【第二巻】(神奈川)江ノ島の洞窟探検
海を眺める会を前日に結成し、江ノ島へ行くことになった。ちなみに、海を眺める会はこれっきりの活動になる。設立24時間も保たなかった。
今回海を眺めることにしたのは、ひとえにメンバーの1人が海好きだからだ。まあ今回の小旅行は、その人が「誰か明日お出かけしよう」って言ってたのが始まりだから、その人に合わせていくのが普通だろうと思ったのである。付け加えて、残りのメンバーにとって目的地はどこでも良かったことにも留意すべきだろう。
しかして私たちは電車に揺られ、はるばる江ノ島に行ったのだ。
まず最初に海鮮丼を目指した。江ノ島のしらすが有名なことは人口に膾炙している。
ここで私は、「江ノ島丼」なるものを頼んだ。サザエの卵とじにしらすが絡まり、美味だった。
「北海道行って海鮮丼を食べたい」と言っていた者がいたが、北海道に行かずして海鮮丼を食べることができたようだ。
時間がないので、すぐに洞窟を目指し歩き出した。その途中、お腹がパンパンなのにも関わらずお団子を食べるか迷った者がいた。悩みに悩んだ結果、食べることを諦めていた。
江島神社の鳥居をくぐると、おみくじが置いてあった。なぜか全員で引くことにした。旅行というのは怖いものである。こういう謎のノリが出てくる。
小吉である。「待ち人:道に妨害があって来られないでしょう。」前から思っていたのだが、この待ち人というのは一体誰のことなのだろう。私は誰を待っているのだろう。
時間がないことを思い出し、再び歩き出す。階段が急な上に上下が激しい。後日談だが、翌日この階段昇降のおかげで久しぶりにふくらはぎが筋肉痛になった。
途中途中海に見とれて立ち止まりつつ(疲れたから立ち止まったのではない)、洞窟に到着した。
↑ここを進むと入り口に着く(入り口の写真は撮ってない)
入場料は500円。今は工事していて、そのせいだったか忘れたけど蝋燭が使えなかった。それでも十分楽しめたので江ノ島観光の際は行ってみてほしい。
↑与謝野晶子の言葉。
↑色々仏像がある。
↑天井の低い場所があって、低身長大勝利だった。
洞窟内は湿度が少し高く、風が来ないので暖かかった。謎に龍がいて吠えていたのが遊園地みたいで面白かった。
洞窟から出て、海の方へ寄り道。釣りをしている人がいた。何が釣れるのだろう。海魚。
帰り道は恋人たちが鳴らす鐘を見学して、錠前が売られているのをみて、もし別れたらちゃんと錠前取りに来るのかな?とか言って島を出てきた。
江ノ島は鎌倉のついでになりがちだけど、単体でも一日潰せそうなことが分かりました。また行きましょう。今度は水族館もありだなあ。
P.S.その日の天気は程よく曇りで良い光が撮れた。夕日です。
めでたし、めでたし。と書いておけば何でもめでたく完結します。