自分サルベージ④~3つの要因~
こんなことで悲しめる自分
こんなことでも笑える自分
こんなことで苦しんでいる自分
政治的なことに興味のある自分
最近の音楽とかも知ってる自分
ちょっと変わった奴な自分
今まで通りのことをしておきたくない自分
こんなところにもいったことがある自分
こんな人とも知り合いな自分
どれもこれも、周囲から自分がどう映るかが僕の行動基準だということに気づいた。それはマウンティングでもある。しかも意図的ではなく、ごく自然にオートマティックにそれを行うのだ。
だから、自分が心底思っていることや欲していることではない。
これが、自分が自分ではない人生を作っている。
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サルベージ作業を経て、今のところ以下の3つが自分の無意識領域を構成する要因だということにたどり着いた。
1つ目は「真面目でまともな自分」
2つ目は「マイノリティである自分」
3つ目は「甘やかされている自分」
僕は、環境にも、人にも、能力(器用さ)にも恵まれて生きてきた。
二人の兄弟に比べて、僕は真面目(ぶっている)な子だった。
だからよく「お前は真面目が取り柄や」と言われてきた。
知らず知らずの間に、僕は自分の中の”真面目な自分”を作り上げていた。
そこそこやれば、割と何でもそこそこできた。
成長するに従って、それを内在化させ、人と比べるようになった。
真剣にしたり、努力したりしているふりだけでやり過ごしてきた。
でもある時、自分がまともではないということに気づいた。
それを隠すように生活することになった。
抗ったり、別の道を切り開いたりすることはしなかった。
自分のエネルギーを使ったり、身を削ったりしなかった。
逃げてごまかして嘘をついた。次第にそれに慣れていった。
そして、今の自分が出来上がった。
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僕は、ずっと苦しんできたわけではない。悩みぬいたわけでもない。
でも、不意にこの世の中に絶望する。力がなくなる。
エネルギーがEnptyになる。
そこそこ友だちもいて、そこそこな働いて、そこそこ遊んで、そこそこいろんなことに取り組んで、そこそこいろんなことに興味を持って、そこそこ生きている。
あぁ、そうや、僕は、自分のことを認めていない。
ずっと、自分のことを自分の判断だけで、自分らしくあること認めることができていない。
複雑に絡み合った、上記の3つの要因はほかの要因を巻き込みながら、巨大化している。
そして、今でもずっとある。
これが、休職して行ったサルベージ作業の結果だ。
この次は、自分にまとわりついた鎧や鱗や錆を一つずつとっていく作業をしていきたい。
その先に自分らしくあるということがあるはずだから。
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