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摂取する情報の取捨選択

ごきげんよう。

にんげんって今持っている知識と経験をもとに入力された情報を自己解釈する生き物で、自動的に脳内の情報に歪みが発生する致命的な仕様を持っているんですが、まあ割りと致命的な不具合。

情報を取り扱える、という生存上非常に強力なアドバンテージであるにも関わらず、脳内に入力されて再出力されるまでにかなり雑な圧縮と再変換が行われておりそれは当然おれも例外ではありません。

つまり、そういうもん、と踏まえた上で情報の取り扱いに留意しないとただひたすら自分が持っている認知の歪みに自分が振り回され続ける事態になってしまいます。

ついでに、個体レベルではどうあがいても認知の歪みによって自動的に変質してしまう情報をいかでかにして多少マシな状態に戻すかというと、言語コミュニケーションによる情報交換によっての認識補正なワケなんじゃないかと。

立場、年齢、体質、性別、職業、あらゆる差異が存在する個体間での情報伝達が行われる過程で処理される情報が洗練され、よりよい内容に修正されていく。ないし、コミュニケーションを重ねることで認知の歪みが多少補正されてちょっとはマシな判断ができるようになっていく。

もっとも、伝言ゲームなどという遊びがあるように伝達される情報は伝搬の際にまた違った変質を起こしてしまうので、まあ曲がった鉄を逆方向から叩いて見た目上まっすぐにしているようなものかな、と。

当然、曲がった方向により曲げる形での情報入力が行われてドンドン取り返しのつかない方向に行ってしまうケースなどもあり、それがいわゆるエコーチャンバーと呼称される現象なのかもとか考えています。

ゆいいつ、個人ができる予防としてはジャンルをまたいだ幅広い交流を持つ、違う考えでも思考停止ではねのけない、多角的かつ感情を交えない情報評価を心がける、なのかなぁと。

つっても年がら年中ストレスフルな情報にさらされるのも返って心身の健康に良くないので、多角的で客観的な情報源が持てると良い、というかそれが本来新聞とかニュース番組の存在意義だったはずなんですが、まー人間は入力される情報に行動を左右されるってのを悪用できると早々に周知されてしまったので今ではロクなもんじゃなくなってしまった。

おそらく、この速度でいくとそのあたりの情報キュレーションはAIがやることになり人間はその土壌を育てるための原資みたいになっていく、のかも。
そのあたりはもう進化が早すぎて全然想像がつかないですねぇ。

戦場へ

とまあ、情報が氾濫するなかで、選ばれる情報であり続けるのはとみに難しい。今んとこは生きてるだけでエライってことにしておきます。えらい。

今回はここまで、またな。

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