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君の人生に親の意見は必要なのか。

「親に反対されたので辞めます」
「親の為にこうしようと思います」
「親の気持ちを思うと無理でした」
「お母さんが〜、お父さんが〜」

一体、君は誰の為にどんな人生を送っているのか。

今日は切っても切り離せない親子関係の話をします。

このnoteを読む人は親の壁を乗り越えたいけど乗り越えられない人や、親と意見が合わず親子関係があまり上手に行っていない人ではないか。
もしくはめちゃくちゃ仲が良いが故に親の期待を裏切れず、自分の行きたい道ではなく、親の期待する道を選んでいる方だろうか。

少なくとも自分のやりたいことを無条件で応援してくれる人はこのnoteを読まないだろうし、読む必要もないと思うので読むのを辞めて貰えたら。

君の人生に親の意見は必要なのか

というテーマで書くからには親子関係に関して書く。

なぜこのテーマを選んだのか。
それは自分自身が一番、親子関係に悩んでいるから。

実は就職しないことにして、自分で事業を立ち上げて独立準備を進める為にかれこれ10日以上、家に帰っていない。そしたらめちゃくちゃ親に怒られている。「どこで何をしているんだ、危ないことをしているんじゃないだろうな」「お前は24歳だぞ、周りを見て早く就職して稼げ」そんなことばっかりの日常。

結構、自分なりに苦しいんですよね。マジで。言葉は違えど、親との関係性に悩む人はいると思う。だからこそ、自分の経験がヒントになればと思い書く。

3000文字くらいに要点を絞って書く。

まずは自分の生い立ち、親の期待を裏切った話、親という生き物、自分が親とどう向き合うべきか。という感じで書くことにする。

◯自分の生い立ち

僕の父は日系の大手企業に勤めてもう直ぐ40年になる。
同じ会社に40年間勤めて自分を育ててくれた。

母は途中で会社を辞めてパートをしている。
自分で自分のお金を稼いでいる感じ。

そして僕は1人息子として生まれてる。
親には感謝の気持ちしかない。
親がいなければ自分はテニスにも出会えていないし、大学にもいけていない。世間一般で見たら普通の暮らしは担保されていた。浪人も出来たと考えると普通以上と言えるかもしれない。

学校に行けない子や、親に暴力を振るわれてしまう人もいる世の中で考えると、僕は充分過ぎる程に恵まれていた。
きっと一生をかけて恩返しをしていかないといけないと思ってるし、老後の資金とかは自分が準備をしようと思ってる。

◯親の期待を裏切った話

僕は随分と親の期待を裏切ってきたのかもしれない。
最寄りの高校に行けば良いのに少し離れた高校に行って余分に定期代とかを貰ったり、行ける大学に行けば良いのに嫌だと言って浪人を選択したり。「浪人したい」って言った時は親は泣きかけてた。泣いてたかも。
大学でも「英語を勉強する」って言ったのに全然しなくて部活動を選んだり。比較的親の言う通りには生きてきたけど、要所要所で怒られてるが嘘をついて誤魔化してきた。

そんな中で最大の裏切りは去年だと思う。
「内定3社から貰ったけど全部辞退して休学したいんだ」って親に伝えた。
休学したかった理由は色々あるけど、内定辞退をしたかった。

多分、人生で最大に怒られた。
僕は関西学院大学という大学に通ってる。
この大学をどう捉えるかは分からないが、そこそこ優秀。
そんな定義が相応しい大学ではないだろうか。

進学校に通って就職する。超王道ルート。

僕が選んだ道は内定を辞退して休学すること。

「お前を何の為に育てて来たと思っているんだ」
「お前は今就職しなかったり不幸になるぞ」
「お前がやりたいことで生きるという程、世の中は甘くない」
「綺麗事を言うのはいい加減にしろ」

どれだけ話しても認めてくれることも応援してくれることもなかった。
母は半泣きになってたし親父は毎日怒鳴ってた。

「どうして、自分のやりたいことを言ったらこんなに怒られるの」かと思った。自分の意思を身近な人に理解して貰えず否定されて、親の感情に負けそうになって、でも自分の心は違う道を選択したいと思ってた。
心の葛藤が苦し過ぎて、夜の公園で1人で大号泣してたこともある。

