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寝不足の時の自分の気持ちは、しんじるなかれ

一般的なイメージとして、自分の思考や感情は体調や生活習慣に左右されず、一定のようなイメージがある。が、実態としては違う。人間の思考や感情などは置かれている環境や生活習慣、体調や睡眠の充実度、他者とのコミュニケーション量などによって変わってくる。

良く、人が変わったようになったとかいう話があるが、よくよく聞くと前の部分に、生活環境が大きく変わるような何かしらのイベントがあることが多い。特に結婚はそうだ。他者と同居するようになり、睡眠や食事量、他者との距離感などが変化するため表面化する行動パターンも大きく変わる。困ったことに他者と同居すれば必ずしも良い方向に変わるわけではない。独居のほうが精神的に安定するやつも普通に居る。

この事実において、意外と考慮されないのが、体調不良による一時的な思考と感情の悪化だ。基本的に体調が悪いほど人間は攻撃的になり、短慮になる。判断力も大きく落ちるため、ろくでもない行動に走りがちだ。もちろん、体質によって環境劣化に伴う体調不良からの行動劣化への耐性は個人差があり、日本人は災害が多いせいか多少の無理をしても大きく行動が劣化する人は少なめだ。だが劣化しないわけではない。

つまり、疲れている時やおなかが減っている時の攻撃的衝動や怒りは、健康な時よりも感情のボーダーが下がっているために生じている可能性があり寝たり飯を食ったりすると霧散する可能性がある。

そして困ったことに、にんげんはどうもそういう体調の悪い時の感情こそしんじつとかほんものみたいに感じるので良くない。これはお脳の認知能力が下がっているからもあり、ちゃんと飯食って風呂入ってゆっくり寝ると霧散したりすることが少なくない。

腹がたった時、やるべきことはまずインターネットを断って飯食って風呂入って寝るべきだろう。なんか時事世情におこでインターネット巡回を行い夜更かしし…よく眠れないとそれが自分のほんもののお怒りっぽく感じるが、別にそんなことはなく体調不良と寝不足が引き起こした一時的な衝動にすぎない、かもしれないからだ。

戦場へ

もちろん、体調整えた上でなお継続する怒りはその人にとって許しがたい真の怒りなので、それをどう取り扱うかよくよく考えないといけない。雑に周囲に撒き散らしたりするとじっさい社会的死が発生するが、一方で簡単になかったことにも出来ないのが真のお怒りだからだ。実に取り扱いが難しい。

今回はここまで、またな。

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