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パーパスの制定

パーパス制定のアプローチ・プロセスについてです。

1)アプローチは2つ

まず大前提として、企業はなんらかの「不」の解決によって必要性を作りだし、世の中に存在しているはず。大なり小なり「社会課題」を「企業の強み・ビジネスモデル」で解決しています。そこには、それを解決したいと願う想い「志」があって、=それが存在意義「パーパス」であると言えると思います。そこにアプローチするには、①もともと存在していたそもそもの「創業の志」から、という方向と、②強みを生かして新たな「社会課題を解決する」方向があるのではないか。それがこの図です。

パーパスの捉え方

2)創業の志からのアプローチ

「創業の志」からのアプローチを考察します。年月が経つにつれ、そもそもの創業の志が、薄れたり、いつの間にか意味が変わってしまっていたりします。また自分たちが変わらずとも、社会は変化しますので、ずれてきてしまうこともあると思います。
▶そもそもの「創業の志」の本質的な意味合いを理解する
▶「創業の志」の不変的な価値をみつける
▶その価値が今の社会にどのように活用できるのか?
図で示した二つの輪の交わっている部分を深く掘り下げて理解するというアプローチが①です。

アプローチ1

3)新たな社会課題を解決するアプローチ

社会課題とパーパスの関係性はとても密接だと思います。

社会課題とパーパス

この図は社会課題とパーパスの関係性を示したものです。「これからはSDGsだ!」とか、「CSVは古い考え方だ!」とか変な議論を多く聞く機会があったので、Rashiiなりにまとめてみました。社会課題を解決するには、まずは社会課題を正しく捉える必要があるかと思います。その時にSDGsなどのガイドラインは指針になると思います。そこから何を重要課題として真っ先に取り組んでいくのか?その方針策定は重要です。その方針に沿ってどんな社会を創るのか?わかりやすく存在意義を示しエンジンとなるものがパーパスで、それによって生み出される価値が共通価値CSVなのではないかと、言うことを示しています。

画像4

4)まとめ

すごく簡単にまとめてみましたが、アプローチ①から進んでいくとアプローチ②になった。アプローチ②から進んでいくとアプローチ①になったということもあるかと思います。両方アプローチから考察していくのが一番いいのかなと思っています。

パーパスの捉え方の参考にRashii™も見ていただけたらと思います。


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