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本当の友だちかどうかの見分け方【生きる技法】

こんにちは、らるです。

先日、こちらの本から
「自立とは多くの人に依存することである」
という話をしました。

これは、簡単に例を挙げて
説明すると

依存先が親しかいない人の場合
親から「お前をもう助けない」と言われたら
生きていけなくなってしまいますので
親に従属せざるをえません…が

他にも依存先が沢山ある人
親から「お前をもう助けない」と言われても
自分なりに必要に応じて
助けてもらう先を選ぶ
ことができます。

ですから、
自立=依存先を沢山作る
ということになるわけです。

なので、いざというときに
頼れる友達を作ろう…となります。

困ったときに助けてくれる友達が
多くなれば、自立に近づいて
いきます。

今日はその「友だち」の
条件を見ていきます。


では、「友だち」とは?

【命題1-6】★友だちとは、互いに人間として尊重しあう関係にある人のことである

P40

お互いに尊重し合う…なんだか、いい感じが
しますよね。

では、ここでの「尊重」とは
何かと言うと…

相手の考えていることや感じていることを、正しく認識するように双方が心がける、ということです。自分で相手について勝手な像を捏造して、それを押し付けるなら、それは相手を侮辱していることになります。

P40

ここが、中々難しいところです。

尊重というのは難しいんです。

「考えていること」「感じていること」を
正しく認識するように双方が心がける

その相手が「言葉にしていること」
ではなくて
「考えていること」「感じていること」を
正しく認識する必要がある
わけです。

言葉の裏に隠れたところまで
認識しようとする必要があります。

しかもそれを「双方」がやる必要が
あるんです。

これが成り立つ関係は
私の経験の中でも非常に
数が少ないと感じています。

例えば、私が以前交際していた相手との
関係を思い出してみると

私の交際相手は
交際相手自身の考えていること、
感じていることで
いっぱいいっぱいになって
しまっていて
私がそれをひたすら聴く…という形に
なってしまっていました。

私の「考えていること」「感じていること」を
聴いてもらう余裕はなかったんです。

つまり

お互いを尊重し合う関係には
なっていなかった
、ということですね。

結果、私の方が消耗してしまい
関係を続けることができなくなりました。


友だちを作るには健康が必要?

友だちを作ろうと思えば、まず

相手の考えていること、感じていることを
正しく認識するように心がける

ことが必要になる、とお話しました。

これは、正直に言って
「余裕の無い人にはできないこと」
だと私は思います。

今がツライ、助けて欲しい

と思っている人は

相手の言葉に耳を傾けることだけでも
難しいでしょうし、

さらに言葉だけでなく、その奥にある
本当に考えていること、感じていることにまで
思いを巡らせる余裕は無い
でしょう。

ですから、例えば
依存先が親しかおらず
しかも親との関係性が悪く
ツラい立場にいる…という人は
当然余裕がないので

友人ができず=依存先が増やせず
結局、ツラい従属を迫られ続ける


ということになってしまいます。

そういった状況から抜け出す手段が
あるとすれば、
まず健康を確保することだと
私は思います。

心の健康は、大きな部分、身体の健康と
繋がっています。

基本的な話ですが
しっかり寝て、しっかり食べて、身体を動かす
身体の健康を得れば、
心にも余裕が出てくる
はずです。

その状態でなら、友だちを作るベースは
できると思います。

その上で、人と接することです。
まずは、自分から相手を尊重することです。

その上で、
「尊重」してくれない相手とは別れ
「尊重」してくれる相手とは
しっかりと関係を深めて
いけば
「友だち」ができることでしょう。

「友だち」が増えていけば
自立に繋がっていくんです。



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