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「もはや反抗期。」について思うこと

我が娘が2歳になり少し経った。
御多分に洩れず、絶賛「イヤイヤ期」の真っ只中である。

こんなことは比較すること自体がナンセンスだが、それでも僕は子育てに対しては真剣に向き合っている方だと自負している。
「イクメン」という言葉に対しては少々思うところはあるものの…一括りにするならば、きっとそれなのだろう。


今日は、ここ最近2歳児から浴びせられた罵詈雑言ばりぞうごん集の中から厳選した3つの言葉をお届けする。


①「パパじゃないよ」


主として発せられる場面は、
・娘の歯を磨こうと膝に乗せようとする時
・ドライヤーで髪を乾かそうとする時
・車のチャイルドシートに乗せようとする時
など。

決して「貴方の事を私の父親として認めたわけではない」というような意味ではない。

当初はこの言葉に面食らったが、どうやら「パパじゃなくてママにやって欲しい」という意味合いのようだ。
真意が分かってからは、ぬいぐるみ(熊)に協力を要請しお茶を濁してきた。
熊が歯ブラシやドライヤーを握っている(ように見せかけた)状態で事を進めてきたのだが、最近はその偽装も見破られてしまった。
「パパじゃないよ」に「クマちゃんじゃないよ」が加わっただけだ。

僕と熊の「じゃない方の家族」2人で涙を呑んで過ごす日々。
しまいには熊のぬいぐるみで殴られることもある。


②「はなして/やめて」


主として発せられる場所は、買い物で訪れた店および駐車場。
やはり2歳児が走り回る場所としては不適切。

危険だし迷惑がかかるので、おとなしく歩けない場合は抱きかかえることになる。

これについては「言われてショック」という性質のものではない。
もちろんショックはショックなのだが、第三者的な視点で想像して欲しい。

マスクに薄っすらサングラスの男が女児を抱え、その女児が「はなしてー!やめてー!」と大声で泣き叫んでいる。

見る人によっては「あらあら^^」で済むのだが、見ようによっては誘拐・連れ去り事案。

「やめてー!」はこっちのセリフだ。
出来れば娘には自重して頂きたい。


③「メロメロパンチ」


これは少々解説が必要になる。

メロメロパンチとは、アニメ『それいけ!アンパンマン』に登場するキャラクター、メロンパンナちゃんの必殺技。

メロンパンナちゃん

アンパンマンポータルサイトの“なかまのしょうかい仲間の紹介によれば、

こころ やさしい おんなのこ。
だれでも メロメロになる メロメロパンチを つかう。

とのこと。

ばいきんまん平仮名が正式表記等のイタズラに対してメロメロパンチを繰り出し、対象者をメロメロにすることで無力化する。
いわば色仕掛け的パンチ。

…という発動条件、対象者がどうなるか、といった細かい説明を無駄にするが如く、我が娘はシンプルにパンチただの打撃として攻撃してくる。

上述①と同様のタイミングで
・娘の歯を磨こうと膝に乗せようとする時
・ドライヤーで髪を乾かそうとする時
・車のチャイルドシートに乗せようとする時
などに「パパじゃないよ」のあとにぶん殴られる。

めおめおーーーぱーーーーんちメロメローーーパーーーーンチ」の叫び声と共に。

メロメロどころではない。

力加減の概念が無い2歳児の放つパンチは、皆さんが思い浮かべる2.7倍程度の攻撃力がある。
シンプルに、痛い。

メロメロパンチはその効果を熟慮した上で、意中の相手にでもお見舞いして頂きたい。
まぁその相手には僕からパンチをお見舞いする一発殴らせろ、的なやつ可能性があることも否定はしないのだが。


「パパだいすき」などと言っていた、あの頃の娘は一体どこへ行ってしまったのだろう。
「イヤイヤ期」というより、もはや反抗期。

…などと言うと大げさだが、そのうち収まるのだろうとも思う。

それよりも、十数年後に「本当の反抗期」が来ることが恐ろしい。

 「パパの洗濯物と一緒に洗わないで」
 「パパの入った後のお風呂は嫌」

といったリアルなやつで心が折れる日がきっとくるのだろう。
僕専用のセカンド洗濯機とセカンド浴槽を買うための貯金でも、今から始めておこうか。

20年以上前に自分が親にぶつけた反抗期の報いとして。


#バイク盗んだり学校の窓ガラスを割ったりはしていない
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