何に悔しいのか分からなかったが涙が止まらなかった。

結局、最後まで親が休学と内定辞退の話を応援してくれることはなかった。

「隣の〇〇君は、君は社会人2年目の年を迎えて学生をしたいとはどういうつもりだ、就職で不利になるだろうが!」そんな発言もあった。

親はいつも自分を自分の理想じゃ無くて、誰かと比較したり、世間と比較したりしてた。これが結構、悲しかった。自分は自分で決めたいだけなのに。

最後は親の言う通りにしようと思ったけど、やっぱ辞めた。

だから「内定辞退するから、休学するから、印鑑だけ押して」
そう言って貫き通した。

それを言い切った時、母は自分の目の前で泣いてた。

◯親という生き物

親という生き物は子に沢山の愛情を注いでくれる。
時には自分よりも優先したり。
無限にお金を自分の為に使ってくれてる。
僕はどれだけ大好きな彼女がいてもこんなに時間とお金を使ってあげることは出来ない。どんな時も最後は見方でいてくれるのが親。

だからこそ、難しいことがある。
親は感情で生きてる。故に感情で自分に接してくる。

何が言いたいか。
論理的に説明しても基本的に話が通じない。
感情で訴えられてる。

大事な我が子の為を思って、意見を無限に言う。
「お前の為を思ってるんだ」という言葉を無限に使う。
お前の為にというのは本質的には違うと思う。
本人の為を思うのであれば自己決定させるのが大事。

正解を教えると思うけど、親に教えられた正解は親の道をなぞるだけだ。

あまり風刺画を使いたくはないが本質的だと思う。
僕達は型を自ら描けないのだろうか。

生きている時代も違う。触れてる情報も違う。
そこを自覚して自分を1人の人として向き合ってるか。
残念ながら子供として見ている。感情移入してる。

例えるなら、誰がどう見ても別れた方が良い状態なのに、彼氏に依存している彼女みたいな感覚だろうか。彼氏を1人の人して見てれば論理的に別れることも可能だけど、感情が入り過ぎて別れることが出来ない。

親子関係もそんな感じだろう。
論理的に接することが出来ない。

◯親とどう向き合い生きるべきか

僕は親には感謝をして生きるべきだと考える。
子供の出産から大学にかかるまでの平均費用は2000万円から3000万円と言われている。そこに対する感謝は絶対に忘れてはいけないし、かけて貰った分以上のリターンを返すのが恩返しだと思う。
ただ、20歳を超えたなら親は親として見るのではなく、人として見るのが大事だと思う。

親は親じゃない、1人の人として接する。

「親に反対されたので辞めます」
「親の為にこうしようと思います」
「親の気持ちを思うと無理でした」
「お母さんが〜、お父さんが〜」
冒頭に戻る。これを言う人は「誰の人生を生きてるのか?」

『誰かの為に生きる」のは大事。だけど、それで自分の為に生きれないのは意味がなさすぎる。「君は誰の為に生きているのだろうか?」

「誰かの為に生きる」のであれば、全員がボランティアをして生きれば良い。でも、みんなそれはしないよね。理由は「自分の為」という理由があるから。別にそれで良いじゃないか。

「親の為に生きる」ことは他者貢献でもない。自己犠牲。

親の為に生きた人は、親が先に死んだら次は誰の為に生きるのか。
きっと今度は「子供の為に」って生きるんだろう。

一体、君はいつになれば、自分の為に生きるの?

自分の人生を生まれてくる子供に背負わせるなよ。

だから僕は親は1人の人として接することが大事。

感情だけで見るのではなくて、論理的に意思決定をしよう。
親は親である前に、1人の人である。

親不孝と言われるかもしれない。
でも僕は自分が自分の為に生きて、結果を出して親孝行すれば良いと思う。
親の為に生きることを親孝行と履き違えないようにした方が良い。

少し尖ったけど、事実だと思う。
何か、自分の考えが学びに繋がると嬉しい。

自分の為に生きて人は初めて誰かの為に生きれる。
誰かの為に自分の気持ちを押し殺して生きるのは違う。
僕はそう考えます。












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