、軽く銭湯によって…といったイベントがすべて破棄され、体験出来ないのである。
特に、自粛期間に社会人になった人は例えば、退勤後に風情のある呑み屋によって一杯やる経験は得る機会を先延ばしにされてしまった。自分の身で体験したことがないと、呑み屋を題材にしたフィクションなども解像度が荒く、面白さがわかりにくくなってしまう。
…というわけでタイムラインに流れてきた食べ物も、食べてみないと期待通りかどうかはわからないので食べに行きたいし、行った、というわけ。
東京駅から徒歩5分のこちらのお店で注文できるプリンは、どっしり固めの質感に程よい甘さのカスタード、そしてボリューミィな大サイズに加えて立地の割に良心的なお値段と大満足な内容だった。
東京旅行する時はぜひ選択肢に、ただし昼下がりには売り切れているのでお昼ごはん時に行くほうが良い。
戦場へ
まあ、引きこもらざるを得ない人間には中々エッセイのネタなんて降ってこないというワケ。同じ労働者でもほうぼうに出回って他者と接点を持てる業種の人とは雲泥の差である。
今回はここまで、またな。
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